車のエンタメ
更新日:2021.08.21 / 掲載日:2021.07.29

「はたらくくるま」図鑑 キャンピングカー編 憧れのフルコンから軽キャンパーまで

 クルマの中にベッドやキッチン、トイレなどを備えるキャンピングカー。まさに移動する部屋であり、お家だ。そんなキャンピングカー市場は、コロナ禍にもかかわらず元気いっぱいとか。今回は「東京キャンピングカーショー2021」にお邪魔して、人気のキャンピングカーをチェックしてきたぞ!

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キャンパー憧れのフルコン/セミフルコン

Dethleffs PULSE T7051EB

SPEC
ベース車両:フィアット・デュカト エンジン:2.3リッターディーゼル 最高出力:178馬力 ミッション:9速AT 寸法:全長7400×全幅2330×全高3000mm 乗車定員:5名 就寝定員:4+1名 価格:1342万円~ メーカー:デフレス 日本正規代理店:東和モータース販売

  • ソファの後ろ車体左側にキッチン。給水タンクは116リッター、排水タンクは90リッター。

  • キッチンとベッドの間にシャワールーム。車体の反対側がシンクやカセットトイレとなる。

  • 運転席のすぐ後ろにテーブルと4人掛けできるソファを設置。夜は2人用のベッドとなる。

  • 車内の一番後ろが2人用のベッドルーム。ベッドの下は大型の収納スペースとなっている。

快適装備が揃った移動する家だ!

 全長6mを超えることが普通な「フルコン」「セミフルコン」の魅力は、広々とした室内空間と充実した装備類だ。テーブルにソファ、ベッド、キッチンにトイレ、さらにはシャワーや大型収納まで備えられるのが魅力だ。「モーターホーム」などと呼ばれることもあるように、まさに移動できる家。キャンピングカーの王様と言える存在だ。

 室内が広いということで、室内レイアウトのバリエーションも豊富。夫婦2人だけ、家族4人で利用するなど、使い方にあわせた室内レイアウトが選べるようになっている。

 もちろん断熱パネルを使っており、冷暖房、冷蔵庫などの家電類も揃っているため快適性も十分。さらに調度類のクオリティも高く、ラグジュアリーな気分に浸ることができるモデルもある。

 日本で販売される「フルコン」「セミフルコン」は輸入車となる。北米で生産された「フルコン」はクラスAと呼ばれる、ちなみにクラスBは「バンコン」、クラスCは「キャブコン」だ。ただし、現在のところ新車は欧州車が主流となる。

 メインの価格帯は1300~1800万円となかなかに高価。オプションとなる装備類も非常に豊富なので、内容にこだわると、お値段もそれなりになってしまうのが痛いところだ。

バリエーション豊富なバンコン

COMPASS

SPEC
ベース車両:トヨタ・ハイエース S-GLワイドミドル エンジン:2.7リッターガソリン/2.8リッターディーゼル 寸法:全長4840×全幅1920×全高2090mm 乗車定員:6名 就寝定員:6名(大人4名、子ども2名) 価格:675万4000円~ メーカー:ホワイトハウス

  • テーブルを中心とした4座がフラットになって2人分のベッドになる。凝った機構も見どころのひとつだ。

  • 上段に2人、下段に2人、ポップアップルーフ部に2人という計6名が就寝可能となる。

取り回しやすいサイズでカスタマイズも自由自在

 日本で最も数多く売れているキャンピングカーが「バンコン」だ。ベース車両は、トヨタのハイエースと日産キャラバンが主流となる。その魅力は、なんといっても扱いやすいサイズだろう。ほとんどの場合、普通の商用バンとサイズが変わらないからだ。

 以前はテーブルとソファ、ベッドだけという水回りを持たない簡易キャンパーというべきモデルが人気であったが、最近では水回りを備えたモデルの人気も高まってきた。簡易的なものからキャンプ向けまで、幅広いバリエーションから選べるのも「バンコン」の魅力。価格は400~700万円といったところだ。

入門用に大人気の軽キャンパー

INDY 108

SPEC
ベース車両:ダイハツ・ハイゼットトラック エンジン:660ccガソリン 駆動方式:2WD/4WD 寸法:全長3395×全幅1475×全高1990mm 乗車定員:4名 就寝定員:4名 価格:315万1150円~ メーカー:東和モータース販売

  • 夜はポップアップルーフに2人、車内に2人が就寝可能。

  • ポップアップルーフがあることで室内空間を広くとることができる。ソファは4座だ。キッチンを設定することも可能だ。

様々な工夫で広さと使いやすさをアップ

 軽自動車をベースにした軽キャンパーの魅力は、車両価格と維持費の安さだ。ただし、サイズがミニマムなので、広さに関しては、ある程度の覚悟が必要だ。キャブコンやバンコンと比べれば、当然、広々というわけではないのだ。

 とはいえ、最近は頭上空間を増やすことのできるポップアップルーフ車両も増えている。また、クッションを巧みに利用して上手にソファとベッドを使い分ける車両も多い。さらにキッチンのありなしも選べる。意外にバリエーションが豊富なのだ。ニーズにあった車両を探すようにしよう。価格は300万円から探すことができる。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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