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更新日:2018.11.10 / 掲載日:2015.09.04
【ボルボ】新型「XC90」がユーロNCAPで最高評価
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
ボルボの7人乗りSUV「XC90」がヨーロッパの自動車安全アセスメント「ユーロNCAP」で5つ星の最高評価を獲得した。また、ユーロNCAPの衝突回避テストでは、次世代の衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備しているXC90が史上初の満点を獲得した。
XC90は、2013年から評価対象に加えられたセーフティアシストの分野で100点満点を獲得。「AEB(Automatic Emergency Brake:自動緊急ブレーキ)」と「AEBインターアーバン」の2種類の緊急ブレーキのテストで、史上初の最高得点を獲得。ボルボの研究開発担当上席副社長、ピーター・メルテンス氏は「ボルボが開発したXC90が世界でもっとも安全なクルマの1台であることの、さらなる証明となった。今後も、ボルボは自動車安全分野における技術革新のリーダーとして、他社に先駆けて先進安全装備の標準装備化を推進していく」と語った。
XC90には、多くの独立系の安全審査団体が現時点ではテスト項目として採用していない歩行者保護機能まで標準で装備されている。「ボルボは、ユーロNCAPのAEBインターアーバン&シティのテストで、はじめて基準をクリアした自動車メーカー。ボルボが開発した新しい衝突回避・被害軽減ブレーキは、一定の条件下で昼夜を問わず車両や自転車、歩行者を検知することができる」とボルボのチーフエンジニア、マーティン・マグナッソンは述べている。
なお、新型「XC90」は2016年春に日本に導入される予定。
ボルボは、2020年までに新しいボルボ車において死者や重傷者をゼロにするという「ビジョン2020」を掲げ、技術革新を行っている。