新車試乗レポート
更新日:2018.11.25 / 掲載日:2016.12.19
ダイハツ ムーヴ キャンバス 試乗レポート
ダイハツ ムーヴ キャンバス 試乗レポート
試乗
[ニューモデル]
発表:2016年9月7日
ダイハツお客様コールセンター
TEL:0800-500-0182
文と写真●編集部
細部に至る気配りが快適さを生む小粋なスタイリッシュワゴン
ムーヴファミリーに加わった話題のモデル「ムーヴ キャンバス」をテストドライブした。
丸みが強調されたポップなデザインと爽やかで優しいパステル調のボディカラー、2トーンカラーの設定など、女性ユーザーを明確に意識したモデルとなっているムーヴ キャンバス。超ハイト型のタントよりも全高をおよそ10cm抑え、軽やかな印象を与えるルックスだが、運転してみての印象もそれに違わず、終始軽快な挙動を見せてくれた。
エンジンの始動から感じられる静粛性の高さは、ライバル勢と比べても一段高いレベルに達している。走り出しはなめらかで60km/hほどの速度域までスムーズに加速する。ターボではないが、市街地での走行はキビキビとして、高速走行でも走りの面で不足を感じることはないだろう。それよりも、ボディの見切りがよく、小まわりもきくなど、運転の快適さのほうが印象的だ。
そして、このムーヴ キャンバス、けっして「可愛い」だけのクルマではない。視界良好なモデルであるが、ダイハツ初となるパノラマモニター(オプション設定)の効果は抜群だった。ナビ画面に表示されるカメラ映像にアシストされれば、「縦列駐車が苦手」などというドライバーも減るのではないだろうか。また、今回は試す機会がなかったが、歩行者にも対応する衝突回避支援システム「スマートアシストII」とステアリング連動ヘッドランプもまた、このクルマの魅力である「便利さ」に役立つはずだ。また、収納も位置や形状がよく考えられている。
■インテリア/エクステリア写真[1]
広々とした室内は明るく快適。操作系は機能的に極力シンプルにまとめられている。前席の座面がベンチタイプで、バッグを手元に置けて便利だ。
高着火スパークプラグや低フリクションエンジンオイル、CVT制御の最適化などにより、燃費は最高28.6 km/L(JC08モード)。
■インテリア/エクステリア写真[2]
後席は前後にスライド可能で、後席を使いながら最大で580mmの荷室となる。折りたたみも簡単で、荷物によって自在にアレンジできる。
室内空間の広さを追求したスクエアなボディ形状ながら、ルーフから各パネル、ライトやノブにいたるまで、細やかなデザインによって可愛らしさを表現。
ダイハツ ムーヴ キャンバス G メイクアップ SA II 2WD(CVT)
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1655mm |
---|---|
ホイールベース | 2455mm |
トレッド前/後 | 1305/1295mm |
車両重量 | 920kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 52ps/6800rpm |
最大トルク | 6.1kg m/5200rpm |
JC08モード燃費 | 28.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 155/65R14 |
価格
ムーヴ キャンバス | 118万8000円~166万8600円(全グレード) |
---|