新車試乗レポート
更新日:2018.11.12 / 掲載日:2015.10.30
メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク 試乗レポート(2015年10月)
メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2015年6月18日
メルセデス・コール
0120-190-610
文●森野恭行 写真●編集部
■抜群のスタイリッシュさと中身のよさがヒットを予感させる
「多才」という言葉が、ピタリとはまるのがこのモデル。CLAはご存じのように、クーペの「カッコよさ」と、4ドアの「便利さ」を融合させた存在だが、シューティングブレークはさらに「ワゴン」の才能をプラスしている。CLSシューティングブレークの成功をトレースする弟分の登場は、日本でも大きな話題を振りまくに違いない。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
美しさがウリのCLAだが、シューティングブレークはリヤのボリュームが増したことでバランスがより高まった印象。容姿だけで「買い」という例もあるだろう。が、メルセデスだから当然、走りへの期待値も高いはず。シリーズには「180」、「250」のほか、360馬力の強心臓が自慢の「45 AMG」も設定されるが、今回メインで試乗をしたのは211馬力の2L直噴ターボに4駆メカを組み合わせた250シュポルト4マティックだ。
まず注目するのはゆとりのあるエンジン。フィールはとくに官能的ではないが、どんな場面でも十二分な加速力を提供し、メルセデスにふさわしい高度な快適性をもたらしてくれる。7速DCTの変速マナーも十分に優れている。
なら、シャシー性能は?18インチ標準といっても、履くのは非ランフラットのタイヤだから、直接的なゴツつきは伝えない。とはいえ常用域の乗り味はやや硬質だ。その印象が好転するのはハイスピード領域。サスの動きがよくなり、ハンドリング、乗り心地ともグッと良質になる。人工的に中立を締める電動パワステが水を差す点が惜しまれるが、ワゴン化のネガを感じさせないのはたしか。加えて悪天候の場面では、4駆が安定性と安心感を高める働きをし、どんなシチュエーションにもはまる「多才な1台」に仕上がっている。
■インテリア/エクステリア写真[1]
近年の「メルセデス様式」でビシッと決めたコックピット。スポーティムードと高級感をうまく融合させている。CLAはベルトラインを高めに設定し、適度な囲まれ感を演出する。
定員5人の設計だが、前席だけでなく後席にもヘッドレスト一体型シートを採用する。後席は足元空間、頭上高とも十分なスペースを確保。だが、セダンのような開放感は望めない。
■インテリア/エクステリア写真[2]
「180」は1.6Lで「250」は2Lのガソリン直噴ターボを搭載する。また「250」は4駆も選択できる。
「本格ワゴン」と定義しても満足できる積載性が魅力。荷室容量は定員乗車時で495L。後席を倒せばなんと、1354Lにまで拡大可能。
CLSから継承する美しいスタイルは、シューティングブレークでさらに完成度が高まった。「250シュポルト」はAMGデザインのエアロパーツやスポーツサス、18インチタイヤを標準装備する。
メルセデス・ベンツ CLA 250 シュポルト 4MATIC シューティングブレーク(7速AT・DCT)
全長×全幅×全高 | 4685×1780×1435mm |
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ホイールベース | 2700mm |
トレッド前/後 | 1555/1555mm |
車両重量 | 1580kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1991cc |
最高出力 | 211ps/5500rpm |
最大トルク | 35.7kg m/1200-4000rpm |
JC08モード燃費 | 13.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | 4リンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 235/40 R18 |
価格
メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク | 360万~567万円(AMG除く全グレード) |
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