試乗記[2016.11.17 UP]

プジョー 508 SW GT BlueHDi 試乗レポート

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プジョー 508 SW GT BlueHDi

しなやかな足さばきに見る源流回帰

 プジョー最新のクリーンディーゼルエンジンを搭載した上級モデルの508、そのステーションワゴンSWに試乗してみた。エンジンは2Lで、すでに1.6Lで最新ディーゼルがいかに優秀かを体験していたのだが、2.0Lもまた特有の魅力にあふれていた。

 508 SWは重量1.7トンの大きめのボディだが、トルクの厚みと発生される回転域の広さで、あらゆる状況で軽快に加速することができる。組み合わせられる6速ATもエンジンとのバランスがよく、不要な変速にもお目にかからなかった。クルージングでも速やかに加速して低い回転をキープ、さらなる多段化の必要性を感じさせないのだ。

プジョー 508 SW GT BlueHDi

 特筆すべきは、その足まわりが見せる「懐の深さ」。急なコーナーや切り返しが連続する峠道をしなやかに駆け抜けて見せる。フワフワではない、しっとりとしたストローク感に身を委ね、ワインディングを求めて峠道を長い時間走り込んでしまった。近年、高い剛性感やスタビリティを標榜して、「ドイツ車化」が囁かれていたフランス車だが、最新世代のプジョーは、自らの「走り」を取り戻している。クリーンディーゼルの508 SWは、そう感じさせてくれた。静粛性の高さも特筆すべきで、峠の登り道でホットに攻めても、不快な振動やエンジンが室内に伝わることはなかった。

 18.0km/L(JC08モード)という燃費のよさや軽油の安さに加え、クリーン性能も高い直4 2Lディーゼル。排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化するAdBlue(尿素水溶液)と自動ですすを再燃焼させるセルフクリーニング機能を持ったDPFによって、重量税と自動車取得税がともに100%、自動車税が75%のエコカー減税適用となる。購入時の費用が軽減されるので、ますます魅力的な選択肢となる。

 優秀なディーゼルユニットとマッチングのよいボディがプジョーの快進撃を予感させる。

文●GooWORLD 写真●内藤敬仁
問い合わせ プジョーコール TEL:0120-840-240

Detail Check

プジョー 508 SW GT BlueHDi(コックピット)

コックピット

落ち着いたインテリア。しかし、センターコンソールでスポーツモードを選ぶと、ステアリングの操舵力が増し、アクセルレスポンスも鋭くなる。さらにスピーカーと連動して、エンジンや排気音がワイルドに変化する。

プジョー 508 SW GT BlueHDi(インテリア)

インテリア

レザーとファブリックを組み合わせたシートは質感が高い。色はグレーのみで、赤いステッチがアクセントになっている。

プジョー 508 SW GT BlueHDi(ルーフ)

ルーフ

室内に大きな開放感をもたらすパノラミックガラスルーフは標準装備となっている。電動サンシェードが昼夜、晴雨に対応する。

プジョー 508 SW GT BlueHDi(エンジン)

エンジン

1.6L、2.0Lともに、振動を打ち消すバランサーシャフトを備え、アイドリングストップ時の始動もオルタネーター方式で静かだ。

プジョー 508 SW GT BlueHDi(ラゲッジルーム)

ラゲッジルーム

ラゲッジルームは通常560Lで、後席を畳むと1598Lの大容量となる。フラットかつスクエアで、使い勝手は抜群。

主要諸元:508 SW GT BlueHDi(6速AT)

全長×全幅×全高 4830×1855×1505mm
ホイールベース 2815mm
トレッド前/後 1565/1525mm
車両重量 1700kg
エンジン 直4SOHCディーゼルターボ
総排気量 1997cc
最高出力 180ps/3750rpm
最大トルク 40.8kg m/2000rpm
サスペンション前/後 ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤサイズ前後 235/45R18

全国メーカー希望小売価格(発売 2016年7月)

508 SW アリュール(6速AT) 397万8000円
508 SW グリフ(6速AT) 462万1000円
508 SW GT BlueHDi(6速AT) 464万円

Body Color

 □ビアンカ・ホワイト  エジプシャン・ブルー  アルタンス・グレー
 □パールホワイト  ペルラ・ラネ・ブラック

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