【プジョー】「RCZ R」の最終モデル、限定30台で発売2015【価格】

　プジョーのハイパフォーマンスクーペ「RCZ R」の最終モデル「RCZ R Final Version」が9月15日に発売された。1.6のターボエンジンを搭載する6速MTモデルで、トルセンLSDや強化ブレーキ、カーボンルーフを装備する。駆動方式はFFで、左ハンドル仕様のみ。限定30台。価格は550万8000円。

　ベースモデルのRCZ Rは、プジョーのスポーツ部門「プジョースポール」がチューンナップを手がけたモデルとして2014年4月に限定150台で発売された。プジョーの市販モデルとして史上最高の出力270psを発生させる1.6L直4 DOHCターボエンジンと6速MTを搭載。

　RCZ R Final Versionには、さらに専用の装備とチューニングが採用されている。足回りにはスペシャルチューニングを施されたサスペンションと、380mmの大径フロントブレーキディスク、フロント4ポッド・レッドブレーキキャリパー、トルセンLSDを搭載し、19インチアルムホイールに高性能タイヤを装着している。ベースモデルにくらべて車高は－10mm、車重は－10kgに仕上げられている。パワートレインも改良を行い、CO2排出量を7％低減。EURO6の排出ガス規制に適応した。

　デザイン面では、新たにカーボンルーフを採用し、フロントとリアに「R」エンブレムを装着。インテリアにはナッパレザーとアルカンタラを組み合わせた新設計のバケットシートを搭載し、細部にレッドステッチを施している。

　ボディカラーは「モロカン・レッド」と「オパール・ホワイト」の2色。