新車試乗レポート
更新日:2018.11.30 / 掲載日:2016.06.17
トヨタ オーリス ハイブリッド 試乗レポート
トヨタ オーリス ハイブリッド 試乗レポート
試乗
【追加モデル】
発表/2016年4月18日
トヨタ自動車・お客様相談センター
0800-700-7700
文と写真●編集部
■欧州でも人気を博すハイブリッドをいよいよ日本市場に投入
■ドライビング/ユーティリティ
通常のガソリンエンジンのほか、小排気量ターボなど多彩なパワートレーンを用意するオーリス。しかし、すでにプリウスなどでハイブリッドの恩恵に預かったことのある日本のユーザーには、ハイブリッド仕様こそ待ち望まれていたところがあるだろう。そのハイブリッド・メカニズムだが、スペック上では先代プリウスのものがベースに見えるものの、実際には新型プリウスの開発で得られた知見を反映させており、とくに制御技術のロジックはむしろ新型のそれに近いという。
ラインアップのなかで、価格的にもハイエンドに設定されたハイブリッド。だが、パッケージオプションが装着されない“素”の仕様であれば、120Tとの価格差はわずか3万円ほど。もちろん、装備が異なるため一概には比べられないが、EVモード時の電気自動車的なスムーズかつ静かな走りは多くのユーザーにとって歓迎されるはず。
走り出してまず感じられたのが、重厚とすら表現できる、しっとり感のある車体の動き。後席下にハイブリッド用のニッケル水素電池を収めたことで、重心が下がったことが伺える。それでいながらコーナーでも車体が自然なロールをともなってクリアするので気持ちがいい。燃費に目が向きがちなハイブリッドではあるが、走りの質感アップにも効果有り。注目のグレードと言えるだろう。
■インテリア/エクステリア写真[1]
合成レザーを使ったインパネは上質な雰囲気を提供してくれる。ステアリングホイールも本革となっており、ドライバーズカーとしての所有欲をくすぐる演出。
空力性能を極限まで追求したプリウスよりも、後席での過ごしやすさは快適。写真のシートは、G パッケージ専用オプションの本革とウルトラスエードのコンビネーション。
■インテリア/エクステリア写真[2]
先代プリウスのメカニズムをベースとしながら改良を加えた「3.5世代」のハイブリッドシステム。燃費は30.4km/L(JC08モード)。
バッテリーを後席床下に配置したおかげで荷室の使い勝手はガソリン仕様に遜色なしとなっている。
ハイブリッドのグレードは2種類。上級となるGパッケージは17インチホイールやバンパーの華飾などでよりゴージャスな印象。16インチ仕様も乗り味の面ではバランスがいい。
トヨタ オーリス ハイブリッド Gパッケージ(CVT)
全長×全幅×全高 | 4330×1760×1480mm |
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ホイールベース | 2600mm |
トレッド前/後 | 1515/1505mm |
車両重量 | 1400kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1797cc |
エンジン最高出力 | 99ps/5200rpm |
エンジン最大トルク | 14.5kg m/4000rpm |
モーター最高出力 | 82ps |
モーター最大トルク | 21.1kg m |
JC08モード燃費 | 30.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/45R17 |
価格
オーリス ハイブリッド | 262万473円~283万2545円 |
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