新車試乗レポート
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2016.07.22
DS 4 クロスバック 試乗レポート
DS 4 クロスバック 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表/2016年4月1日
シトロエン コール
0120-55-4106
文●九島辰也 写真●澤田和久
■しなやかな足まわりだけど走る楽しさは一流
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
エンジンは165馬力を発揮する1.6L直4ツインスクロールターボを搭載する。車格からしてピッタリの感覚だが、実感は2L級。24.5kgmの最大トルクがドライビングを楽にする。実際に走るとその恩恵は如実で、1.6Lという排気量を忘れてしまう。6速オートマチックトランスミッションと合わせて、ひとクラス上のアグレッシブな走りが堪能できるのだ。出だしのレスポンスのよさから追い越し加速の伸びまで、思いのほかスポーティな味付けとなっている。
またインテリアがオシャレなのもこのクルマのポイント。とくにシートの形状はそうで、時計バンドのようなシートバックのデザインは、ほかじゃあまり見られない。エレガントでありDSのブランドイメージに見合ったつくりをしている。
乗り心地はボディをフラットに保ちながらしなやかな足を持つフランス特有のもの。これに慣れてしまえば、コレしか乗れないってくらい味わい深い。その点からもフランス車らしさは全身で体感できる。あとは存在の認知度が上がれば、ヒットしそうである。
■インテリア/エクステリア写真[1]
シンプルに必要なスイッチだけが並ぶコクピットまわり。センターコンソールの造形やシートデザインからもそれはわかる。世界的なトレンドを取り入れた結果といえそうだ。
SUVさを出しながらクロームの3連メーターでスポーティさもアピールするインパネ。シートは黒とグレーのレザー&ファブリックを標準とし、オプションでクラブレザーを用意。
■インテリア/エクステリア写真[2]
トランクの大きさはそれほど驚くほどではないが、後席を倒せば十分。スタイリング優先でも後悔はしないスペースはありそう。
このボディに絶妙にマッチする小排気量エンジン。上まで回して軽快なハッチバックの走りを楽しめる。
ルーフモールディングやルーフスポイラーなどを装備。そのほかではフロントバンパー、17インチブラックホイール、ホイールアーチモールディング、リヤエンブレムなどがクロスバック専用。
DS 4 クロスバック(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4285×1810×1530mm |
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ホイールベース | 2610mm |
トレッド前/後 | 1530/1525mm |
車両重量 | 1370kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1598cc |
最高出力 | 165ps/6000rpm |
最大トルク | 24.5kg m/1400-3500rpm |
JC08モード燃費 | 14.9km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/55R17 |
価格
DS 4 クロスバック | 338万円 |
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