車のエンタメ
更新日:2018.11.30 / 掲載日:2016.05.30
ゴルフGTIがニュルFF車最速記録の証拠映像
ヤバイ。やば過ぎる。この速さは何なんだ。っていうか、こんな危険な場所でよくこんなにもスピードが出せるもんだよね。エスケープゾーンもない峠道みたいな場所なのに……。
というわけで、いまCセグメントハッチバックの戦いが熱いんですよ。といっても、販売台数でもなければ燃費の戦いでもありません。ニュルブルクリンクの北コースにおける、ラップタイム争いです。
ニュルブルクリンクというのはもうみなさんご存知ですよね。そう、ドイツにある超過酷なサーキット。全長20キロ以上で山岳地域だからアップダウンも遠慮ないという「ありえねー」っていう場所。あまりの環境の過酷さゆえにスポーツカー開発の聖地とも言われ、そこでのラップタイムが性能のひとつの指針にもなっている場所です。日本車だとGT-Rが量産市販車最速ラップをたたき出す場所としても有名ですね。
そんな場所でいまもっとも熱いのが、FF量産市販車最速ラップ争い。ルノー・メガーヌR.S.、ホンダ・シビックタイプRがバトルを繰り広げていましたが、今年5月、事件が起きました。なんと、ゴルフシリーズの「ゴルフGTIクラブスポーツS」そこに割って入り頂点へ。これはその時の車載映像というわけです。記録は7分49秒21。
スピードの伸びもスゴイ、コーナリングの速さもスゴイ。だけど何より凄いのは、ドライバーの集中力じゃないでしょうかね。だって、こんな神経を張り詰めた綱渡りみたいな状態を8分弱も続けるんですよ。尋常じゃないですね。ドライバーは心臓も毛が生えているんでしょうか?
ところで先日、ここでGT-Rを走らせて最速ラップをたたき出したミハエル・クルム選手に「怖くないのですか?」と聞いてみました。返ってきた答えはもちろん「怖いよ!(笑)」と。実話です。