車種別仕様・中古車評価・まとめ[2015.10.22 UP]

人気自動車ジャーナリスト(と編集スタッフ)が真剣チェック! 気になる中古車試乗判定 フォルクスワーゲン ゴルフ(VI)

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) 2012年フォルクスワーゲン ゴルフ(VI)

GooWORLDの掲載物件のなかでも、とくに人気の高い中古車をモータージャーナリストとともに試乗チェック!注目モデルは本当にお買い得なのか!?リアルなレポートをお届けしたいと思います!

この記事の目次

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) 試乗判定レビュー

文●森野恭行、竹岡圭、GooWORLD 写真●GooWORLD

今月の中古車は フォルクスワーゲン ゴルフ(VI)

ご存知フォルクスワーゲンの主力モデル。今回は先代ゴルフVI(ハイパフォーマンスモデルのGTI、ゴルフRをのぞく)にフォーカスする。中古車流通量も豊富だが、それゆえに年式とグレードにはこだわって選びたい。

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI)
フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) コックピット
運転のしやすさは快適性や安全性の基本

 デザインの新鮮味はないが、機能性とクオリティはいまも一級のレベル。視界のよさや、ドラポジ自由度の高さも見どころで、ファミリーカーのお手本となるコックピットになっている。上級モデルにはステアリングスイッチやパドルシフトを標準化するなど、装備レベルも満足のいくものだ。

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) 内装
ファミリーユースでも十分頼もしい広さと質感

 大柄な男性4人が無理なくドライブを楽しめる室内空間を備える。ラゲッジ容量も350〜1305Lと十分で、ファミリーカーの要件をきちんと満たす。撮影車は「マイスターエディション」のコンフォートラインのため、上質なタッチのアルカンターラ張りシートを標準で装備している。

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) エンジン
どれも粒ぞろいのエンジンラインアップ

 直噴ガソリン+過給機の「TSI」と「DSG」のコンビ。1.4L版は、コンフォートライン用が122馬力/20.4kg mを生むシングルチャージャー(ターボ)、ハイライン用が160馬力/24.5kg mを生むツインチャージャー(ターボ+機械式過給機)となる。トレンドラインは1.2L TSIを積む。

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) タイヤ・シフトレバー
効率性はいまでも高水準 グレードごとの個性も豊か

 デュアル・クラッチ・トランスミッションの流れをリードした「DSG」を搭載。1.4L&1.2L車には、乾式単板クラッチ+7速の高効率タイプを採用する。標準タイヤは、トレンドラインが15インチ、コンフォートラインが16インチ、ハイラインが17インチの設定。それぞれに味がある。

フォルクスワーゲン ゴルフ(VI) 試乗判定レビュー

自動車ジャーナリスト(森野 恭行・竹岡 圭)

中古車としてもっとも熟れ(売れ)頃のゴルフ

編集部●おかげさまで、先月号の当コーナー(先代ポルシェボクスター)は好評で、中古車の実力を気になされてる読者の方が多いことがわかりました。ありがとうございます!

森野●それはよかった。でも、企画のハードルはやはり高いよね。

竹岡●基本的に中古車の世界は一物一価ですからね。なるべく参考になるように、私たちもわかりやすいレポートを心がけましょう!

編集部●というわけで、今月は数ある中古車の中でも売れ筋のフォルクスワーゲンゴルフをご用意しました。先代VI型の2012年「TSIコンフォートライン・マイスターエディション」。個人所有車で走行距離は7000kmを超えたところです。

森野●現行VII型の評判がいいから影に隠れがちだけど、Vの熟成進化版といえるVI型は、いま振り返っても完成度の高さがわかる。また絶妙なモデルを持ってきたね(笑)。

竹岡●VI型は販売期間も約4年と、歴代ゴルフのなかでは比較的短かったんですよね。

編集部●VII型のデビューから2年経ちましたから、VI型の価格はだいぶお得感が得られるゾーンに落ち着いてきました。

竹岡●ゴルフはその誕生から常に世界のベンチマーク。ハッチバックとしてはもちろん、セグメントの枠を超えて他メーカーに影響を与え続けているわけだから、まさに大物よね。

森野●VWの「ダウンサイジング+過給器」であるTSI戦略は、日本では2005年のV型のゴルフから始まったわけだけど、このVI型でかなり熟した感があるよね。ツインクラッチであるDSGとのマッチングも含めて。VII型はプラットフォームから刷新されていて進化の最中だし、そもそもまだ高いから、このVI型は中古車ハンティング的に中身と価格のバランスに優れているわけだ。

編集部●この試乗車は、コンフォートラインのマイスターエディションです。ハイパフォーマンスなGTI、ゴルフRをのぞくと、ゴルフは以下の3モデルにわかれます。トレンドライン=1.2L・105馬力/コンフォートライン=1.4L・122馬力/ハイライン=1.4L・160馬力。では乗ってみましょう!

竹岡●ウ〜ン乗りやすい(笑)。私なりに美点をまとめると、「抜群の見切りのよさと取りまわし性」、「カチッとしっかり感のあるボディと剛性感の高さ」、「意外と瞬発力のある動力性能」ですね。やはり優等生ぶりは、先代モデルとなっても健在といったところでしょうか。3年落ちとはいえ、走行距離が少ないですから、内外装のヤレも見受けられませんでした。

編集部●ちなみにオーナーさんは、先ごろ認定中古車として、このクルマを購入されたそうです。200万円弱とのこと。

森野●クルマがとてもキレイだから、3年の歳月は感じさせないね。タイヤは新車装着のミシュランエナジーセイバーと・・・。この距離だから、しばらくこのタイヤは現役でいくのかな。今回はクルマの程度がすこぶるいいから、個体のコメントは重箱の隅をつつくような感じになるな。

編集部●ゴルフは中古車も豊富ですし、いざ買うとなると、年式とグレードが重要ですよね。

年式とグレードは妥協なく選びたい

自動車ジャーナリスト(森野 恭行・竹岡 圭)

森野●VI型は2009年4月のデビューだから、初期型でもまだ6年落ち。今後も中古車市場でもしばらく主流でしょう。

編集部●本誌のサイトで見ると、VI型とV型の中古車は500台弱が見つかりますから、まさにボリュームゾーンといえます。これがIVになると、いきなり半分以下に減少します。

森野●今回試乗して改めて思ったけど、VI型は、個人的にこの1.4Lシングルターボエンジンを搭載したコンフォートラインがもっともしっくりくるかな。16インチタイヤとのバランスもいいしね。

竹岡●私はグレード云々はとくにないかな。1.2Lシングルターボのトレンドラインも十分元気に走るし、ハイラインの17インチがしっかり路面を掴む感じも好き。むしろ気になるのは、後年モデルのほうがDSGの洗練度が増しているという点。クラッチのつながり方や変速ショックが少ないほうが、乗っていて気持ちがいいですからね。

編集部●GTIやゴルフRなど、ハイパフォーマンスなゴルフもありますけど、これはまた別立てで行いましょう。

森野●まあゴルフはど真ん中なモデルだからね。ライバル車より若干高い場合もあるけど、友人知人に薦めやすいクルマなことは間違いないよ。

竹岡●あとスルメのようなクルマって言い方もできない?長く乗っても飽きないのは、基本がよくできたクルマにしかできない芸当(笑)。

編集部●上手くまとめていただき、ありがとうございます。

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