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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.11.26

ナンバープレートに赤枠や赤斜線が入っている意味とは

ナンバープレートに赤枠や赤斜線が入っている意味とは

goo-net編集チーム

車のナンバープレートを見てみると、
中には赤枠や赤斜線が入ってものを見かけることがあります。

この赤枠や赤斜線にはどういった意味があるのでしょうか?

赤枠や赤斜線は仮ナンバーを意味する

赤枠や赤斜線が入ったナンバープレートは、
仮ナンバーとして割り当てられたものになります。

仮ナンバーとは、車検切れなどの理由によって車検証の返納をした場合、
あるいは末梢登録した場合に、一時的にナンバープレートがない状態で車を運転することとなり、
その際に仮ナンバーとして割り当てられます。

この仮ナンバーとなった車は公道を走ることができなくなりますので、
実際に道路で走っているものは、自動車保管所から整備工場などまで移動する場合に限られます。

つまり、一般の方が仮ナンバーを割り当てられた車を運転することは、基本的にはありません。

赤枠の意味

赤枠が入った仮ナンバーは、正式名称を「回送運行許可番号標」と言います。

これは、自動車製作業者、自動車販売業者(中古車・新車のディーラーなど)、
自動車回送業者、自動車分解整備事業者のみが、運輸支局より許可を受けられるもので、
自動車整備のために移動する際、1年間の有効期限のもとに運行することができます。

赤斜線と大きく異なるのは、自動車損害賠償責任保険に関する項目です。

回送運行許可番号標の場合、複数車をまとめて手配できるという性質があるため、
車両自体で自賠責保険に加入していなかった場合にも、個別に加入する必要がありません。

これは、事業者にとっての大きな利点と言えるでしょう。

赤斜線の意味

赤斜線が入った仮ナンバーは、「臨時運行許可番号標」と言います。

市区町村役場で許可をもらうことになりますが、この許可を申請するためには、
その車両における自動車損害賠償責任保険証が必要となります。
場合によっては、運転免許証も必要です。

赤枠の「回送運行許可番号標」に比べると、業者にとって作業工数が掛かってしまいます。
許可期間は、市区町村により異なりますが、最長5日程度となっています。


道を走っている時に何気なく見ていた赤枠・赤斜線のナンバープレートには、
このような意味があります。

ぜひ今後の参考にしてみてください。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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