試乗記[2016.05.19 UP]

ロータス エヴォーラ 400 試乗レポート

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ロータス エヴォーラ 400

400馬力オーバーの新世代ロータス

 エリーゼ、エキシージの上位に位置するエヴォーラは、ミッドシップでありながら「2+2」キャビンを有するという、ロータスらしい個性派スポーツ。進化のたびに速さに磨きをかけてきたが、新投入の「400」はジャンプアップの表現が相応しい進化を成し遂げた。機械式過給機で武装する3.5L V6の心臓は、なんと従来型より56馬力もパワーを増強。ついに最高速は大台の300km/h(MT仕様)に到達し、晴れてスーパーカーの仲間入りをした。

 試したのはMT仕様だが、まず乗る者の資格を問うのは重いクラッチ。2ペダルに慣れた軟弱者を簡単には受け入れない。だが、エンジンのトルク特性やクラッチのタッチは神経質ではない。さらに、乗り心地も許容できる硬さで、相変わらずエヴォーラは日常に使えるスポーツカーであり続けている。

ロータス エヴォーラ 400

 気になるのは全開性能だろうが、前作のエヴォーラS・IPSからの進化は明確なもの。スポーツモードを選択すると心臓はより活気づき、レスポンスやパワーフィールだけでなく、サウンドもやる気満々の印象に変わる。406馬力/41.8kg mの数字にもはや驚きはないが、味方をするのは1395(試乗車は1440)kgに収めた車重の軽さと、一段と磨かれた空力性能。どんな場面でもとびきり速い。

 とくに光るのは、ロータスのお家芸のシャープかつ正確なハンドリング。公道では限界が見えないほどの旋回スピードを誇る。それでいて、おとなしく扱えば十分に快適な走りも提供するのだから、楽しみの幅はかなり広い。また、攻撃的になったルックスや、質感を大きく引き上げた内装も、「400」の特筆すべき成長のポイント。1300万円を超える価格を納得させてくれる。パフォーマンスや価格はポルシェ911S級で、「2+2」という点もかぶってはいるが、スタイルや走りのテイストはまるで別物。ロータスならではのディープな世界に浸らせてくれる。

文●森野恭行 写真●澤田和久、北川 泉
問い合わせ ロータスコール TEL:0120-371-222

Detail Check

ロータス エヴォーラ 400(コックピット)

コックピット

デザインを一新し、洗練度と質感を大幅に高めたコクピット。ロータスらしくアイポイント設定は低く、スーパーカーのムードを味わわせてくれる。「400」にも設定される6速AT仕様は、先進的なボタン式セレクターを採用する。

ロータス エヴォーラ 400(インテリア)

インテリア

3kgの軽量化を達成したバケットシートは上質なアルカンターラ張り。その後ろにある「+2」の後席は、従来型より快適度を高めている。

ロータス エヴォーラ 400(エンジン)

エンジン

ミッドに積む3.5L V6スーパーチャージャーはトヨタ2GR型がベース。56馬力の強化を図り、大台の300km/hに乗せた。

ロータス エヴォーラ 400(ラゲッジスペース)

ラゲッジスペース

エンジン後方に容量160Lのラゲッジを持つ。エヴォーラのパッケージは、ミッドシップスポーツとしては抜群に効率的。賢い設計が光る。

ロータス エヴォーラ 400(タイヤ・ブレーキ)

タイヤ・ブレーキ

フロント19インチ、リヤ20インチのミシュラン・パイロットスーパースポーツを装着。ブレーキはAPレーシング製だ。

主要諸元:ロータス エヴォーラ400(6速MT)

全長×全幅×全高 4390×1850×1240mm
ホイールベース 2575mm
トレッド前/後 1564/1575mm
車両重量 1395kg
エンジン V6DOHC+スーパーチャージャー
総排気量 3456cc
最高出力 406ps/7000rpm
最大トルク 41.8kg m/3000-7000rpm
サスペンション前後 ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前後 Vディスク
タイヤサイズ前・後 235/35ZR19・285/30ZR20

全国メーカー希望小売価格(発売 2015年11月)

エヴォーラ 400(6速MT/6速AT) 1355万4000円/1406万1600円

Body Color

 メタリックブラック  レーシンググリーン  □メタリックホワイト
 メタリックシルバー  メタリックブルー
 メタリックオレンジ
 メタリックグレー  ソリッドレッド  ソリッドイエロー
 エヴォーラシルバー

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