災害対策・防災グッズ
更新日:2016.12.27 / 掲載日:2016.12.26

エアバッグの種類(場所)について

エアバッグの種類(場所)について

goo-net編集チーム

エアバッグは現代の自動車には欠かせない安全部品の一つで、
このシステムが存在することで自動車事故に遭遇した際に乗員の身体を保護し、
フロントガラスやダッシュボード、ハンドルなどに激突し、
ケガを負う危険性を大幅に軽減することができます。

今ではエアバッグは運転席、助手席のみならず、
車内の様々な場所に搭載されており、それぞれに大きな役割が与えられています。

自動車を運転する際には、自分の車両のエアバッグシステムをよく知っておくことが重要です。

エアバッグの種類(場所)にはどんなものがある?

エアバッグと聞くと、運転席のステアリングホイールに格納されているものや、
助手席の前面から出てくるものを思い浮かべる人は多いことでしょう。
日々エアバッグの研究が進み、上記以外にも様々な種類のエアバッグの普及が進んでいます。

例えば、各座席の窓側には、座席の外側の部分が膨らむサイドエアバッグや、
ルーフサイドの部分から窓全面を覆うようにして膨らむ、
カーテンシールドエアバッグといった種類の保護装置が備わっており、
運転席と助手席のダッシュボードの下部には膝を守るニーエアバッグなどがあります。

この他にも、後部座席には頭上にあたる部分や中央部分、
運転席と助手席には背もたれや座面の下にエアバッグが搭載される例が多いほか、
自動車の種類によってはシートベルト本体にも内蔵されていることがあります。

前面のエアバッグはどのような衝撃から守るもの?

前面のエアバッグは、自動車が前面にある物体に衝突した時に作動し、
主に頭部や胸部に対する衝突や衝撃から守る効果をもたらします。
シートベルト着用のもとで作動することで、衝撃から身を守る最大限の効果が得られます。

自動車が正面衝突事故を起こすと、
車内で乗員が前方にあるハンドルやダッシュボード、フロントガラスに衝突する危険性があり、
実際に衝突による負傷や死亡の事例は多数報告されています。

この衝突から身を守るために最初に登場したのがシートベルトですが、
この装備が義務化された当時、自動車ユーザーの多くから、
シートベルトを装着する効果に対する批判が噴出しました。

そこで、シートベルト以上に乗員の安全を確保するシステムとして登場したのが、
運転席と助手席の前面で作動するエアバッグシステムです。

側面とそれ以外のエアバッグはどのような衝撃から守るもの?

エアバッグは1990年台以降、前面以外の部分にも搭載が進められ、
前部以外からの強い衝撃に対しても身を守ることができるようになりました。

例えば、側面に取付けられているものは、
側面衝突をした時や車両が横転した時に乗員の上半身を保護する役割を果たしており、
ダッシュボードの下部に搭載されているものは、
運転席や助手席に座っている人の下半身を保護するとともに、
衝撃によって乗員の座る位置が移動しないようにする役割があります。

また、座面の下に搭載されているものは、下腹部にかかる衝撃の軽減だけでなく、
乗員が前方に移動してしまうのを防ぐ効果もあります。


エアバッグは車種やグレードによって搭載される場所や数も異なりますが、
今後も乗員の身体を保護するシステムとして益々進化し続けることでしょう。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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