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更新日:2022.07.09 / 掲載日:2022.07.05

CX60正式発表【2】エクステリア

マツダの“次”を占う新世代SUV「CX-60」。
その国内仕様車の全貌が明らかになった。
予想以上の性能と魅力十分な価格設定、
相当な人気を集めるのは間違いなさそうだ。

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

MAZDA CX-60『エクステリア』

タフさの中に知性を織り込む
深化した魂動デザインを注入
 CX-5とボディ側面を比較するとCX-60のプロポーションの特徴が分かりやすい。リヤエンドで合わせるとフロントピラーの位置がほぼ等しく、CX-5に対して後輪の位置は若干前で、リヤオーバーハングも長め。フロントオーバーハングは短く、前輪が前方に位置する。大雑把にはフロントピラーから前部を前輪ごと15㎝くらい前に伸ばしたような感じだ。CX-5に対して全長は165㎜長くなるが、キャビンの拡大には寄与していない。FF車とは明らかに違うことが一目で分かる。
 また、フロントマスク周りを絞りウェッヂ感を強調するCX-5とは対照的に、水平基調のベルトラインからフロントエンドへの連続性を持たせていることも特徴。ベルトライン付近の切り返しも後下がりのCX-5に対して、前下がりになる。魂動デザインの共通性と独自性を感じるスタイルだ。
 ヘッドランプ周辺はさりげなさの中にもどっしりとした造形を強調。ホイールまわりのクラッディングはグレードにより塗色が異なるが、面積が控え目なこともあってプレーンな黒素地でも悪目立ちしない。上級モデルに似合う風格と洗練さを巧みに融合していることも注目点のひとつだ。

XD Exclusive Mode

●主要諸元(XD Exclusive Mode 4WD)
●全長×全幅×全高(㎜):4740×1890×1685  ●ホイールベース(㎜):2870 ●車両重量(㎏):1890 ●パワーユニット:3283㏄直列6気筒ディーゼルターボ(231PS/51.0㎏・m) ●WLTCモード総合燃費:18.3㎞/ℓ ●燃料・タンク容量:軽油・58ℓ ●最小回転半径:5.4m ●タイヤ&ホイール:235/50R20

エッジを効かせたデザインが印象的な10本スポークの20インチアルミホイール(シルバーメタリック塗装)を装着。

XD-HYBRID Premium Sports

●主要諸元(XD-HYBRID Premium Sports 4WD)
●全長×全幅×全高(㎜):4740×1890×1685 ●ホイールベース(㎜):2870 ●車両重量(㎏):1940 ●パワーユニット:3283㏄直列6気筒ディーゼルターボ(254PS/56.1㎏・m)+モーター(12kW/153Nm) ●WLTCモード総合燃費:21.0㎞/ℓ ●燃料・タンク容量:軽油・58ℓ ●最小回転半径:5.4m ●タイヤ&ホイール:235/50R20

XD系に共通する同意匠の10本スポークホイールだが、ハイブリッド車はブラックメタリック塗装となる。

XD-HYBRID Premium Modern

●主要諸元(XD-HYBRID Premium Modern 4WD)
●全長×全幅×全高(㎜):4740×1890×1685 ●ホイールベース(㎜):2870 ●車両重量(㎏):1940 ●パワーユニット:3283㏄直列6気筒ディーゼルターボ(254PS/56.1㎏・m)+モーター(12kW/153Nm) ●WLTCモード総合燃費:21.0㎞/ℓ ●燃料・タンク容量:軽油・58ℓ ●最小回転半径:5.4m ●タイヤ&ホイール:235/50R20

撮影車のボディカラーは、マツダ独自の塗装技術「匠塗(TAKUMINURI)」を用いて開発された新色の「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」。
XD-HYBRID車とPHEV車のモダン系グレードには、切削加工が施されたブラックメタリック異形20インチアルミホイールが装着される。

25S S Package

●主要諸元(25S S Package 2WD)
●全長×全幅×全高(㎜):4740×1890×1685 ●ホイールベース(㎜):2870 ●車両重量(㎏):1680 ●パワーユニット:2488㏄直列4気筒DOHC(188PS/25.5㎏・m) ●WLTCモード総合燃費:14.2㎞/ℓ ●燃料・タンク容量:レギュラー・58ℓ ●最小回転半径:5.4m ●タイヤ&ホイール:235/60R18

他グレードと基本スタイルは共通だが、ガーニッシュ類やホイールアーチのクラッディングは材着加工(ブラック)が施されている。
標準車とSパッケージ車には、ツインスポーク意匠の18インチアルミホイールを装着。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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