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更新日:2018.11.09 / 掲載日:2016.01.28
ポルシェ、水平対向4気筒ターボを搭載する「718 ボクスター」「718 ボクスター S」
水平対向4気筒ターボを搭載する
ポルシェは2月1日、水平対向4気筒ターボを搭載する「718 ボクスター」「718 ボクスター S」の予約受付を開始する。2017年モデルの「718 ボクスター」シリーズの左ハンドル車に関する予約受付は、4月1日から30日までの期間限定となる。従来の「ボクスター」では、水平対向6気筒エンジンを搭載。しかしこの度、1950年代および60年代にタルガ・フローリオやル・マンをはじめとした数々のレースで優勝を飾ったミッドシップエンジンスポ-ツカー、ポルシェ718から続く水平対向4気筒エンジンの伝統を継承する。
PORSCHE 718 Boxster S
新型エンジン搭載でパワー、燃費ともに向上した
よりパワフルにそして燃料効率も改善された新開発の水平対向4気筒エンジンの出力は総排気量2リッターの718ボクスターで最高出力が220kW(300PS)、総排気量2.5リッターの718ボクスターSの最高出力が257kW(350PS)となっている。Sモデルにはバリアブルタービンジオメトリー (VTG)を備えたターボチャージャーが使用されている。それぞれ先代モデルに対して26kW(35PS)のパワーアップを実現し、燃費も13%向上している。トランスミッションは、6速MTと燃料を節約するバーチャルギアを備えた7速PDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)が用意された。0ー100km/h加速タイムは、PDKとスポーツクロノパッケージ仕様車で4.7秒(0.8秒向上)、同じ仕様の718ボクスターSでは4.2秒(0.6秒向上)と非常に高井運動性能を備える。
新設計のダッシュパネルが与えられたコックピット
2017年モデルの「718 ボクスター」シリーズの左ハンドル車に関する予約受付は、4月1日から30日までの期間限定となる
エクステリアデザインは、ラゲッジコンパートメントリッド、フロントウインドウ、コンバーチブルトップを除いて完全に見直されており、インテリアでは、新設計のダッシュパネル、最新のタッチスクリーンを備えたポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)が標準装備される。
また、フロントエンドは、LEDデイタイムランニングライトを統合したバイキセノンヘッドライトによる新しいデザインとなっており、4灯のデイタイムランニングライトを備えたLEDヘッドライトが新たにオプションで用意される。そのほか、シャシーとブレーキが一新され、コーナリング性能の向上に寄与し、電動式パワーステアリングは、10%ダイレクトに設定されより機敏でダイレクトな運転が可能になるという。
メーカー希望小売価格は、658万円から904万4000円(税込)