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更新日:2015.01.28 / 掲載日:2007.10.01

ホンダ S2000 中古車購入チェックポイント

  • ホンダ S2000
    中古車購入チェックポイント

    ホンダ S2000

    ABA-AP2
    参考車両:標準
    初年度登録:2007年10月

  • ホンダ S2000

■全体のチェックポイント

ユーザーにはクルマ好きが多いが、いくつかの傾向がある。サーキットなどで激しく走り込んでいる。走りよりも改造を楽しんでいる。ファッションとしてオープンカーに乗っている。各部を細部まで慎重にチェックするのはもちろんだが、車両がどのように使われ、扱われていたかも探ろう。注意したいのは、エンジン、駆動系、足まわりなど、走行に関わる部分のコンディション。外観がきれいなことも上質車の条件だが、見かけに惑わされずに“中身”を確認しよう。中にはフレームを修正している車両があることにも注意したい。

  • 1.全体の雰囲気から探る

    ホンダ S2000(全体)

  • 1.全体の雰囲気から探る

    やや離れた遠目から、外装部品の立て付けや塗装面の状態などをチェックしよう。車両の周囲を一巡りして、違和感や不自然に見える部分などがあれば、近寄って詳しく調べよう。
    正面は、バンパー/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどの立て付けと、全体に左右対称になっていることを確認。ヘッドライトが片方だけ新しい(交換)場合は、その側の車体部を修理している疑いもある。バンパー下部の損傷や破損、バンパーやフロントガラスの飛び石による傷などにも注意。

  • 2.後部のチェックポイント

    ホンダ S2000(後部)

  • 2.後部のチェックポイント

    前部と同様に、バンパー/トランクリッド/コンビネーションランプ(テールライト)/フェンダーなどのバランスをチェック。マフラーエンドのずれなどにも注意しよう。
    トランクリッドの立て付けが全体に狂っていれば、トランクリッドがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間の異常箇所があれば、その部分の車体部を修理している。
    ナンバープレートの傷や変形、修整跡なども、修理/交換を推察するヒントだが、後部は封印の傷(剥がし形跡)に気を付けよう。

  • 3.整備状態を確かめる

    ホンダ S2000(整備状態を確かめる)

  • 3.整備状態を確かめる

    定期点検整備記録とつき合わせて、消耗部品を中心に、エンジンと周辺をチェック。オイルの滲みや汚れ(漏れの兆候)にも注意。できれば、オイルの量および汚れ、ブレーキやウォシャーの液量なども点検したい。
    周辺と比べて新しい、交換している部品があれば、消耗部品か、不具合があったか、あるいは事故などでダメージを受けたのか、整備記録も探ってみよう。

4.鉄板部の状態を調べる

左右フェンダー側のインナーパネルや室内側のダッシュパネルなど、エンジンルーム内各部の鉄板を調べよう。車体骨格部を修理/交換している車両は修復歴車と明示しているはずだが、念のために、歪みや修理跡などがないかチェック。塗装が新しい部分があれば、錆などの補修か、修理跡か確認。部品などに塗装の飛沫が付着していれば、周辺に修理跡などがないか調べよう。

  • 5.ボンネットのチェック

    ホンダ S2000(ボンネット)

  • 5.ボンネットのチェック

    外面だけでなく、裏面に修理跡などがないかチェック。アウター(外)とインナー(内)のパネルを接合している部分(特に縁のシーラー)の状態に注意。
    交換することもあるので、ヒンジ部のネジを脱着していないかも確認。ヒンジの修正/交換にも注意。
    修理/交換跡があれば、ボンネット単独の損傷も考えられるが、他の部分も修理していないか、車体部を詳しく調べる必要がある。

  • 6.前部の必須チェックポイント

    ホンダ S2000(前部の必須チェックポイント)

  • 6.前部の必須チェックポイント

    エンジンルームの前部で車体の左右に繋がっているラジエターサポートは、車体前部に大きな衝撃を受けると、ダメージを負う確率が高い。修理/交換の形跡などがないかチェックしよう。
    左右フェンダー側の接合部、前部のバンパーやヘッドライト、ラジエターサポートに固定しているラジエターやボンネットキャッチなど、周辺および関連部品の状態にも注意。

  • 7.取り付け状態を確認

    ホンダ S2000(取り付け状態を確認)

  • 7.取り付け状態を確認

    フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかもチェック。外して修理、あるいは交換することもあるので、取り付けている固定ネジの状態もチェックしよう。
    フロントフェンダーは、車体構成上の重要な補強部材とはなっていないので、傷や凹みなどを修理しても修復歴にはならない。しかし、外して修理/交換するほどなら強い衝撃を受けていると考えられるので、車体内側の骨格部にダメージがないか確かめる必要がある。

  • 8.サスペンションにも注意

    ホンダ S2000(サスペンションにも注意)

  • 8.サスペンションにも注意

    車体内側はタワー部(サスペンション取り付け部)周辺も慎重にチェックするが、サスペンションの取り付け状態にも注意。ダンパーマウント(サスペンションの頭の部分)が新しい場合は、足まわりに損傷を負って、交換している疑いがある。また、減衰力調整式サスペンションなどに交換していることもあるので注意しよう。

  • 9.隙間の幅と色調を比べる

    ホンダ S2000(隙間の幅と色調を比べる)

  • 9.隙間の幅と色調を比べる

    立て付けをチェックする時は、例えば車体前部側面では、フェンダー、ドア、ピラー(フロントガラス部の柱)、サイドシル(ドア下の梁)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けてずれているか、修理あるいは交換している可能性がある。
    隙間を境に、隣り合うパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が違って見えることがある。

  • 10.角度を変えると見える

    ホンダ S2000(角度を変えると見える)

  • 10.角度を変えると見える

    車体まわりは、見る角度を変えながらチェックしよう。プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども判断しやすい。
    表面を斜め方向から透かして見れば、見落としやすい浅くて広い凹み、あるいは波打ち(板金修理跡のしわ)なども確認できる。
    色艶が違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっているなど、部分的な塗装の異常箇所も修理跡の可能性がある。

  • 11.フェンダーの縁も確認

    ホンダ S2000(フェンダーの縁も確認)

  • 11.フェンダーの縁も確認

    膨らんでいるホイールアーチ部(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷があれば、凹みを伴っていないか、フェンダーに歪みが生じていないか確認。
    鉄板を折り込んでいる部分も覗いて、修理跡などがないかもチェック。スポット(溶接)の打ち直しに注意。
    さらに奥を覗いて、タイヤハウス部に異常がないかも確認。下部に設置しているストレーキの状態にも注意しよう。

  • 12.下にも注意ポイント

    ホンダ S2000(下にも注意ポイント)

  • 12.下にも注意ポイント

    サイドシル(ドア下にある車体の前後方向に通っている梁)は、側面部だけでなく、必ず下部も覗いて確認。もとから仕上げが粗く、汚れていることも多いので判断は難しいかもしれないが、損傷や歪み(曲がり)、修理/交換跡などがないかチェック。腐食や錆止め処理などにも注意。フレーム修正機に固定したクランプ(爪)跡にも注意したい。

  • 13.側面のチェックポイント

    ホンダ S2000(側面のチェックポイント)

  • 13.側面のチェックポイント

    ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することがあり、交換してしまうことも多い。ヒンジ部の取り付けネジをチェックしよう。ただし、ドアの立て付け調整でネジを回すことがあるので、ネジ脱着の形跡だけでドアを修理/交換していると決めつけるわけにはいかない。ドア自体はもとより、ヒンジやピラー(柱)、サイドシル(ドア下の梁)などに異常がないか、周辺も詳しく調べて判断する必要がある。

14.リアフェンダーのチェック

ドアの開口部を調べよう。乗り降りなどで付けることがある擦り傷や打ち傷、凹み、塗装欠けなどがないかチェック。塗装補修や修理跡などがないかも確認。
開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理している。ダメージの程度と範囲を確かめよう。
下部の接合部(角のある溝)付近に修理跡があれば、フェンダーかサイドシルを交換している疑いもあるので要注意。
車体左側は、フューエルリッドを開けて、マスキング跡や修理跡などがないか確認。リッドの取り付け状態にも注意。

  • ホンダ S2000(リアフェンダーのチェック)

  • ホンダ S2000(リアフェンダーのチェック)

  • 15.開閉の状態をチェック

    ホンダ S2000(開閉の状態をチェック)

  • 15.開閉の状態をチェック

    トランクリッドは、ロックの解錠/施錠具合を確認。スムーズに開閉できるかどうか、上げ下げの動き具合をチェック。上がった状態でしっかり止まっていることも確認。
    閉まり具合が悪い(カチッと収まらない)場合は、トランクリッドがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。トランクリッドがずれているだけなら立て付け調整やキャッチ部(ロックの受け金具)の修正などで直ることもあるが、原因を確かめる必要がある。
    トランクリッドの裏面側に修理跡などがないかチェックし、交換した形跡がないかも確認。トランクリッドに設置しているハイマウントストップランプの取り付け状態もチェックしよう。

  • 16.後部の修理跡に注意

    ホンダ S2000(後部の修理跡に注意)

  • 16.後部の修理跡に注意

    トランクルームの開口部左右を見ると、鉄板の接合部がある。溶接やシーラー、塗装などの状態に注意して、修理/交換の形跡などがないかチェック。
    開口部後部のパネルは見えないが、コンビネーションランプやバンパーなどの取り付け状態を調べよう。

  • 17.タイヤとホイールのチェック

    ホンダ S2000(タイヤとホイールのチェック)

  • 17.タイヤとホイールのチェック

    タイヤは、スリップサインを目安に残り溝の深さを点検。傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかもチェック。
    摩耗状態も調べよう。接地面の一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)の狂いか、あるいは車体が歪んでいるのか、原因を確かめる必要がある。
    ホイールは、リム部(タイヤと接している縁)を傷付けることも多い。傷があれば、曲がりが伴っていないか確認。アルミホイールは、過度な衝撃による歪み(変形)や割れなどにも注意したい。

  • 18.床下も慎重にチェック

    ホンダ S2000(床下も慎重にチェック)

  • 18.床下も慎重にチェック

    フレーム(骨格)やメンバー(補強部材)など、鉄板部に損傷や歪み、修理/交換跡などがないか。マフラーやサスペンション、ブラケットなど、部品や金具類なども、傷、凹み、曲がり、修理/交換の形跡などがないかチェック。
    油汚れ(オイルやグリスなどの漏れの兆候)、ゴム部品の劣化(ひびや割れ)など、整備に関わる部分にも注意。錆は、表面に浮いている程度なら心配ないが、範囲と腐食状態を確認。再溶接した(加熱した)部分は錆が発生しやすいことも、修理/交換のヒントだ。

  • 19.MTを操作してチェック

    ホンダ S2000(MTを操作してチェック)

  • 19.MTを操作してチェック

    シフトレバーを操作して、緩み(ぐらつき)や引っかかりなどがないかチェック。クラッチペダルも操作して、遊びと床板との隙間を点検。
    エンジンをかけてブレーキを踏んだまま、クラッチの切れ具合もチェック。走行距離が少なくても、扱い方によってはクラッチが消耗して滑っていることもある。
    できれば試走して、シフトと合わせてクラッチの切れを確認。シフト時のギヤ鳴りや、走行中に発生する唸り音に注意したい。

  • 20.不具合の兆候を探る

    ホンダ S2000(不具合の兆候を探る)

  • 20.不具合の兆候を探る

    エンジンをかけて、始動状態やアイドリング回転などをチェック。できれば試走して確かめたいが、アクセルペダルを軽く煽って、スムーズに回転が上下するかどうかも試してみよう。
    始動が困難な場合は、バッテリーをはじめ、関連機器や装置などに不具合があることも考えられる。エンジン回転中に異音や大きな振動が発生していれば、なんらかのトラブルを抱えている可能性がある。
    エンジン始動時は、警告灯類の点灯や点滅などにも注意しよう。

  • 21.装備機器類の機能を確認

    ホンダ S2000(装備機器類の機能を確認)

  • 21.装備機器類の機能を確認

    ウインカー、ヘッドライト、テールランプなどの灯火類。ホーン、ワイパー、ミラーなどの保安装置類が正常に作動することを確認。エアコンやオーディオなど電装機器や電動機構なども、調整操作して機能を確認。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯、キーレスエントリーなども忘れずにチェックしよう。

22.室内の隅まで細かくチェック

シートや内装材などに、汚れや傷、染み、破れ、穴などがないかチェック。コンソール、フロアマットの下、ロールバー、各部に設置しているボックス類の内部も確認。コンソールボックスやオーディオのリッド(蓋)、エアコン吹き出し口など、可動部品の動き具合を調べて、ガタ(緩み)や破損などがないかも確認しよう。

  • 23.幌のダメージに注意

    ホンダ S2000(幌のダメージに注意)

  • 23.幌のダメージに注意

    ソフトトップクロス(キャンバス)に傷や破れなどがないか。日焼けや劣化、誤操作(外気温が低い時に開閉するなど)による傷みなどがないかチェック。リアウインドウに傷や割れなどがないかも確認。長期間開けていないと固着していることもあるので注意。
    雨漏りがないことも確かめたいが、店頭で調べるのは難しい。販売店でチェックしてもらおう。

24.ソフトトップの動作をチェック

電動式ソフトトップを標準装備。販売店のスタッフに聞くなどして、操作手順をまず確認。
スイッチ操作して、トップ開閉の動きをチェック。動作中は、異音の発生にも注意。全開時にトップがきちんと収納できること。ロック解除およびロック時の固定状態も確認。
ウインドディフレクターの引き起こしも試して、動き具合と固定状態を確かめよう。

■書類の情報を確認

  • ホンダ S2000(書類の情報を確認)

    「定期点検整備記録簿(メンテナンスノートなど)」は、必ず記載記録内容をチェック。車両がどのように使われ、どのように扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの実施時期と、その時の走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。
    備え付けの書類は、「車検証」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で保証内容や期限を確認。「車両取扱説明書」のほかに、オプションなど追加装備類の説明書が揃っていることも確かめよう。

  • ホンダ S2000(書類の情報を確認)

■車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合には、周辺の状態もチェック。
●タイヤハウス(フェンダーのタイヤを覆っている部分)内に外装塗料が付着しているとか、メッキやゴム部品などに塗料の飛沫が付いているなどの場合も、周辺を詳しく確かめる必要がある。
●ドアの開口部などにマスキング(塗装スプレーが他の部分に広がらないようにするカバーを留める粘着テープを貼る)跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があれば、何らかの理由で塗装していることがわかる。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれているのは、ネジを回している証拠だ。
●普通はネジの頭は塗装されているので、傷は比較的容易に確認できる。無塗装の場合は判断しにくいので、車体の左右を見比べるといい。

溶接とシーラー
●車体を構成する部品が溶接で固定されている部分は、シーラー(接合部の隙間を埋める充填材)が塗布されている。修理や交換で再溶接すると塗り直すので、不自然になっている。
●疑わしい場合は、爪で押してみよう。表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、修理後に新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を見比べて判断しよう。
●車体各部はスポット溶接している(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)部位も多いが、修理工場でスポットを打ち直している場合は、直径が5mm以下(新車時は5mm以上が普通)、窪みが深い、2度打ちしたずれなど、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理すると、組み付ける際に誤差が出ることがあり、それは、隣り合うパネルの隙間(チリ)を見ればわかる。隙間の幅が均等になっていなければ、修理している可能性がある
●バンパーなどは押されてずれることもあるが、たとえ修理していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●モール類(フェンダーからドアにかけて線状に繋がっている飾りなど)やプレスライン(外板が折れ曲がっている角の線)がずれていることからも、立て付けに異常があることがわかる。クルマの鑑定ならおまかせ!

■今回の車両のプロフィール

●1999年4月に新発売した、サーキットでも走りを楽しめる本格的なスポーツカーとして設計された2座席オープンカー。モデルタイプを大別すると、2.0Lエンジンの前期(AP1)と2005年11月に2.2Lエンジンへと替わった以降の後期(AP2)に分かれる。参考車両は後期型で、2007年10月に一部改良した時期のモデル。VSA(車輪のロック/空転/横滑りを制御するシステム)とサテライトスピーカーを標準装備し、新デザインのアルミホイールを採用。同時期に、新タイプとして「タイプS」も発売している。

●242馬力を出力する2.2(2156cc)エンジン。ショートストロークシフトのクロスレシオ6速マニュアルトランスミッション。駆動方式はFR(後輪駆動)で、リミテッドスリップデフを標準装備。タイプ設定は、「標準」と「タイプS」の2種。標準に対してタイプSは、ファブリックシート&インテリア、アルミシフトノブ、サイド/リアエンブレム、フロント/リアスポイラー、フロント/リアストレーキ(タイヤに当たる走行風の整流板)、チューニングサスペンション、専用色アルミホイールなどの専用装備を装着。軽量化のためにスペアタイヤとジャッキを廃止し、替わりに応急パンク修理キットを備える。なお、参考車両は標準タイプだが、メーカーオプションの本革シート&インテリアとDVDナビを追加装備している。

●S2000の主な変更とモデルタイプ
◇1999年4月:新発売。[型式GH-AP1/車台AP1-100型]
◇2000年4月:平成12年排気ガス基準値適合。同年6月(5月生産以降)から適合車認定ステッカーを貼付。[LA-AP1/AP1-110]
◇2000年7月:VGSを採用した「タイプV」を追加。[LA-AP1/AP1-110]
◇2001年9月:マイナーモデルチェンジ。[LA-AP1/AP1-120]
◇2002年10月:特別仕様車「GIOIRE(ジオーレ)」を発売。
◇2003年10月:マイナーモデルチェンジ。[LA-AP1/AP1-130]
◇2004年3月:平成17年排出ガス規制適合。型式変更。[ABA-AP1/AP1-135]
◇2004年5月:生産工場を高根沢から鈴鹿に移管。[ABA-AP1/AP1-200]
◇2005年11月:マイナーモデルチェンジ。2.0Lから2.2Lに変更。[ABA-AP2/AP2-100]
◇2007年10月:一部改良。タイプVを廃止し、「タイプS」を追加。[ABA-AP2/AP2-110]
◇2009年6月末をもって生産終了。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード型式シフト駆動
S2000 標準ABA-AP26MTFR
S2000 タイプSABA-AP26MTFR

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