キズ・へこみ直し
更新日:2025.05.19 / 掲載日:2025.05.19
愛車のキズやへこみを修理したい!板金塗装や外装補修はいくらかかる?

愛車のキズやへこみ、修理費用っていくらかかるか気になりませんか。ディーラーに頼むと高いけど、DIYは不安という人は多いですよね。
ですが、小さなキズでも放置しておくと、サビや腐食の原因になるため、修理費用が高くつく恐れもあります。
この記事では、キズへこみの種類別の修理方法、費用相場、業者選びのポイントまで、今すぐ知りたい情報をまとめて解説しています。
安心して愛車のメンテナンスができるよう、ぜひ最後までお読みください。
1. キズへこみを修理するなら DIYか業者に依頼する
愛車についたキズやへこみを修理する方法は、DIYか業者に依頼する2種類の方法があります。それぞれ、メリットとデメリットを紹介しますので、ご自身の状況やキズの状態に応じて適切な方法を選びましょう。
(1) DIYで修理するメリット・デメリット
DIYで修理するメリットとデメリットをご紹介します。
①【メリット】修理費用を抑えられる
業者に依頼するよりも費用を抑えられます。必要なのは市販のリペアキットなどの購入費用のみです。
業者に依頼すると、技術料や人件費などが上乗せされるため、どうしても費用が高額になります。
②【メリット】修理のタイミングを自由に選べる
DIY修理では、ご自身の都合に合わせて修理できます。
業者に修理を依頼する場合、予約を取ったり、車を持ち込んだりする手間が発生しますが、DIYならこれらの手間はかかりません。
自分の空いた時間に、納得いくまで作業を進められます。
③【デメリット】仕上がりの質が劣る
DIYでの板金塗装は、仕上がりの質がプロに比べて劣ります。
とくに、色合わせや研磨などの作業は専門的な知識や技術が必要となるため、DIYでは色ムラや仕上がりの粗さが目立ってしまうのです。
④【デメリット】車体をキズつけるリスクがある
工具の扱いに慣れていない場合や、作業に不慣れな場合、車体をキズつけてしまうリスクがあります。
たとえば、研磨の際に力を入れすぎたり、コンパウンドの種類を間違えたりすると、塗装を剥がしてしまう恐れがあるでしょう。
⑤【デメリット】時間と労力がかかる
DIYでの修理は、一見手軽に見えますが、実際には想像以上の時間と労力がかかります。
とくに初めての場合は、手順を調べたり、材料をそろえたりするだけでもかなりの時間を要するでしょう。
(2) 業者に依頼するメリット・デメリット
業者に依頼するメリットとデメリットをご紹介します。
①【メリット】プロの仕上がりになる
経験豊富な整備士が作業するため、仕上がりの質が高く、安心して任せられます。
とくに、塗装や複雑な修理をする際は、プロの技術が活かされます。修理後の耐久性も期待できるでしょう。
②【メリット】時間を節約できる
業者に依頼することで、修理にかかる時間を大幅に短縮できます。
熟練の技術者が専用の設備を使って、効率的に作業を進めてくれるからです。そのため、DIYするよりもはるかに短い時間で修理が完了します。
③【デメリット】修理費用が高額になる
DIYに比べて、修理費用が高くなるのは避けられません。
損傷の程度や範囲によっても異なりますが、技術料や人件費、設備代が上乗せされるため、修理費用はDIYよりかなり高額になります。
④【デメリット】修理期間が必要になる
板金塗装は、修理箇所や損傷の程度によって、数時間から数週間の修理期間が必要になります。
これは、複雑な工程を複数経て修理する必要があるためです。日常的に車を使用している人は、代車の手配なども考慮する必要があります。
2. 車のキズやへこみの種類別修理方法と難易度まとめ
車のキズは、その種類によって適切な修理方法が異なります。ここでは主なキズの種類と、それぞれの修理方法、難易度について解説します。
軽微な擦りキズであれば、DIYで修理できる可能性があります。しかし、へこみを伴うキズや広範囲に及ぶキズは、専門的な技術が必要となるため、業者へ依頼しましょう。
キズの種類 | キズの修理方法 | 修理の難易度 |
---|---|---|
・こすれば消えるキズ ・擦りキズや洗車キズ ・爪がひっかからないキズ | コンパウンド | 比較的簡単に修理可能 |
・キズの範囲が狭く、塗装が剥がれている程度のキズ ・コンパウンドで修理できない小さなキズ ・爪がひっかかるキズ | タッチペン | 専門知識や道具、作業時間がある人は、自分で修理可能 (完全に目立たなくすることは難しい) |
・コンパウンドやタッチペンで修理できない深いキズ ・キズだけでなくへこみがある | パテ | 自分で修理するのは難しいため、業者に依頼 |
3. 車のキズへこみをDIYで修理する方法

軽微な擦りキズや浅いへこみなら、DIYでも修理できます。費用を抑えたい人や、ちょっとしたキズを自分で直したい人は検討してもよいでしょう。
DIY修理には、タッチペン、コンパウンド、パテなどの方法があります。
・タッチペン:小さなキズや塗装剥がれに最適。
・コンパウンド:擦りキズや水垢を研磨して目立たなくする。
・パテ:へこみを埋めて修復する。
ただし、DIYでの修理にも一定の技術や知識が必要です。メンテナンス初心者がすると、仕上がりが不自然になったり、逆にキズを広げたりする恐れがあります。
また、遠目で見たら問題なく修理できていても、専門業者と同じクオリティには仕上げられません。
詳細の方法は下記の記事で解説していますので、こちらをご覧ください。
4. 車のキズやへこみの修理を業者に依頼する場合の費用相場
車のキズの修理を業者に依頼する場合の費用相場は、以下のとおりです。
キズの種類や場所 | 費用相場 |
---|---|
小さいキズや浅いキズ | 10,000〜30,000円 |
深いキズやへこみ | 20,000〜50,000円 |
バンパー | 10,000〜40,000円 |
フェンダー | 20,000〜50,000円 |
ボンネット | 20,000〜50,000円 |
ドア | 30,000〜60,000円 |
バックドア | 20,000〜50,000円 |
ただし、キズの大きさや深さ、部品の損傷度合い、依頼する業者によって修理費用は大きく異なります。キズの状態によっては、修理より部品交換のほうが費用を抑えられる場合もあります。
5. 車のキズやへこみの修理費用が高くなる3つの理由
上記でご紹介した車のキズやへこみの修理費用が、思っていたより高額で驚いた人は多いでしょう。
キズやへこみの修理費用が高くなる理由は以下の3つです。
1. 多くの工程と手間がかかる
2. 高い知識と技術力が求められる
3. 特殊な設備や道具が必要になる
順にご紹介します。
(1) 多くの工程と手間がかかる
車のキズやへこみの修理には、非常に多くの工程と手間がかかります。そのため、どうしても費用が高くなってしまうのです。
たとえば、キズを直して目立たなくするだけでも、表面を研磨してパテで滑らかに成形します。その後、下地処理し、塗装する部分の下準備を整えます
そして、いよいよ塗装ですが、ただ色を塗るだけではなく、周囲の色と合わせて塗装しなければいけません。塗装後には乾燥させ、最後に磨き上げて美しい仕上がりになります。
へこみの修理となると、さらに複雑です。専用の工具を使って内側から優しく押し出したり、パネルを叩いて元の形に戻したりと、繊細な作業が求められます。さらに、周囲の色に合わせた調色と塗装も必要です。
このように、美しく頑丈な仕上がりを実現するためには、多くの工程と手間、そして職人の技術が欠かせないのです。
(2) 高い知識と技術力が求められる
車のキズやへこみ修理は、高度な専門知識と技術が求められる作業です。
とくに、車の塗料は多種多様で、経年劣化によって色味が変化するため、元の色と完全に同じ色を調合するには熟練の技術が必要です。わずかな歪みや凹凸も見逃さず、元の状態に戻すには経験と精密な作業も欠かせません。
輸入車や高級車の場合は、さらに難易度が上がります。特殊な塗料が使われていることが多く、入手困難な場合もあるため、専門知識を持った業者でなければ対応できません。
そのため、修理には専門的な知識と技術を持った業者に依頼する必要があり、その分費用も高くなる傾向があるのです。
(3) 特殊な設備や道具が必要になる
高品質な修理を実現するためには、職人の技術力だけでなく、専用の設備や道具も欠かせません。これらの設備や道具は非常に高価で、修理費用に影響する要因のひとつとなっています。
たとえば、塗装ブースは、ほこりやチリをシャットアウトし、常に最適な温度と湿度を保つための特殊な空間です。このブースがあるからこそ、均一で美しい塗装が可能になります。
へこみを修復する際には、専用のハンマーやドリー、スタッド溶接機など、さまざまな特殊工具を使用します。これらの工具は、職人が的確かつ丁寧に作業を進めるために必要不可欠です。
高品質な仕上がりを実現するために、高価な設備や道具、そして多くの消耗品が必要となるため、修理費用は高くなってしまうのです。
6. 車のキズやへこみの修理費用を抑えるポイント3つ

愛車のキズへこみの修理費用を抑えたい人向けに、3つの効果的な方法を紹介します。
(1) 複数の業者から見積もりを取る
複数の板金塗装業者やディーラー、整備工場などから見積もりを取りましょう。
業者によって、価格設定やサービス内容は異なります。複数の業者の見積もりを比較することで相場を把握でき、適正価格で修理してくれる業者を見つけやすくなります。
見積もりを依頼する際は、キズやへこみの状態を正確に伝え、修理方法や期間、保証内容なども確認しておきましょう。詳細な見積もりを取ることで、のちのちのトラブルも避けられます。
(2) 修理範囲を最小限にする
修理費用は、修理範囲の広さに比例して高額になります。
そのため、修理費用を抑えたい場合は、修理範囲を最小限に留めましょう。キズやへこみの程度を慎重に見極め、本当に修理が必要な部分だけを修理します。
たとえば、小さなキズであればタッチペンで補修したり、へこみだけを修理したりするだけでも十分な場合があります。
さらに、修理箇所が複数になる場合は優先順位をつけることも重要です。安全に影響する箇所を最優先で修理し、見た目を損なうだけの軽微なキズは後回しにする、あるいは見送るという判断も必要です。
くわしくは、専門業者に相談することをおすすめします。
(3) 保険適用を検討する
ご自身の自動車保険に車両保険が付帯されている場合は、保険適用となるか確認してみましょう。
保険適用となると、修理に対する自己負担額を抑えられます。ただし、保険を使うと等級が下がり、翌年以降の保険料が上がる可能性があります。
そのため、修理費用と保険料の差額を考慮して判断しなければいけません。
7. キズへこみの修理業者を選ぶポイント
修理業者を選ぶ際には、以下の3つのポイントを踏まえることが重要です。
1. 技術力と実績
2. 保証内容
3. 口コミや評判
これらのポイントをしっかり確認することで、安心して修理を任せられる業者を見つけられます。
(1) 技術力と実績
修理業者の技術力と実績は、修理のクオリティに直結する重要なポイントです。
ホームページなどで過去の施工事例や資格の有無を確認することで、その業者の技術力を判断できます。
また、修理実績が豊富であれば、あらゆるケースに対応できる経験とノウハウを持っていると期待できます。
(2) 保証内容
修理後の保証内容も重要なポイントです。
保証期間の長さや保証範囲を確認することで、万が一修理後に不具合が発生した場合でも安心できます。また、保証内容が明確になっている業者を選べば、修理後のトラブルを避けられます。
(3) 口コミや評判
実際にその業者を利用した人の口コミや評判は、業者の良し悪しを判断するうえで重要な情報です。
口コミサイトやSNSなどで情報を集めたり、知人からの紹介などを参考にしたりし、信頼できる業者を見つけましょう。
8. 車のキズやへこみの修理はグーネットピットにお任せください
愛車のキズやへこみは、見た目を損なうだけでなく、放置するとサビついて車体の劣化を早める原因にもなります。
そのため、気づいたら早めに修理することが大切です。
修理方法には、「DIY修理」と「業者へ依頼する」2つの選択肢があります。DIYは費用を抑えられますが、仕上がりの質が劣ります。一方、業者に依頼すればプロの仕上がりになりますが、費用は高くなってしまうのです。
どちらの方法を選ぶかは、キズの程度や予算、そしてご自身の技術力によって異なります。ただし、修理に自信がない人は、無理せず業者に依頼しましょう。
グーネットピットには、豊富な実績と高い技術力を持つ修理業者が多数登録されています。
下記のWebサイトから、お近くの信頼できる業者を簡単に見つけられますので、ぜひご利用ください。