カーライフ
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2015.10.02

免許証を紛失した際にやる再発行(再交付)手続きに対して前もって注意しておきたいこととは?

免許証を紛失した際にやる再発行(再交付)手続きに対して前もって注意しておきたいこととは?

グーネット編集チーム

紛失や盗難で免許証を財布ごとなくしてしまった…、ということも時にはあるもの。また、長期間の海外赴任などで有効期限が切れてしまうケースも。そんな免許証を再交付・再発行する際には、通常の自動車免許更新や住所変更の手続きよりも多くの準備が必要です。免許が手元にない状態で運転すれば、免許証不携帯や無免許運転などの違反になってしまうことも!手続きの前に押さえておくべきポイントを分かりやすくご紹介します。

免許証を紛失した! そんな時はどうしたらいい?

免許証を盗難などで紛失してしまった場合、免許証を再発行することができます。都道府県の運転免許試験場や所轄の警察署で申請すれば、新しい免許証を受け取ることが可能です。ただし、警察署の場合は即日交付ではなく、後日交付になります。免許証が郵送されるまでに、2~3週間はかかります。

必要書類は、再交付のための申請書に加え、「運転免許証紛失・盗難てん末書」という書類への記入が必要になります。再発行には保険証、社員証、学生証、住民票といった住所、氏名、生年月日を確認できる書類と印鑑、写真(縦3cm×横2.4cm)1枚が必要。写真は手続き場所にあるスピード写真で準備できます。なお、再発行の手数料は3,500円です。汚損や破損をしてしまった場合はその免許証を持参すればよいのですが、破損がひどくて免許証で本人確認が難しいような場合は、紛失のケースと同じく本人確認書類が必要になります。

再交付手続きで気をつけたいことあれこれ

再交付手続きで気をつけたいことあれこれ

グーネット編集チーム

運転免許の再交付申請の手続きに関しては、都道府県によって手続き可能な曜日などが違うことがあります。再取得手続きは警察署で扱っていない場合があることに注意してください。運転免許センター(運転免許試験場)でしか、手続きができない場合が多いです。

また再取得手続きは平日(月~金)しか扱っていない都道府県が多いのが現状です。事前に警察署や手続き予定の運転免許センターなどに問い合わせて、詳しく確認をしておいた方が安心です。運転免許証の再交付に関する手続きは、本人自ら行わなくてはなりません。家族などの代理人による手続きは認められていないので注意しましょう。

紛失したまま運転をしたらどうなる?

免許証の再取得手続きが行えるのは本人のみであり、またその場所も限られていることから、仕事やプライベートのスケジュールによっては、「行きたくてもなかなか行けない」という状況が生まれてしまう可能性もあります。

しかし必要な手続きをとらなければ、「免許証を紛失した状態のまま、クルマの運転を行う」ことになってしまいます。残念ながら、これは「免許不携帯」の取り締まり対象となる行為です。

「免許証がない状態で運転した」と聞くと、頭に思い浮かぶのが「無免許運転」です。しかし免許証を紛失しただけであれば、「無免許」にはなりません。ここで登場するのが、「免許不携帯」です。
「免許証が手元にない状態で運転した」と判断され、3,000円の反則金を納める必要があります。
ただし違反点数は「0点」で、違反歴として記録に残ることはありません。違反の中では、比較的軽い罰則内容と言えるでしょう。

とはいえ、運転中に運転免許証を携帯することは、ドライバーの義務です。紛失したことに気付いたら、できるだけ早めに適切な対応をするようにしましょう。また運転免許証再交付の場所へ出かけるときには、「自分でクルマを運転していく」以外の方法について、よく検討してみてください。

運転免許証再発行にかかる申請時間と取得期間

運転免許証再発行にかかる申請時間と取得期間

グーネット編集チーム

では運転免許証の再発行の手続きをした際には、どれぐらいの時間がかかるものなのでしょうか。「申請をしたあとは、できるだけ早く運転免許証を手にしたい!」と思うときには、ぜひ以下の情報をチェックしてみてください。

実は運転免許証再発行にかかる申請時間と取得期間は、「どこで再発行の手続きをするのか」によっても変わってきます。

再発行のために各機関へと出向く際には、「いつまでに入手したいのか」を意識して手続き場所を決定するのがおすすめです。

申請時間や取得期間をもっとも短くできるのは、運転免許試験場もしくは運転免許センターで手続きした場合です。

必要事項を記載した申請書や再発行手数料、さらに運転免許証に使用する写真など、必要な書類を揃えて提出すると、約半日程度で、新しい免許証を再発行してもらえます。「即日発行」が非常に大きなメリットとはなりますが、それでもやはり、それなりの時間はかかってしまうものですから、申請日は時間に余裕を持って行動するのがおすすめです。

運転免許証の再発行手続きは、最寄りの警察署から行うことも可能です。この場合も、先ほどと同様に必要書類を揃えて提出することになります。

ただしこちらのケースでは、実際に免許証を入手できるのは、申請から2~3週後となってしまいます。地域によっても取得期間に差がありますから、事前に確認しておくと安心です。

再発行後、紛失した運転免許証が戻ってきた場合

運転免許の紛失から、新たな免許証を再発行した場合でも、その後「なくしたと思った運転免許証が見つかった!」なんてこともあるでしょう。
この場合、「紛失したと思っていたもの」と「新たに再発行してもらったもの」、2枚の運転免許証が手元にある状態になります。

免許証の効力としては、新たな免許証を発行した時点で、古いものはすでに失効しています。見つかったからといって、「免許証」として使えるわけではないということを、まずは頭に入れておきましょう。

とはいえ日本の社会において、運転免許証が持つ意味は「クルマを運転できる許可」以上のものとなっています。自身の身元を証明するための書類として、普段から活用している方も多いことでしょう。
古い免許証をそのまま放置しておけば、悪意ある第三者に「身分証明書」として悪用される可能性もあります。

トラブルを防ぐためにも、古い免許証が見つかったときには、速やかに都道府県の運転免許試験場・運転免許センターへと返納しましょう。警察署でも構いません。
こちらは、道路交通法で定められているルールでもあります。「そのうち有効期限が切れるから」と放っておくのではなく、適切な対処をすることをおすすめします。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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