新車試乗レポート[2006.02.10 UP]

試乗インプレッション

関連情報

ボディタイプ:コンパクトカー
トヨタ bB 試乗レポート

試乗
発表/2005年12月26日
文●横越光廣 写真●犬塚直

トヨタ bB
■あと数十歳若かったら・・・そう思わせる魅力にあふれている

初代はまさに「箱」。それがかえって、わかりやすく新鮮で若者たちのハートをとらえた。ひと目でそれとわかり、コンパクトサイズながら存在感があったのがbB。その流れは、今日的にアレンジされた2代目にも受け継がれ、相変わらずの個性派コンパクトとして注目できる。エンジンは1.3Lと1.5LでFFが基本。1.3には4WDがラインアップ。すべて4ATだ。

■ドライビング/ユーティリティ

プラットフォームは、先代がヴィッツファミリー。2代目ヴィッツがグローバルに展開するためのワイド化により、新型bBはパッソ・ベースとなった。とはいえ、活き活きとしたイメージと走りっぷりは、bBらしい。3.3回転のパワステは軽く、切り始めがクイック。その時点では、挙動がスポーティと感じられる。が、少々腰高感があって、ハンドリングはトータル的には手ごたえがいまひとつ。少々、ダイレクト感、一体感に欠けるのだ。調子に乗ってタイトコーナーを攻めると、強めのアンダーステアに手を焼く。ステアリングワークはていねいに、というのがbBをうまく操るコツだ。

乗り心地はソフトに感じるが、路面によってはピッチングが気になることも。サスストロークが短いのか、フリクションが大きいのか、乗り心地がそこそこなのが残念。

エンジンは、高回転まで軽快に吹き上がる。1.3LでさえDレンジホールドで6800(1.5は6500)回転近くまで引っ張れ、市街地ではbBらしく必要十分な加速性を発揮する。これが1.5Lとなると、排気音を含めスポーティフィールが高まる。なかなかトルクフルで扱いやすく、全体に軽快でスムーズなことも魅力だ。100km/hは4速2600、3速3800、2速6000回転弱で、クルージングは余裕。

自分が20歳前後のころだったら、魅力の1台と思ったことだろう。

■インテリア/エクステリア写真[1]

インテリア/エクステリア写真[1] インパネまわりのデザインは、造形的にもメリハリがあって満足度が高かった。しかも、操作性がよく機能的で、全体に都会的に洗練されている。3本スポークステアリングやアームレストは好感触。

インテリア/エクステリア写真[1] 後席のスペースは広々。ボックス形状のボディがフルに生かされている。一方、シート自体の座り心地とサポート性にはモノ足りなさを感じることもたしか。

インテリア/エクステリア写真[1] 前席はベンチタイプのセパレート。パッセンジャーとの一体感がこたえられない。若いカップルには最高のはず。ただし、シートのサポート性はいまひとつ。

■インテリア/エクステリア写真[2]

インテリア/エクステリア写真[2] 1.5Z・Qバージョンは、エアロ仕様のフロントグリルとリヤスポイラーが標準。大径マフラーカッター、185/55R15タイヤ&アルミが足もとを引き締める。

インテリア/エクステリア写真[2] 前席を含め、シートアレンジは多彩で工夫が生かされている。リクライニング機構付き6対4分割可倒の後席を倒せば、遊びグッズが満載できる。

インテリア/エクステリア写真[2] 1.5Lの3SZ-VEはVVT-iを備え、全域スムーズ。平成22年燃費規準を達成、平成17年基準排ガス75%低減レベル認定。

bB 1.5Z Qバージョン(4AT)主要諸元

全長×全幅×全高 3800×1690×1635mm
ホイールベース 2540mm
トレッド前/後 1470/1465mm
車両重量 1070kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1495cc
最高出力 109ps/6000rpm
最大トルク 14.4kgm/4400rpm
10・15モード燃費 16.0km/L
サスペンション前 ストラット
サスペンション後 トーションビーム
ブレーキ前後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 185/55R15

バリエーション&価格

134万4000〜184万8000円

※北海道・沖縄地区のみ価格が異なる。

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