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掲載日:2021.02.13 / 更新日:2021.03.17

ステップアップ乗り換え術

乗り換えイメージの画像

春は別れと出会いの季節といわれるが、それはクルマも同じこと。この時期、愛車を手放し、新しい愛車へ乗り換える人は多い。時期的には決算期も重なり、さまざまな面で悩みや不安もあるだろう。気持ちの面でも金銭面でも、愛車と充実した別れと出会いができるような乗り換えをするのための方法論を展開していく。
(掲載されている内容はグー本誌2021年3月号の内容です)

決算期であることも考慮に入れて行動する

 4月からの新生活に備えて、2-3月頃から愛車の乗り換えを検討する人は多い。生活パターンの変化に合わせ、必然性にかられてという人もいるだろうし、心機一転、ずっと欲しかったクルマをこの機会にゲットしたいという人もいるだろう。
 しかし、ただ思いに任せて買ってしまうには、クルマは少々高価過ぎる代物だ。どんな車種にねらいを定めて、どんな物件を、どのような販売店で買うかなど、しっかり検討し、購入計画を立てたうえで行動したい。
 また、3月といえば決算期でもある。決算期は、新車業界にとっては書き入れ時だと知られているが、中古車業界ではどうなのか。そのあたりも知っておいて損はない。
 さらに、それなりの金額を出して愛車を乗り換えるのであれば、憧れのモデルを手に入れたり、これまで乗っていたモデルよりランクアップしたいと思うのがクルマ好きの心の常。乗り換え時の注意点やタイミング、そして中古車購入だからこそ実現できるステップアップのパターンなどを考えたい。そのロードマップとして、今回はクルマの賢い乗り換え術を紹介していこう。

今、愛車は何年乗る時代か?

Q.乗り換え前の愛車に何年乗っていましたか?

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愛車保有期間は長期化の傾向
2020年のデータで最も多かったのが「10年以上」という答え。次点は「5年未満」となっている。2019年と比べると、前者は増加、後者は減少となっており、全体的に見ても、愛車保有期間は年々長期化していることがわかる。

Q.最初に乗り換えを考えたタイミングはいつ?

棒グラフ画像

購入後わずか1年で考える人も
ユーザーが乗り換えを決意したタイミングに関しても、やはり「購入後10年以上」という項目がトップになった。全体的に「保有期間」に似たデータ比率となったが、「1年未満」で乗り換えを考えた人が多かったのが印象的だ。

※使用したデータ『カーユーザーレポート2020』は、自動車を所有するユーザー6181人に対して2019年12月に実施されたアンケート結果をまとめたもの。グラフの%の値は小数点第2位以下を四捨五入しています。

「憧れのクルマに乗りたい」中古車だから実現できる! ステップアップ乗り換えシミュレーション

クルマイメージ画像

新しいクルマに乗り換えるのは楽しいことだし、そのクルマを手にしたことで新生活に胸躍ることもあるだろう。そこでここでは、普通に乗り換えるのではなく、現在の愛車からランクアップしたクルマへ乗り換えることを推奨していきたい。中古車なら理想的な乗り換えが実現可能だ。

膨大な選択肢から理想のステップアップができる

 国産車は技術的に進歩したうえ、信頼性も高められたことから、10年弱であれば古さを感じることなく、大きな故障もせずに乗り続けられるようになった。そのため、クルマの乗り換えサイクルは年々伸びているわけだが、それでも乗り換えのタイミングはいずれやってくる。そのときにどんなクルマにするか、慌てて選択を誤らないよう、次の愛車はなにを基準に選ぶべきか、シミュレーションしておきたい。
 ここに挙げたパターンはほんの一例だが、たとえば結婚する、そして子どもが産まれるといった長期的なライフプランを考慮するのもいいし、それまで所有していたクルマより上級の車種に乗り換えて、より高い性能を求めるのもいいだろう。自分のライフスタイルの変化を想定し、それに合ったタイミングやニーズを見極めることで、欲しいクルマが絞り込めるし、いざ乗り換え! というときでもスマートに新しい愛車を手にできる。しかも、新車とは比較にならないほど選択肢が広がる中古車なら、あらゆるステップアップのシチュエーションに適した選択が実現できるというわけだ。

【CASE 1】同じブランド内で車格を上げた選択を

生活はどう変わる?
 乗り換え時に現愛車よりもランクアップしたいと考える人は多い。おおむね上級モデルはボディサイズが大きく、デザインの見栄えがよくてインテリアの質感も高い。動力性能にも余裕があり、乗り心地や静粛性といった走行時の環境についても十分なコストを投入して開発されているので、あらゆる場面で爽快かつ快適にドライブできる。それゆえ車両価格は高額となるが、対価に見合ったバリューがステータスシンボルとなって、より高い満足感が得られる。

コストはどうなる?
 上級移行にもさまざまなパターンが考えられるが、購入時の初期投資はもちろん、ランニングコストがアップするのは必至だ。排気量が大きくなれば毎年支払う自動車税、車検時に支払う重量税なども増額となる。タイヤが大径になれば交換時の費用もかさむ。現愛車よりも排気量が大きいクルマに乗り換える場合は、燃料消費量が増加する。そのほかにも購入時は、ボディサイズの拡大によって変わる運転感覚や自宅の車庫に入るかといったことも確認すべきだ。

  • レクサス ISの画像

    中古車中心相場 170万から400万円

    [レクサス]IS(現行型)
    現行型で2代目となるスポーティなコンパクトモデル。同ブランドのエントリーセダンながら、2.0から3.5Lの複数のエンジンや8速AT仕様などさまざまなグレードが用意される。

  • [レクサス]GSの画像

    中古車中心相場 140万から420万円

    [レクサス]GS(最終型)
    長年販売され続けてきた大型セダンだが、2020年8月に生産終了。ラグジュアリーさとスポーティさを両立する贅沢なモデルで、アリスト時代からファンも多く、カリスマ性も高い。

【CASE 2】生活の変化に合わせてジャンルごと変える

生活はどう変わる?
 クルマは生活の道具でもあるから家族が増えたり、趣味を充実させたりといったように、自身を取り巻く環境に合わせて選ぶのが理想だ。たとえばミニバン、SUVといった実用性に長けたクルマに乗り換えれば日常的な場面はもちろん、いざとなればかなり大きな荷物も積み込めるので、道具を使うレジャーも楽に楽しめる。また子育てにかかる時間やお金も減って「家族のために」という選択時のしばりがないなら、趣味性に特化したクルマを選ぶのもいい。

コストはどうなる?
 選ぶクルマにもよるが、たとえば上級移行の場合は維持費のアップは避けられないし、ダウンサイジングならクルマにかかる費用はグッと抑えることができる。ただし、購入コストが安い低年式車や過走行車では燃費をはじめとした性能には満足できないし、メンテナンス費用がかさむこともあるので注意が必要だ。車種の選択ではコストだけでなく、生活の変化を想定したうえで、それに適した機能や装備が備わっているかを重視することが肝要といえる。

  • [トヨタ]マークXの画像

    中古車中心相場 40万から320万円

    [トヨタ]マークX(最終型)
    2019年いっぱいで生産終了となったトヨタ伝統のミドルサルーン。スポーティかつ優雅なスタイリングに加えて、さまざまなニーズに応える万能モデルで、中古車市場でも人気は高い。

  • [トヨタ]RAV4の画像

    中古車中心相場 240万から390万円

    [トヨタ]RAV4(現行型)
    3年のブランクを経て、2019年に復活したクロスオーバーSUV。アメリカナイズされたスタイリングに高性能な複数の4WDシステムを搭載し、悪路走行やアウトドアにも最適だ。

【CASE 3】国産車から輸入車へ変更する

生活はどう変わる?
 愛車の選択肢という点では、国産車のほうが市場での流通量が圧倒的に多いので予算やニーズに合ったクルマが選びやすい。それでもあえて輸入車を手にするというのは、選択からして特別なことに感じられる。近年は、国産車との垣根が下がって購入しやすくなってステータス性はやや薄れたものの、同クラスの国産車と比較すると質や性能は依然として高いレベルにある。人と違うこだわりの選択をしたということが、愛着を深めて長く乗れることにもつながる。

コストはどうなる?
 車両価格は同クラスの国産車に比べると高額だが、それに見合ったバリューがわかりやすくアピールされている。しかも、燃費や走りといったパフォーマンス、毎日の足としていかに扱いやすいかという点においても国産車と変わりないので、乗り換えのハードルはそれほど高くない。ただし、輸入車は一部を除いて基本的にハイオク仕様となるので燃料代がかさむ。パーツも輸入品となるので故障したときの部品代が高く、メンテナンス費用も高騰しがちだ。

  • [日産]スカイラインの画像

    中古車中心相場 170万から440万円

    [日産]スカイライン(現行型)
    2014年に現行型へフルモデルチェンジ。スポーティ性を高めた走行性能やエレガントさを強調したスタイリングによって、不人気なセダンのなかでも人気車として存在感を高めている。

  • [BMW]3シリーズセダンの画像

    中古車中心相場 100万から400万円

    [BMW]3シリーズセダン(先代型)
    スポーティな走りが高い評価を受けるスポーツセダン。2012年から2019年まで販売された先代型は、安全性能などもトップクラスでハイテク装備も国産車に匹敵するレベル。

【CASE 4】セカンドカー導入で2台体制を楽しむ

生活はどう変わる?
 2台持ちは贅沢だと思われがちだが中古車なら実現可能だ。セカンドカーを選びでは、メインのクルマとは別の特性を持っていることを前提とし、あなたの好みよりも家族で共有がしやすいことを重視してもいいだろう。セカンドカーを所有することで、家族それぞれの生活リズムが異なっている場合でもクルマを取り合うことはないし、メインとセカンドカーで使い分けるができる。愛車が2台になると、日々の生活だけでなく趣味の世界が充実することは間違いない。

コストはどうなる?
 利便性や楽しさが倍増する代わりにコストもかさむ。クルマの種類にもよるが、燃料代やメンテナンス費用、さらに保険代など、年間にかかる1台あたりの費用を2台分捻出する必要がある。2台のうち1台は、できるだけコストを抑えられる車種にするのが望ましい。住んでいる場所によっても条件は異なるが、駐車スペースも2台分確保する必要がある。また、2台目を購入するときはなるべく車検時期がかぶらないよう登録年月日を確認しておきたい。

  • [ホンダ]ステップワゴンの画像

    中古車中心相場 130万から220万円

    [ホンダ]ステップワゴン(現行型)
    人気ミニバンの同車だが、現行型では縦方向にも横方向にも開閉可能なリアゲートを採用するなど、さらに利便性を高めている。ファミリー層のあらゆるニーズに応えられる万能車だ。

  • [ホンダ]S660(現行型)

    中古車中心相場 130万から250万円

    [ホンダ]S660(現行型)
    2015年にデビューしたミッドシップスポーツカーで、6速MTも選べる。増車するのであれば、よりランニングコストのかからない軽自動車は理想的。スポーツカーも趣味性が高く、楽しい。

決算期は間近! ベストな乗り換えタイミングを考える

ハリアーとNXの画像

3から4月というのは、はたして乗り換えに適した時期なのか? 年度末や決算期といった要素も加味して、乗り換えの最適なタイミングについて考慮してみたい。

icon 重要タイミング1 決算期

話し合いの画像

新車が売れる時期で、愛車を手放す人も多くなるため、中古車の流通量は増える。条件に合った車両を探すには好都合。

 決算期というのは、会社がここを区切りとして1年の収支を取りまとめる時期。一般的には3月が多く、12月や9月とするところもある。当然、自動車販売会社にも同様の動きがあり、新車販売店では収益目標を達成するために営業活動を強化することから、大幅値引きやバーゲンセールのようなことが発生する。
 では、中古車販売店ではどうか。新車販売店と同様に、営業担当のノルマなどが存在して、従来の値付けが見直される可能性が高くなる大型販売店やチェーン店系の販売店はねらい目となる。ただ、この時期に需要が増える人気車に関しては、逆に価格が高くなることもあるので注意。

icon 重要タイミング2 モデルチェンジ

サイズの近いミニバンの画像

形状、サイズなどが近いミニバンのようなカテゴリーの場合、ライバルモデルの相場に影響を与えることも多い。

 中古車の相場が最も大きく動くのは、希望するモデルのフルモデルチェンジの時期だといわれている。新型車が出るとそちらへ代替えしたり、他のモデルから乗り換えるユーザーが多くなり、それまで現行型だったモデルが数多く中古車市場に流通するからである。さらに、先代モデルとなることで、需要が減って相場が下がるという現象も起こりやすくなる。
 一方、パターンとしてはあまり多くない事例だが、モデルチェンジしたあとの新型モデルの評価が低く、あまり新車が売れていないような状況が発生することもある。この場合に限っては、逆に先代モデルの相場が高騰するようなこともある。

icon 重要タイミング3 車検

車検の画像

気になっているモデルがあるなら、登場から3年、5年、7年といった車検時期の中古車相場をチェックしたい。

 新車のみを乗り換え続けているような人は、車検の直前のタイミングで乗り換えることが多い。新車のグッドコンディションをずっと味わい続けられるということで、資金的に余裕のある人ならそれもまたいいのだが、逆にこのタイミングを利用することで、費用を節約しながら中古車の賢い乗り換えを実行できる。
 新型車のデビュー時やフルモデルチェンジの際は乗り換える人が多いため、その登場から3年、5年あたりの車検時期というのはねらい目となるのだ。前オーナーが車検を取らずに乗り換えられた車両が、車検を取った状態で販売店の店頭に並ぶことが多くなり、流通台数も多く、相場も低めとなる。

icon 重要タイミング4 自動車税

自動車税の画像

4月1日の時点で課税対象者が決まり、地域にもよるが、5月上旬頃には自動車税の納付書が届くことになる。

 自動車税は、4月1日時点の所有者に課されるものとなっている。支払金額は、購入した翌月から次の3月までの分となり、たとえば7月にクルマを購入すれば、8月から翌年の3月までの分を支払うことになる。ただし、4月のはじめ頃でも終わり頃でも、4月中に購入すれば、5月から翌年の3月までの分まで同額を支払うことになるので、月初に購入すると、約1ヶ月分の費用負担を減らすことができてお得である。
 また、軽自動車の軽自動車税には月割り制度はなく、年度途中の購入なら次の4月まで軽自動車税を支払う必要がないため、5月などに購入すると税金分を浮かすことができる。

コロナ時代も愛車を乗り継いでいくための効率的! 乗り換えキーワード集

コロナ、マスクの画像

外出を控えねばならない昨今、必要なこととはいえ、クルマ購入に際して店舗との接触や往復はあまり多くしたくはないもの。そこで、時間や手間を短縮できる乗り換え方法について指南する。ここに挙げた5つのキーワードを意識すれば乗り換え時の効率化がグッと高まるはずだ!

条件

グーネットの画像

条件をはじめからある程度絞っておいて、グーネットで検索をかければ、見るべき物件がすぐに決まってくる。

早めに決めておいて損はなし
 家族構成や日々の生活パターン、クルマの用途や購入予算を加味して、自分にベストマッチなクルマがなにかをあらかじめ想定しておくと迷いがない。条件を決めるときは「あれもこれも」ではなく、「絶対にはずせない」要素を挙げたうえで、優先順位を決めておくといいだろう。在庫販売が基本の中古車は、2台と同じクルマが存在しないので、希望する条件が多すぎるとクルマ探しが長引いてしまう。ねらっているクルマがよほどマニアックでない限り、他者とかぶる可能性も高い。良質物件を早く確実に手に入れるには、欲しい車種、予算、条件面の優先順位を明確にするといった準備をしておくことが肝要なのだ。

熱意

電話連絡の画像

会う回数を減らすために、電話やメールなどを駆使するのもいいだろう。なんにせよ、コミュニケーションが大切だ。

販売店員に伝えたい自分の気持ち
 短時間での乗り換えを実現するには、販売する側の対応がカギとなってくる。条件を絞り込んで目当てのクルマを見つけても、納車までには販売店に依頼することが多々あるのだ。それらをスムーズに進めてもらうには、販売店スタッフと良好な関係を築いておくことが重要だ。なるべく店舗を訪れる回数を減らし、てっとりばやく契約を進めたいという気持ちをあらかじめ伝えておくといい。もちろん、自分が客だからといって高圧的な態度をとるのは厳禁だ。あくまでも対等な立場であることを忘れずに接することで、販売店スタッフもスケジュールや手続きでの融通が利きやすくなり、時短乗り換えの一助になるはずだ。

オンライン

店舗からのクルマの部分画像

販売店によっては、物件の気になる箇所の写真をメールで送ってもらうことも可能。そのあたりの対応力も試したい。

グーネットも導入したオンライン商談
 最近は、インターネットを使えば全国の中古車情報を検索できるだけでなく、購入時の取引までスムーズに行えるようになった。自宅付近の販売店だけにとどまらず、遠方の販売店にある中古車も購入候補にできるので、より理想的な条件の車両に出会える確率が高まる。こうしたメリットをより多くのユーザーが享受できるように、グーネットでは昨年から「オンライン商談」をスタートさせた。スマホやパソコンがあれば、自宅にいながらにして車種の検索はもちろん、気になる物件の内外装のキズや雰囲気などの確認もできる。遠方の販売店で中古車を購入する際には注意点もあるが、クルマ探しの時間は確実に短縮できる。

事前知識

役所の画像

車庫証明の取得には地元の警察署を訪れる必要がある。販売店が遠隔地の場合、セルフ取得することも時短につながる。

どんな書類が必要か次の動きはどうか
 契約するにあたっては、用意すべき書類に不備がないことも時短につながる。まず、用意したいのは実印と印鑑証明。事前に市区町村役場で「実印登録」を済ませておこう。同時に、実印登録を行ったことの証明となる印鑑証明書も入手しておくといい。ただし、発行から3ヶ月以上過ぎた証明書は無効となるので、契約より少し前に発行しておこう。車庫証明も自分で用意できる書類のひとつ。販売店でも代行してくれるが、自分で手続きすれば手数料を削減できる。契約時に必要な書類などの知識を確認し、どういった行動をすべきかを把握しておけば、販売店に対して「この人は買う気がある」というアピールにもなる。

専門店

五味康隆の画像

スポーツモデルは市場在庫が少なくなり、良質な物件を見つけるのが難しくなっているため、専門店が強い味方に。

マニアック車を探すならねらいを絞る
 ねらっているクルマが決まっている場合、その車種を専門に扱っている販売店を利用することも時短につながる。特定の車種を専門に扱っている店舗の場合、一般的な販売店よりも同じクルマの在庫を豊富に取り揃えているので、一度の来店で年式やコンディションだけでなく、仕様や装備など細かい部分を比較しながら検討できる。店舗を複数展開している販売店なら、ネットワークを活用して希望物件が見つかる可能性も高い。また車種に対するノウハウも豊富だし、アフターサービスの面でも安心して任せられるのも専門店ならではのメリットといえる。また、価格も相場より安価な場合が多いなど、時短以外にも優位点がある。

【COLUMN】楽しい乗り換えを実現するために、考えていること。

清水草一の画像

自動車評論家 清水草一
フリーになって25年超、最近は安全技術搭載車の必要性を訴えるベテラン評論家。これまで軽自動車からフェラーリまで数多くの車種を購入してきた。

中古車に対して過剰な期待はせず、冒険だと考える

“楽しさ”というものは、与えた以上のヨロコビが返ってくるときに得られる。たとえばコンビニで買った100円スイーツがすごくうまければ、「これが100円かよ!」「いい買い物したなぁ」と感じて、とっても楽しくなるでしょ?
 逆に、評判のパティシエの店で、高級スイーツをわざわざ並んで買ったのに「意外と大したことないなぁ」と感じれば、楽しくない。つまり、楽しさには、期待値の大きさが重要な役割を果たしている。
 クルマも同じだ。クルマを楽しく乗り換えるために一番重要なのは、できるだけ新車を買わないことだ。
 誰しも新車には、大きな期待を抱く。グレードやボディカラーやオプション装備も全部好みで選べるわけで、つまり理想の女性と結婚できるようなものだ。それはそれでもちろんシアワセだし楽しいのだが、問題はそのあとだ。
 あまりにも期待が大きいと、生活を共にしているうちに、小さな欠点が目について、ネガティブな感情が湧きやすい。最愛の女性だからこそ、憎しみも湧いてしまう。
 私は年に1.5台くらいのペースでクルマを買ってきたが、ほとんどが中古車だ。もう基本的には新車を買うことをやめてしまったのだ!
理由は前述の通り。新車を買うと、買うまでや買った直後はいいけれど、その後だんだん楽しくなくなることが多いからである。
 その点、中古車は、基本的に割り切りから入る。中古車選びは、自分の理想を実現するのはムリ! とあきらめて、最適な妥協点を探す旅である。小さな冒険といってもいい。お安い値段で楽しい冒険ができるのだから、断然おトクだ。
 小さいながらに冒険だから、責任は基本的に自分にあると考えていて、私は保証にもこだわらない。むしろ中古車に保証なんかいらない! と思っている。中古車に安心はいらないのだ! だって冒険なんだから!パック旅行じゃないんだから!
 皆さんはそこまで極端に考える必要はないが、冒険だからこそ、多少のトラブルも楽しいし、いろいろな発見もあってそれも楽しい。楽しさがどんどん増殖していくのだ!
 だから、私は中古車にオプションの保証は絶対付けない。お金を払ってわざわざ保証なんか付けると、付けたときは安心だけど、故障してもしなくても、ちょっとガッカリする。最近のクルマはめったに故障なんかしないし。
 ごくたまに新車を買うときも、オプション装備はできるだけ付けない。以前トヨタ・アクアを新車で買ったとき、「ナビはポータブルで十分だから純正ナビはいらない」と言ったら、営業マンに驚愕された。そういう客は初めてだったそうだ。
 とにかく、過剰な期待はせずに、小さな冒険だと考える! それが楽しい乗り換えのコツである。

  • 愛車遍歴の画像

    クーボとデルタは、ディーゼルを愛して止まない清水氏らしいチョイス。3シリーズカブリオレが初めてのBMWだったが、気に入ったらしく、後にセダンも購入。すべて中古車!

  • 愛車遍歴の画像

    プリウスは初代モデルで、購入時からボロボロだったが、ハイブリッドカーの限界に挑戦した。アクアとシエンタは新車で購入したものの、比較的早めに手放してしまった。

  • 愛車の画像

  • 3度目の購入となったフェラーリ328と、2度目の購入となったカウンタック。これまでに買ったスーパーカーはもちろんすべて中古車!

頑張った愛車のためにも 愛車まわりを整えてできるだけ高く手放す!

愛車との別れも新たな愛車を迎える儀式のひとつ。ここでは、これまで長年頑張ってくれた愛車を1万円でも高く売却するために知っておくこと、やっておくべきことをピックアップしてみたので、手放す際にはぜひ参考にしてほしい。

 セカンドカーを購入する以外のシチュエーションでは、現愛車を手放すことになる。そこで考えるべきは、「愛車がいくらで売却できるのか」ということ。大切に所有してきた愛車を少しでも高く売りたいなら、買取(または下取り)を依頼する時期、売り方の違い、買取相場といった情報を把握しておくべきだ。長年連れ添ってくれた相棒を適正以上に評価してもらうことで、「楽しい乗り換え」がすべて完了する。

POINT 1 時期を考える

買取る側の思惑も理解しておこう
 クルマが最も売れる時期は、新車がよく売れる年度末決算期の3月と、半期決算の9月といわれているが、中古車販売店もこの時期に焦点を当て、1から2ヶ月前から在庫の仕入れを強化しがちだ。さらに3月は、就職や引っ越しなど新生活のスタートに合わせて、新しいクルマを買う人が増える。こうした要因が重なることから、この少し前の時期になると、買取相場も上昇することになる。また、愛車の車検の時期やモデルチェンジはいつかなども考慮して、手放す時期を考えたい。

POINT 2 日頃の使い方はどうか?

車両チェック画像

キズなどを無理に直す必要はない
 愛車を売却するときに気になるのは、車体につけてしまったキズや不具合の箇所を修復しておくべきかということ。車両の状態がよければ査定額に好影響を及ぼすが、大幅アップとなる可能性は低い。たとえばボディのキズや凹みを鈑金したとしても、その費用以上に査定額が上がるケースはほとんどないと考えていい。また、カスタマイズしていて、手元にノーマルのパーツがあるなら売却時に引き渡せるよう準備しておくといいだろう。

POINT 3 査定の前に知っておくべきこと

洗車の画像

洗車は愛車に対する感謝の意
 クルマをどのように扱っていたかは、査定を行うプロからすれば容易に判断できてしまう。それでも査定前に洗車しておくことで、査定士の印象が変わる可能性はある。外装だけでなく、車内の状態もチェックしているので、掃除機をかけたり、拭き掃除をしておくといいだろう。愛車を「キレイに使っていた」ということがアピールできればOKだ。ただし、タバコ臭やペット臭は完全に消すことができないため、減点になることがある。

POINT 4 査定士との交渉術は?

下取りでも査定の画像

下手な駆け引きよりも信頼を!
 買取でも下取りでも査定を行うスタッフとは良好な関係を築いておきたい。大切なのは心象を悪くしないことだ。たとえば、査定士と直接会って交渉する際は、こちらがいかに本気で売却を考えているかを伝えることが重要だ。「条件が合えばすぐにでも手放す」という姿勢を見せたうえで、具体的にいつ頃引き渡せるかということなども明言できれば、スタッフも本腰を入れて価格交渉に乗ってきてくれるはずだ。

下取りと買取、どっちがお得?

販売店の画像

 一般的に日本自動車査定協会で定められた要件をもとに査定額を決める下取りよりも、オークションでの相場をベースにしている買取のほうが査定額は高くなるといわれている。市場で人気の高いクルマなら買取のほうが得するケースは多い。ただし買取の場合は相場を調べたり、店舗間で買取額を比較するなど時間がかかる。下取りは査定額が買取店ほどではないが、売却時の手間がなくクルマの引き渡しは新しいクルマが納車されるタイミングとなるのでクルマを毎日利用している人にとっては都合がいい。

まとめ

新しい愛車との生活はうれしいし、古い愛車との思い出は楽しい!
 クルマの乗り換えって大変だ。新しい愛車として、できるだけ希望に沿った、程度のいい物件を探さなくてはならないし、今乗っている愛車をなるべく損が少ないように手放さなきゃならない。ここまで、乗り換えを成功させるためのさまざまな知識やテクニックを紹介してきたが、なんだかんだ言って実際に乗り換えてみれば、新しい愛車に乗るのはうれしいし、旧愛車とのことはいい思い出に変わるというもの。後悔しない選択さえすれば、それでいいのだ。

※中古車価格はグーネット 2021年1月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。

グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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