車を長距離運転する際に重要な点検と注意点

goo-net編集チーム

お盆や年末年始の帰省やGW、シルバーウィークなどでの遠出をする際、
車の長距離運転を余儀なくされる人は多いと思われます。
車の運転が好きな人でも長時間の運転は精神的にも肉体的にも大変くたびれるものです。

それは車も同様で、長距離運転中に思わぬ故障やトラブルが発生する場合もあります。
安全に移動するためにも車を長距離運転する際に重要な点検と注意点を見ていきましょう。

車の長距離運転をする際にしておきたい車の点検ポイントは？

長距離運転は人にも車にも多大な負荷を与えます。

長距離運転中に起きる車両トラブルには、バッテリーあがりやタイヤのバースト、
異音の発生などがありますが、普段からきちんと点検を行っていれば防げるものです。

これらのトラブルを防ぐためにも出発前にチェックしておく項目をまとめてみました。

・エンジンオイルのチェック
・冷却水のチェック
・ファンベルトの張り・損傷のチェック
・ラジエターのキャップは閉まっているか
・タイヤの溝は減っていないか
・タイヤの空気圧は適正か
・発煙筒は積んでいるか
・ライトは点滅するか
・ブレーキオイルは適量か
・ワイパーのゴムは消耗していないか
・ブレーキはきちんと動作するか

上記の他にも子供の乗車のためにチャイルドシートを利用している方は、
安全に取付けられているかどうか、必ずチェックをするようにしましょう。

車で長距離運転をする際の注意点とは？

長距離運転の際にドライバーが注意するポイントは「無理な走行をしない」ことに限ります。
以下にドライバーの注意点をまとめてみました。

1．余裕を持った走行計画を立てる

年末年始やお盆など、高速道路の渋滞が確実視される時期の長距離運転では、
渋滞による時間のロスを念頭に入れ、余裕を持った走行計画を立てましょう。

例えば、休憩は1～2時間に1回を目安に取る、
眠くなりやすい明け方の4時～6時の走行は避ける、などです。

時間に追われて焦ったり、イライラすると運転に悪影響を与えます。
長距離運転を楽しむような心のゆとりが必要です。

2．エコノミークラス症候群に気を付ける

長時間同じ姿勢で運転していると、立ち上がった後に息苦しくなってしまう、
「エコノミークラス症候群」に陥ってしまう場合があります。

ひざの裏の静脈が圧迫されてできた血栓が肺に到達して呼吸困難になる症状ですが、
最悪の場合は死に至るケースもあります。
まめに休憩を取り、身体をストレッチするなどして血流をよくしておきましょう。

エコノミークラス症候群は、
ドライバーだけでなく助手席の同乗者も同じ条件で発生しますので、お互いに注意してください。

高速道路を使って長距離運転をする際に気を付けること

帰省などの長距離運転で欠かせないのが高速道路の利用です。
信号も交差点もなく、ただまっすぐ目的のインターチェンジに向かうだけなので、
ドライバーの負担も少なくなります。

しかし渋滞しやすいのも高速道路の特徴です。
高速道路を利用する場合も、渋滞を想定して、
長時間車内で過ごすことを前提に準備を進めましょう。

高速道路はその名の通り、一般道よりスピードを出して走行できるイメージがありますが、
場所や天候状況などによっては速度規制があります。
電光表示や標識などで認識をして、法定速度を守って走行するようにしましょう。

また、山間部の高速道路ではガソリンスタンドが少ないので、
事前に地図で調べて、ガス欠しないように余裕を持って燃料補給を行ってください。

車を長距離運転するためには、人にも車にも最小限の負荷で済むよう、
事前の準備をしっかり行いましょう。