新車試乗レポート[2015.12.04 UP]

試乗インプレッション

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ボディタイプ:セダン
トヨタ クラウン 試乗レポート

試乗
【マイナーチェンジ】
発表/2015年10月1日
トヨタ自動車・お客様相談センター
0800-700-7700
文●森野恭行 写真●編集部

トヨタ クラウン

■人気絶頂での変更は基礎強化 ボディ剛性を向上して走りを磨いた

 クラウンといえば、保守的な日本の高級車ユーザーに愛され続けてきた存在。だが、現行型では思い切った造形改革を実践。クセの強いマスクは意外なほど肯定派が多く、新たなイメージの構築に成功した。そして技術も刷新。登場時の目玉は4気筒ハイブリッドだったが、今回の改良ではガソリンのダウンサイジングターボを新投入した。

■ドライビング/ユーティリティ

Report 森野 恭行 Report 森野 恭行

 まずはシリーズを通しての進化点から記す。乗り心地がいっそうマイルドで快適になると同時に、操舵の応答性やハンドリングの正確性のレベルアップも図られた。そのカギは、構造用接着剤の採用とスポット溶接の増し打ちにより、剛性を大幅に高めたボディにある。サスセッティングの見直しも効果的で、走り全体の質を向上させた。
 ここからは、アスリート系に新設の2Lターボ車に話の中心を移す。8AR-FTS型はレクサス系モデルでおなじみだが、クラウンには専用チューンのユニットが与えられた。違いは数字に表れない点で、トルク特性などを変更してこもり音を抑えたという。クラウンらしい心遣いが光る。
 事実として、スムーズネスや静粛性はハイレベル。8速ATとの連携もよく、ターボラグをほとんど意識させない。4気筒のネガ、ターボのネガを払拭した、優れたドライバビリティが魅力だ。
 それでいて、パワーモードを選んで右足を踏み込めば・・・ターボ本来の力感ある加速を楽しませてくれるのだから、走り指向の人にも満足を与える。そこで惜しまれるのは18インチ45タイヤ(オプションでの設定)の流用。電制可変ダンパーのAVSの助けを借りても、少しのゴツつきを伝えてしまう。快適性に重きを置くのなら、タイヤは55扁平17インチ(標準サイズ)が正解だ。

■インテリア/エクステリア写真[1]

トヨタ クラウン コックピット 伝統のモデルらしく、「クラウンの世界」をコックピットでも表現している。ロイヤル系に設定のフラクセン内装色は、上質感と落ち着きが魅力だ。質感のレベルも高度なものだ。

トヨタ クラウン 内装 「運転手付き」で使われるケースも多いだけに、後席空間の広さ、くつろぎ度は高度なもの。ロイヤルサルーンGは後席パワーシートや電動リヤサンシェードも標準で装備する。

■インテリア/エクステリア写真[2]

トヨタ クラウン エンジン ロイヤル系のメインはハイブリッド。4気筒2.5Lの2AR型を核とし、システム出力220馬力を誇る。4WDモデルも選択できる。

トヨタ クラウン 荷室 駆動用電池を前方に移設して、現行ハイブリッド車は実用的な荷室を確保。ゴルフバッグ4つを収納。

トヨタ クラウン 外装 大胆なグリルが目を引くマスクは、ロイヤル系、アスリート系とも押し出し感を高めた。アスリート系はリヤコンビランプも新意匠となる。日本での扱いやすさを考え、全幅は1800mmに設定。

クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG(CVT)

全長×全幅×全高 4895×1800×1460mm
ホイールベース 2850mm
トレッド前/後 1545/1545mm
車両重量 1680kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 2493cc
エンジン最高出力 178ps/6000rpm
エンジン最大トルク 22.5kg m/4200-4800rpm
モーター最高出力 143ps
モーター最大トルク 30.6kg m
JC08モード燃費 23.2km/L
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/60R16

価格

トヨタ クラウン 373万〜654万円(全グレード)

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