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中古車購入
掲載日:2016.12.19 / 更新日:2018.10.25

販売店訪問のツボ

販売店訪問のツボ

販売店訪問は難しいことじゃない、ましてや面倒くさくなんてない!
手順ややり方がはっきりわかれば、いまよりもっと販売店での時間を充実させることができるはず。
販売店を訪れることが好きになる“ツボ”を紹介していこう。

まずは購入の流れを知ろう。

手順とコツを掴んだうえで自分の理想を追求したい
結論から言えば、販売店で物件確認を怠ったり、店員に対していやな態度をとった、はたまた販売店を敵にするような行動をとろうとも、中古車を“買うこと”はできる。ただしそれが成功とはいえないだろう。
なぜならそもそも中古車を選ぶ人というのは、経済的にお得な部分を追求したり、他の人が乗っていないような粋なモデルを見つけようとしている人が多い。どうせなら気持ちよく、そして楽しく、中古車購入をエンジョイしたいはずだ。
そのためには、物件確認もある程度しっかりしたいし、店員とはいい関係を築きあげたい。そして、契約も問題なくスムーズに済ませたいものである。まずは上記のとおり購入の流れの全体像を掴んでほしい。そしてこのなかで最も大切な部分といえば、販売店における行動に尽きる。中古車販売店には、新車ディーラーとはまた違った中古車店ならではの訪問の方法があるのだ。
初めて中古車を買う人は緊張して手順がわからなくなってしまうこともあるだろうし、慣れている人も慣れているからこそ忘れてしまっている購入手順の基本があるもの。まずはこの特集を一読して、販売店訪問の“ツボ”をつかみ、現場では焦らずに平常心で挑むこと。あとは自分にとって最高のクルマを手に入れたいと強くこだわりを持てれば、きっと最終的に納得の中古車を入手することができるだろう。

1.販売店訪問前にすること

車種を決める
そもそも「なんでもいい」ならグーネットを読んでいないはず。その車種は自分にとって本当に必要なのか、自分の生活に即したものといえるか、デザインは好みに合っているかなどを基準に選びたい。

予算を決める
ただ「欲しい」というだけで買えれば苦労はしない。中古車にはそのモデルごとの相場がある。支払いは現金かローンか、購入後の維持費はどうか、購入前にお金のことも考えておきたい。

物件を探す
グーネットで欲しい車種を検索してみよう。具体的な条件に合わせて物件を探す作業は、人によっては骨が折れることかもしれないが、きっとだんだん楽しくなってくるはずだ。

お店に連絡
めぼしい物件がいくつか見つかったら、早速、その販売店へ連絡をいれて一度実車を見に行くアポをとろう。売り切れてしまっていることも考えられるので、事前に必ず連絡しておこう。

店員とコミュニケーションをとるべき理由。

事前連絡をいれたうえで販売店を訪れれば、きっと店員から話しかけてきてくれることだろう。この時、話が盛り上がればいうことなしである。買うにしても買わないにしても店員と仲良くなっておいて損はないからだ。もしかしたら何かおまけしてくれるかもしれないし、次に買う時、優良物件情報を教えてくれるかもしれない。

2.販売店ですること

物件をチェック
販売店訪問の一番の理由がこれである。事前にグーネットで見た条件と実車が合っているかどうかを確認していこう。実車を見るとテンションが上がってしまって欠点が見えにくくなるので注意。

  • 試乗をして見えてくることは多い

    試乗をして見えてくることは多い

    どの物件でもできるわけではないが、試乗は物件のことを知るための重要な行為。可能かどうか販売店を訪れる前に確認しておくべきだろう。

  • 試乗をして見えてくることは多い

  • プライスボードから情報を得る

    プライスボードから情報を得る

    ほとんどの物件に掲げられている「プライスボード」には重要な情報が記載されていることが多い。ボードがなければ店員に質問しよう。

  • プライスボードから情報を得る

  • 修復歴なしでも安心はできない

    修復歴なしでも安心はできない

    「修復歴あり」というのは、フレームなどの大きな修復に関すること。小さな修理はこれに含まれないので、自分の目でしっかり確かめたい。

  • 修復歴なしでも安心はできない

契約手続き
中古車購入とは、当然ではあるが大金を支払う行為である。契約内容をよく把握したうえでハンコを押すようにしたい。その場でわからないことがあっても店員に尋ねれば親切に教えてくれるはずだ。

  • ローンは無理のない範囲で組む

    ローンは無理のない範囲で組む

    ローンを支払うことは悪いことではない。だが、支払額に無理はないか。事故でクルマがなくなり、ローンだけ残るなんてことにならないよう。

  • ローンは無理のない範囲で組む

  • 販売店に見積書を作成してもらう

    販売店に見積書を作成してもらう

    購入を前提に話をすれば店員は見積書を作成してくれる。総額でいくらかかるのか、予算はオーバーしていないかなど、しっかり吟味したい。

  • 販売店に見積書を作成してもらう

  • さまざまな諸費用を知っておく

    さまざまな諸費用を知っておく

    車両本体価格のほかにかかる諸費用には、法定費用や代行費用などさまざまなものが含まれる。自分で計算できるものは数値を確かめたい。

  • さまざまな諸費用を知っておく

3.納車前にすること

買うと決断して契約のハンコを押したら、あとは基本的には納車を待つだけ。しかし販売店から頼まれた必要書類は準備できているか、保険への加入は済ませたかなど、納車の前に済ますべきいくつかの行動を忘れないように。

  • 必要書類の用意

    自分で車庫証明を取得するためには、自宅や近所の駐車スペースを確保したうえで、管轄の警察署への申請が必要となる。

    自分で車庫証明を取得するためには、自宅や近所の駐車スペースを確保したうえで、管轄の警察署への申請が必要となる。

    車庫証明など一部の書類に関しては自分で用意しなければならない。手元に用紙がない場合は販売店にどうするべきか尋ねてみよう。店によっては常時準備しているところもある。

  • 自分で車庫証明を取得するためには、自宅や近所の駐車スペースを確保したうえで、管轄の警察署への申請が必要となる。

    自分で車庫証明を取得するためには、自宅や近所の駐車スペースを確保したうえで、管轄の警察署への申請が必要となる。

保険に加入

自賠責に加入したからいいやなんてもってのほか。任意保険の加入は絶対必要だ。とはいえ、現在はネット見積りができるし、安価な海外保険も販売されているので調べてみよう。

  • 納車

    引き取りに行くということは、いきなり知らない道を運転するということ。くれぐれも納車日に即事故なんてないよう!

    引き取りに行くということは、いきなり知らない道を運転するということ。くれぐれも納車日に即事故なんてないよう!

    納車時は車両を自宅まで届けてくれる店も多いが、自分で引き取りに行けば多少費用を省くことができる。ただしこれも販売店によるので、引き取り納車が可能か聞いてみよう。

  • 引き取りに行くということは、いきなり知らない道を運転するということ。くれぐれも納車日に即事故なんてないよう!

    引き取りに行くということは、いきなり知らない道を運転するということ。くれぐれも納車日に即事故なんてないよう!

販売店系統別・ジャンル別物件確認の仕方を考える。

販売店でいざ物件確認!となっても、ジャンルや販売店の系統によって確認のポイントは異なる。
各シチュエーションごとに気をつけるべき部分や押さえておきたいポイントなどを紹介しよう。

販売店系統別リサーチ法

個人売買

個人売買

チェックが失敗しても自己責任
一旦買ってしまった後は、ノークレーム・ノーリターン。それだけに、相手が信用できそうかどうかがすべてと言ってもいい。もちろん物件のチェックも重要だが、物件の故障まで見抜くのは難しい。仮に走行中止まっても「あの人なら仕方ないや」と思える人から買うのが得策。

買取店系中古車店

買取店系中古車店

同じ車種が並んでないことも多い
買取店は日々激しい買い取り競争にさらされており、通常の中古車店より見る目が確かなスタッフが多いと考えていい。ただし、自社で買い取ったクルマを並べることになるため、どうしても車種がバラバラになりがち。ネットで当たりをつけて、狙い打ちで行くべし。

ディーラー系中古車店

ディーラー系中古車店

高品質物件を持つ店舗が多い
ディーラー系中古車店は価格が高いが、ここで買う時点でクルマそのものはおおむね安心。しかも、狙いの車種が何台も並んでいることが多い。となると重視すべきは、ボディカラーや内装などだ。目当てのクルマ以外に、もっと気に入るクルマが見つかるかもしれない。

中古車専門店

中古車専門店

物件よりまず人を見るのが第一手
いわゆる普通の中古車販売店の物件は玉石混交。いい店もあれば悪い店もある。中古車はなによりもまず、お店が信用できるかどうかが大事だ。電話や訪問時の対応からそれを探るのが第一歩。素人でクルマの細かいチェックが難しくても、店員の人柄なら判別できるだろう。

ジャンル別リサーチ法

軽自動車

軽自動車

似たモデルは多い!こだわり過ぎないこと!
軽自動車の性能はどれも非常に似通っている。買うほうも「ゲタ代わり」な人が多いから、合理的に考えれば、一台の物件にこだわりを持つ必要はない。狙いの車種は1台でもそれに固執せず、他の物件もざっと全部見て、雰囲気が気に入ったものを選ぶのが吉だ。気楽に探そう!

コンパクトカー

コンパクトカー

走行距離とともに空気感を読み取るべし
コンパクトカーは営業車に使われることも多いし、あまり愛をかけてもらっていないクルマもある。愛がないとクルマはヤレる。走行距離を確認するのはもちろんだが、それだけではなく、「愛されていたかどうかの空気感」を読みたい。愛されたクルマは長持ちする。

セダン

セダン

乗り心地にとって一番重要なのはタイヤ
セダンに乗る人はやはり、快適な乗り心地を求めているはず。実は快適な乗り心地にとって一番重要なのはタイヤだ。買ったらすぐ交換するつもりなら問題ないが、そうでないならここは是非ともチェックしたい。何年前製造のタイヤで残り何分山か、しっかり見極めよう。

ハイブリッドカー/EV

ハイブリッドカー/EV

バッテリー寿命を考えて吟味すること
ハイブリッドカーやEVの命といえばバッテリー。駆動用バッテリーは10万km程度が寿命と考えるべし。ガソリン車なら20万kmでも持つだろうが、ハイブリッドカーやEVではそうはいかない。しかも、ハイブリッドカーは相場も高い。距離を走る人は、そこに留意すべきだ。

販売店訪問のツボ

ミニバン

ミニバン

子どもが乗ることも多いので汚れをチェック
ミニバンは家族の足となることが多い。つまり、小さな子どもが乗っていた可能性が非常に高い。となると気になるのは室内の汚れやニオイだ。きちんとした販売店なら、そのへんはしっかりケアしたうえで店頭に並べているはずだが、一応しっかりチェックしたうえで購入したい。

SUV

SUV

ボディ下まわりや走行中の揺れにも注目
近年人気が高まっているSUVだが、クロカン系車種の場合、悪路走行をした可能性が高いので、ボディ下まわりのキズやヘコミに注意。また、SUVは、着座位置が高くて見晴らしがいいが、走行中は車体の揺れを大きく感じる。そのあたりが自分に合っているかも確認しておこう。

スポーツカー

スポーツカー

チューニング車やドレスアップ車が多い
スポーツカーは中古車だと高い確率で改造されている。サーキットでハードな走りをしていた車両も少なくないだろう。そのあたりをすべて織り込んで値段が付けられているはずだが、改造ポイントがどこなのか、その確認は必須だ。ちなみにフルノーマル車は値段が高い。

ワゴン

ワゴン

他のジャンルより走行距離が伸びる傾向
ワゴンユーザーはアクティブだ。アウトドア活動などでセダンなどより距離が伸びる傾向にある。それでいて人気があるので相場は高い。ワゴンとセダンは兄弟モデルも多いので、ワゴンに固執せず、「安く買えるセダンでもいいんじゃないか?」と考え直すという手段もあるが。

COLUMN 「前提として・・・」

ここではさまざまな販売店やジャンルごとの注意ポイントについて紹介しているが、どんな物件でも基本的な部分を忘れないこと。
まず修復歴があるようなら、どこを修復したかチェック。ボディ周囲のキズやヘコミについては周囲を見てまわればある程度わかる。そして意外と重要なのが室内だ。シートや内装のキズは、外装より直すのが困難な場合が多い。さらに車内のニオイは取れないこともあるので、どの程度のものかしっかり確認しておきたいところだ。
もちろん素人の物件確認には限界がある。自分で判別できないことや、見えない部分については、素直に店員に尋ねてみることが重要である。
わからないことは聞く!

販売店で「すべきこと」「すべきでない」こと

販売店で「すべきこと」「すべきでない」こと

ある程度物件の見方がわかったところで、今度は販売店での行動全般の注意点について知っておこう。
店員との接し方や、販売店舗自体の良し悪しの判断方法など、販売店で“すべきこと”と“すべきでないこと”をまとめた。
TEXT/清水草一

店の「雰囲気」を察し礼儀正しく振る舞う
ある中古車販売店のスタッフに、「来店客の何割くらいが成約するんですか?」と聞いてみた。答えは「半分以上、6割くらいですね」。
この数字、もちろん店によって開きはあるだろう。しかし6割というのは驚きの数字だ。新車ディーラーでは到底ありえない。つまり、中古車販売店に行く客は、「買うために行っている」ということ。冷やかしは少ないのだ。
お店に行ってまず見るべきは「雰囲気」。雰囲気が悪いと思ったらすぐに帰ってしまおう。粘っても意味はない。第一印象はだいたい当たる。
雰囲気がOKだったら、そこから交渉は進む。その際はなにより真面目な態度で臨むことが重要だ。クルマの売買は買って終わりではない。ある程度長い付き合いになる。それを考えたら、客だからといって上から目線になることなく、礼儀正しく振る舞いたい。「事故車じゃないか」と頭から疑ってかかったり、無理な値引き要求は関係を悪くするだけ。記録簿を見せてもらうにしても、礼儀正しくして悪いことは何もない。
試乗については、ある程度慎重でありたい。試乗には事故というリスクがともなう。こちらにもお店にもリスクがある。だから、かなり気にいって買う気になった場合のみ、最後の確認として乗るくらいがちょうどいい。行っていきなり「試乗させてくれ」では警戒されてしまうし、断られる場合も多い。断られれば気まずくなって、せっかくのいい個体を逃すことになりかねない。

ネットだけで買えるようになっているが・・・実車を、見るべし!

実車を、見るべし!

ネットではわからない細かな部分を確かめる
実車確認は、販売店訪問における最も重要なプロセスであり、その販売店を訪れた一番の理由でもある。実車を確認するにあたり、細かな部分に関しては前のページで紹介したとおりだが、大切なのはグーネットではわからない部分を自分の目で確かめるということ。
たとえば写真だけでは判別できなかった、ボディの細かなキズやシートのヘタリ具合、タイヤの山だって実車を目の前にすれば一目瞭然である。中古車というものは新車と違い、物件ごとにコンディションはさまざま。この世に二台と同じものがないからこそ、隅々まで確認して、自分が納得したうえで購入することが大切なのである。

  • 乗ってみよう

    乗ってみよう
    試乗はその物件の状態を判別する最良の手段。試乗できないまでもエンジンだけはかけたい。または、運転席に座らせてもらうだけでもいいだろう。

  • 触ってみよう

    触ってみよう
    クルマのボディは見る角度によってキズやヘコミが見えたり見えなくなったりする。さまざまな角度から見たり、触れたりして確認してみよう。

物件だけを見るのではなく・・・販売店を、見るべし!

チェックすべきポイント

全体を見渡すことが重要で販売店の種類も知っておく
販売店自体の様子も確認しておきたい。ショールームはきれいに保たれているか、販売物件は整然と並べられているか、さらに店員の様子など、右の項目がすべてOKならその販売店はレベルの高い店に違いない。
また、販売店の種類についても知っておいて損はないだろう。いわゆるフツーの1店舗で経営している中古車店ではなく、チェーン店を持つ大手では販売マニュアルがあって店員の教育が行き届いていることが多い。新車ディーラー系の販売店なら、購入時に保証がつくこともあって、物件の品質管理がしっかりなされているだろう。これらを事前に知っているだけで、チェック項目を減らすことができる。

もっと販売店へ行きたくなるために・・・訪問自体を楽しむべし!

目当ての物件がなくても訪問自体は楽しめる
実車確認も販売店の様子を伺うことも、中古車購入を“失敗”しないためには大切なことだ。しかし、それほど難しく考えずに、訪問自体を「楽しむ」という目的で訪れるのも一興である。
そもそも販売店には、グーネットに掲載されていない物件が置いてあることだってあるし、たまたま訪問した時やその直前に仕入れられた車両だってあるかもしれない。もし自宅からそう遠くない場所に販売店があるようなら、たまにはそんなサプライズ的な出会いを期待して足を運ぶのも悪くないだろう。もちろんこれは店側としても喜ばしいことだが、アポなし訪問の際は、あまり店員の邪魔をしないよう注意したい。

  • 楽しみ01

    別のボディカラーを物色

    別のボディカラーを物色
    大きめの店舗や、同ジャンルの専門店であれば、欲しい物件の色違いを見ることができる。色は陽の光の下で確認するのが一番だ!

  • 別のボディカラーを物色

  • 楽しみ02

    メカニズムを知る喜び

    メカニズムを知る喜び
    自社工場が併設された販売店なら、メンテナンスの様子を覗くことができるかも(邪魔にならないよう!)。メカ好きにはたまらないシーンだ。

  • メカニズムを知る喜び

  • 楽しみ03

    お得情報をもらえることもある

    お得情報をもらえることもある
    足しげく通って店員と顔見知りになれれば、良質物件が入庫した際に早めに教えてくれることも。購入後も親切にしてもらえる可能性が高まる。

  • お得情報をもらえることもある

「どーして?」認証工場があるといい理由

国家資格保有の整備士がいるかどうかで異なる
販売店が自社の整備工場を保有していると、ユーザーとしてはいろいろ有利になる。購入後のトラブルに対応してもらいやすいし、納車前のちょっとした修理をサービスしてくれることだってあるかもしれない。さらに、その工場が「認証工場」かどうかも確認項目のひとつ。違いは国家資格を保有する整備士がいるかどうかなので、認証なしの工場よりレベルの高い整備を受けることができるのだ。

隣のお宅はどうやって中古車を買っているの?「絶対気になる!」中古車購入大調査

リアルなデータで世間の中古車購入が見えてくる
「隣の芝生は青い」とはよく言ったもので、やはり他人がどんな風に中古車を買っているか気になるのが庶民感情というもの。そこで今回は、グーネットが調査したユーザーデータを大公開。
重視するポイントや、購入時の価格、そしてなにより当特集のテーマである販売店訪問時の訪問店舗数や店舗までの距離のデータで、実際のユーザーの中古車購入の様子を知ろうではないか。

Q1.あなたは中古車購入時にどんな部分を重視しますか?

A1.燃費を気にするエコユーザー

A1.燃費を気にするエコユーザー
近年最も重視されているのは、やはり低燃費性能!中古車市場でもそろそろハイブリッドカーが一番人気になる頃なのかもしれない?

Q2.現在所有の中古車のボディタイプは?

A2.一に価格、二に家族!

A2.一に価格、二に家族!
軽、コンパクトの廉価モデルに対抗しているのがミニバン!一時の爆発的ブームは去ったとはいえ、まだミニバン人気は健在だ。

Q3.現在所有の中古車はいくらで買いましたか?

A3.100万円前後が最大ターゲット

A3.100万円前後が最大ターゲット
中古車で最も売れている価格帯は、100万円代前半ということが判明。
たしかにこの価格帯は流通物件も豊富で手頃なモデルが多い!

販売店訪問のツボ

Q4.中古車を購入した際の訪問店舗数は?

A4.最初に見た物件で決める人が多い

A4.最初に見た物件で決める人が多い
驚くべきことに、わずか1件見ただけで購入車を決めてしまう人が多い。
もちろん1台目からいい出会いができたなら最良なのだが。

Q5.中古車を購入した店舗までの距離は?

A5.最も多いパターンは自宅から5~10km!

A5.最も多いパターンは自宅から5~10km!
最も多かったのは自宅から10km圏内、その次は20km圏内と、あまり都道府県をまたぐような中古車購入はされていない様子である。

※データはすべてグーネットリサーチ『CAR USER REPORT 2015』より。

クルマのプロが実践!いますぐ使える販売店での作法

クルマのプロである自動車評論家は、中古車販売店を訪れた際に販売店ではどんな行動をとるのだろうか。気をつけていることや販売店訪問をどう楽しんでいるかなど、プロならではの方法論について聞いてみた。

「買う気があるのかないのかハッキリさせるべき」

自動車ライター 清水草一

自動車ライター 清水草一
グーネットをはじめさまざまなクルマ媒体で活躍中のベテラン自動車ライター。新車、中古車問わず40台以上ものクルマを買ってきた猛者。

私が中古車販売店を訪問する時は、多くの場合買う気がある。冷やかしはほとんどない。なんせ年に2台のペースで買っているので。
買う気があるので、それなりの対応をしてほしいから、事前にお店に連絡をしておく。そうするとお店側も、たいてい目当てのクルマを前のほうに出しておいてくれるし、対応も違う。んで、実を言うと、そういう時はほぼそのクルマを買っています。決めるのはメチャ速い。これは自信がある(笑)。
一応試乗もするのだけれど、もう試乗する前に99%決めていて、最後の1%のために試乗する感じ。試乗も含めて、お店に着いてから30分以内に決断。ホントはネット上で「これだ!見に行こう!」と思った段階で、ほぼ決めているんだよね。逆に、ごくたまに冷やかしで行くときは、先に「見てるだけです」ってはっきり言う。お店をわずらわせたくないし、自分もわずらわされたくないから。買う気があるのかないのかハッキリさせるのは、自分にとってもお店にとっても、絶対的にプラスではないだろうか。

「フィールド全体を見渡す視野の広さが重要」

中古車研究家 伊達軍曹

中古車研究家 伊達軍曹
自動車誌の編集者を経て、現在はフリーの中古車研究家として活動中。愛車は実車を“見ずに”購入を決めたという初代ロードスター。

初めての販売店を訪問する際は、全盛期の中田英寿さん(サッカー元日本代表)のような“視野の広さ”が重要です。お目当てのクルマだけを見ていると“失点”の確率は高まるでしょう。
私は店に到着したらソッコーで事務所に入るのではなく、まずは“フィールド全体”を見渡します。展示車はきちんと洗車されているか、敷地内の清掃は行き届いているかなど、要するに「ちゃんとしてる店か?」をざっと確認します。
そして受付に行ってセールス担当者を呼びます。その際、応接スペースで少々待つことになると思いますが、置かれているGooとか頭文字Dとかを熟読してはいけません。本を読むフリをしながら、事務所内の空気を読むのです。
お茶を出してくれた社員のマナーはどうか?かかってきた電話に対する応対は?通りがかったスタッフは、来客である自分に対して「いらっしゃいませ!」的に挨拶してくれるか?逆に、同僚同士でムダ話をしながら自分を無視して通り過ぎていくか?そしてそもそも、事務所全体から健全な活気のようなものが感じられるか・・・などをチェックしましょう。
こういったチェックに合格する店が扱う中古車は、たいていの場合ちゃんとしています。あとはセールス担当者と具体的な話をつめるだけです。

「相場を下調べしておいて安さの理由を聞き出す」

モータージャーナリスト 岡本幸一郎

モータージャーナリスト 岡本幸一郎
40代後半にして業界では「若手」に属するジャーナリストだが、その経験に裏打ちされた自動車知識は老人をもしのぐものがある。

いわゆる「ハズレ」物件を買わないためにはどうすればいいだろうか?ひとつの目安はもちろん価格である。多少の割高感や割安感はあっても、その値付けには理由がある。相場より安いと感じたら、それなりの理由があるはずだ。
修復歴や走行距離、内外装の程度はもちろん、ほかにもなにかあるかもしれない。だから事前に目安となる相場を下調べしておいて、安いと思ったら、その理由を聞き出し、それがあなたにとって許せる内容かどうかで判断するといい。クルマを買う時は得てして冷静さを失いがちだが、我に返ったときに後悔しないよう、平常心で臨もう。
筆者も中古車を見るのが好きで、たまに中古車販売店を覗いているが、なにが楽しいって、新車ディーラーと違い、中古車は買えば手に入る実車が目の前にあるため、買った後のことをイメージしやすいのである。それに改造されている個体もあるので、どのホイールを履かせるとどうなるとか、車高はこれくらい落とすとカッコイイとか、後で自分が手を入れる時の参考にもなる。
それから、新車ディーラーでは得られにくい、その車種固有の弱点なんかも中古車販売店のほうが把握していることが多いので、話を聞くのも面白い。単に中古車販売店へ“情報収集”しにいくのも楽しいものだ。

“納得できる”価格とは何か?
~そのメカニズムをひもとく~

実際に販売店で実車を目の前にすると、多少高くても「買ってしまえ!」となってしまうことがありがちだ。しかし、本当にその価格は納得できるものなのだろうか、価格のメカニズムを分析する。

妥協すべきポイントは物件のコンディション
中古車の価格はどうやって決まり、なにが影響してくるのか。販売店の店頭に並んだ物件に掲げられているプライスボードの数値は、適正なものなのだろうか。いざ実車を前にしてしまうと冷静に判断ができないかもしれないので、まずは販売店を訪れる前に、中古車価格を決定づける要素について考えておこう。
まず重要なのは、人気車か不人気車かである。価格が決まっている新車と違い、中古車というものは市場原理に従って価格が決まってくる。人気がある車種なら高くなるし、不人気車は安くなるのだ。それに加えて、人気グレード、人気カラーなども価格に大きく影響を及ぼす。
次に考えられるのが、個体ごとのコンディションである。基本的に車種やグレード、ボディカラーなどはユーザーが自分の好みですでに購入前から決めていることが多いので、コンディションを妥協することでお得な物件を手に入れるというのが賢い物件選びの秘訣となってくる。
走行距離や年式、そして修復歴などが主な要素だが、店頭で物件を見れば内外装の程度なども確認できる。これらを相場と照らし合わせて価格を吟味することになるが、もし納得できないようなら店員に掛け合ってみよう。無理のない程度の値引き交渉は決して悪い事ではない。

【個体の価格を決定するポイント】

【走行距離】

【走行距離】
過走行車がダメということはない。距離だけで判断せずに、事故歴や整備歴とともに見ることが重要だ。距離のわりにタイヤや内外装がヤレていない物件も見つかる。

【修復歴】

【修復歴】
「修復歴」の表示は大規模修理にのみ表示義務がある。ボディのキズやヘコミは当てはまらないが、やはりキズがあると気分が悪い。店員との交渉材料のひとつにすべきだ。

【年式】

【年式】
年式は新しければ新しいほど価格は高くなりがちだが、古くてもしっかり整備されてさえいれば安心感は高い。適切な整備を受けてきたかどうかは記録簿で確認しよう。

「ちなみに」人気車か不人気車かを決定づける要因って?

【ボディカラー】

白、黒、シルバーを避けたい

白、黒、シルバーを避けたい
日本の自動車市場では、ほとんどの車種において、圧倒的に白、黒、シルバーの3色の人気が高い。必然的にこれらの物件の相場は高くなりがちだ。「まわりと同じは嫌だ!」という意識を持ち、別のボディカラーを選ぶのもおすすめだ。

【グレード】

外見上わからない部分で妥協する

外見上わからない部分で妥協する
やはり豪華装備の揃った上級グレードが中古車で人気になりがちだが、なかにはグレードごとにエンジンの排気量が異なるモデルだってある。これらはクルマの見た目には影響しない部分なので、妥協しやすいポイントでもある。

【車種】

新しさや希少性が大きく影響

新しさや希少性が大きく影響
相場が高くなる車種として挙げられるのが、新しめのモデル、新車で人気だったモデル、中古車流通量が少ないモデル、新車価格が高価だったモデルなど。各人の好みもあるだろうが、できることならば、これらのモデルを外して検討したい。

「マルバツで判定!」
販売店訪問時、本当に必要なものはいったいどれだ?

販売店訪問時、いったいどんなモノを持っていくと販売店で過ごす時間を無駄にすることがないか、はたまた便利か。
いくつかのものを取り上げつつ、マルとバツで勝手にジャッジ!

1.メジャー

長さや高さなど測ってデータ収集

長さや高さなど測ってデータ収集
邪魔になるものではないが、基本的には不必要。なにかを測る場面があるかどうかだが、たいていの車種のボディサイズはネットなどですぐ調べることができる。トランク開口部の広さなどある限られた部分のサイズ情報が必要ならぜひ。

2.タオル

物件の汚れを拭き取って見やすく

物件の汚れを拭き取って見やすく
用途としては、物件を拭くためのものだが、あれば便利!というほどでもない。そもそもキズやヘコミは多少ボディが汚れていても見ればわかるし、汚れを拭き取らないと見極められないくらい汚れているような物件はできれば避けたい。

3.カメラ

各パーツの詳細な記録を残す

各パーツの詳細な記録を残す
これはもう絶対あったほうがいい。もちろん物件の記録用として。帰宅してから思い出すにしても人間の記憶には限界があるし、別の販売店の物件と比較する際にも便利。スマホのカメラでも十分だ。ただ撮影前には必ず店員の了承を得ること。

4.ドライビンググローブ

ステアリングを握る手が滑らない

ステアリングを握る手が滑らない
人によっては「どうして?」と思うかもしれないが、いつもドライビンググローブをはめて運転している人にとっては、試乗の際に欲しくなる。とはいえ試乗はあくまでも試し運転であって、本気で走る必要はない。むしろ本気で走ったら危険なので必要なし!

5.ペンライト

暗い部分を照らして確認しやすく

暗い部分を照らして確認しやすく
ボディ裏やエンジンルーム内などの影になっている部分を見やすくする。日が暮れてから販売店へ行くならなおさら便利。わざわざ物件確認のために購入するほどではないが、所有しているなら販売店訪問に持参しても決して損はないだろう。

6.ハンコ

書類内容を認めるためのサインとして

書類内容を認めるためのサインとして
ハンコ、つまり印鑑は契約時に必要なもののひとつ。物件確認時に必要というわけではないが、即決した場合や、仮契約などの際に便利である。ただ大金を出して中古車を購入するのだから、決断は一晩寝てよく考えてからでも遅くはない。

7.委任状

販売店側に登録手続きなどを依頼

販売店側に登録手続きなどを依頼
登録作業を販売店に代行してもらう際に必要となる購入時に必要な書類。もちろん用意しても損はないが、物件確認時に即契約、即委任状とはならないのでまだ用意する必要はない。また、たいていの販売店は委任状の用紙を提供してくれる。

8.頭金

ローンの初回金や手付け金として

ローンの初回金や手付け金として
あまり大金を持ち歩かないほうが、防犯上は安全だ。現金をいくら持ち歩くかは個人の自由だが、オススメはしない。販売店もすぐ用意しろとは言わないだろうし、頭金をいま持ってるからということで交渉がスムーズに進むようなこともない。

まとめ

大人としてのマナーや常識を持って行動する
販売店訪問のためのさまざまな知識、方法論、コツなどを紹介してきたが、結局のところ販売店としても商売である。どのような客が来ようとも、最終的には応対するだろう。しかし、売買が「人対人」であるということもまた真実。あくまでも常識やマナーを持って接すること。このことが最も大切な販売店訪問の“ツボ”であることを忘れずに。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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