中古車購入チェックポイント
更新日:2018.10.16 / 掲載日:2011.08.12

日産 ステージア(2001年~)中古車購入チェックポイント

  • 日産 ステージア(2001年~) 中古車購入チェックポイント

    日産 ステージア

    GH-M35
    参考車両:アクシス2.5 2WD
    初年度登録:2006年10月

  • 日産 ステージア

■全体のチェックポイント

2001年10月~2007年6月まで販売した2代目で生産を終了したステージア。参考車両は、2004年8月以降の最終型をベースにした「アクシス」。外装・内装をしっかりチェックし、特にカスタム装備に損傷などがないか注意したい。エンジンやトランスミッションのほか、サスペンションやブレーキなど走行機能の状態も必ず確認。参考車両は外装と内装に傷みがあるが、我慢できる範囲かどうかは車両価格とのバランスで考えどころ。見かけよりも中身が大事という考え方なら、走りに関わる部分の状態を見極めたい。販売店で車両の現状を聞き、整備や保証についても確認しよう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    日産 ステージア(正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

    少し離れたやや遠目から、車体の様子を見てみよう。車両の周囲をひと巡りして、外装に異常がないかチェック。車体の傾きにも注意。違和感や不自然に見える部分があれば、詳しく調べてみよう。
    前方からは、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスを見る。前面は、基本的に左右対称になっていることもポイントだ。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換の疑い)は、その側の車体部を修理している可能性がある。ナンバープレートの変形や修正跡なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーの角や下側の損傷のほか、ボンネットやフロントガラスなどの飛び石傷にも注意。

  • 2.後部のチェックポイント

    日産 ステージア(後面)

  • 2.後部のチェックポイント

    後方からも、バンパー/テールゲート(バックドア)/コンビネーションランプ/フェンダーなどのバランスをチェック。後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測するヒントになる。
    テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間がずれている箇所があれば、その部分の車体部を修理/交換していると考えられるので、周辺を調べる。

  • 3.角度を変えると見える

    日産 ステージア(角度を変えると見える)

  • 3.角度を変えると見える

    外装をチェックする時は、見る角度を変えてみよう。プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確認しやすい。パネル表面を斜め方向から透かして見ると、浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども見落とすことがない。
    しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装面の艶が違う部分やザラザラとした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 4.隙間の幅と色調を比べる

    日産 ステージア(隙間の幅と色調を比べる)

  • 4.隙間の幅と色調を比べる

    外装の立て付けは、例えば車体前部側面では、フェンダーを中心に見てみると、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、ドア、ピラー(フロントガラス部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、どれかがダメージを負ってずれているか、あるいは修理/交換している可能性もある。
    隙間を境に、隣り合っているパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が微妙に違って見えることがある。

5.整備状態を確かめる

定期点検整備記録と突き合わせて、エンジンと周辺をチェック。オイル漏れなどにも注意。日常点検項目くらいはとりあえず見ておきたいが、詳しい整備状況は販売店スタッフに聞いて確認しよう。
交換した新しい部品を見つけたら、消耗品か、不具合があったか、それとも事故などでダメージを受けたのか、整備記録も見て交換した理由を探ってみる。

  • 6.車体内側の鉄板を調べる

    日産 ステージア(車体内側の鉄板を調べる)

  • 6.車体内側の鉄板を調べる

    左右フェンダー側や室内側のパネル、フレーム、メンバー(補強部材)など、エンジンルーム内側の鉄板を調べよう。車体の骨格となっている部分を修理している車両は、修復歴があることを明示しているはずだが、念のために、歪みや修理/交換跡などがないか確認する。カバーや機器類に隠れて見えない部分もあるが、できるだけ細部までチェックしよう。

7.取り付け状態を確認

フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかチェック。同時に、取り付けネジを回した形跡がないかもチェックしよう。フェンダーを支えているブラケット(金具)の状態も確認。フロントドアを開けると、ピラー(柱)部にもネジがある。
フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、修理しても修復歴にはならない。しかし、外して修理、あるいは交換しているとなれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか確かめる必要がある。

  • 日産 ステージア(取り付け状態を確認1)

  • 日産 ステージア(取り付け状態を確認2)

  • 日産 ステージア(取り付け状態を確認3)

  • 8.前部の要チェックポイント

    日産 ステージア(前部の要チェックポイント)

  • 8.前部の要チェックポイント

    エンジンルームの最前部で車体の左右に繋がっているラジエターコアサポートは、車体部に強い衝撃を受けると影響が及びやすく、修理/交換する確率が高い。特に樹脂製は交換することが多い。左右フェンダーとの接続部分、フロントグリルやヘッドライトなど関連部品、バンパーやフェンダーなど周辺の状態も含めて、慎重にチェックしよう。

  • 9.ボンネットの裏側も見る

    日産 ステージア(ボンネットの裏側も見る)

  • 9.ボンネットの裏側も見る

    外面をチェックしたら、裏面側に修理跡などがないかもチェックしよう。特に先端部周辺の状態に注意。
    ボンネットを外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジおよび車体側のヒンジ固定部周辺の状態もチェック。ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部の修理/交換に注意する必要がある。

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    日産 ステージア(縁と奥も覗いてチェック)

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)に損傷を負うことも多い。「アクシス」は、装着しているオーバーフェンダーに損傷がないかチェックし、取り付け状態を調べる。フェンダーに歪みがないかも確認。
    フェンダーの奥を覗いて、タイヤハウス内にダメージの痕跡や修理した形跡などがないかもチェック。同様に、バンパー側の状態も見てみよう。

11.側面のチェックポイント

ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することもあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺も詳しく調べて判断する必要がある。

  • 日産 ステージア(側面1)

  • 日産 ステージア(側面2)

12.下側にチェックポイント

「アクシス」は、車体側面の下部にサイドシルスポイラーを装着している。傷や破損などがないかチェック。取り付け状態も確認。交換していないかも注意しよう。
サイドシルスポイラーよりも重要なのは、サイドシル(車体前後方向に通っている梁)のほうだ。損傷や修理/交換の形跡などがないか。床下側を覗いてチェック。ドアを開けてステップ部(サイドシルの上側)の状態も調べよう。

  • 日産 ステージア(下側1)

  • 日産 ステージア(下側2)

13.リアフェンダーのチェック

リアドアを開けて、開口部を調べよう。後席への乗り降りなどで傷付けることがある。擦り傷、引っ掻き傷、打ち傷などのほか、簡易補修跡などがないかチェック。修理跡がないかも確認。
開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理しているので、ダメージの程度と範囲を確かめる。
車体右側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡がないかチェック。リッドの色調がフェンダーと違っていないかも注意。

  • 日産 ステージア(リアフェンダーのチェック1)

  • 日産 ステージア(リアフェンダーのチェック2)

  • 14.テールゲートのチェック

    日産 ステージア(テールゲートのチェック)

  • 14.テールゲートのチェック

    解錠・施錠の具合をまずチェック。リモコンキーでも試してみよう。開閉して、テールゲートを上げ下げする動き具合をチェック。上げた全開状態でしっかり止まっていることも確認。半ドア状態から自動的に閉まるオートクロージャーの動作もチェック。
    うまく閉まらない場合は、オートクロージャーの不具合などのほか、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられるので注意したい。

  • 15.取り付け部もチェック

    日産 ステージア(取り付け部もチェック)

  • 15.取り付け部もチェック

    テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。テールゲートを交換している形跡がないかもチェック。ヒンジおよびルーフ側のヒンジ固定部周辺に歪みや修正/修理の形跡などがないかもチェックしよう。

16.開口部を慎重にチェック

テールゲートを開けて開口部の上部を見ると、鉄板の接合部がある。溶接、シーラー、塗装の状態に注意して、修理/交換の形跡などがないかチェック。
開口部の大半は鉄板部が見えないが、コンビネーションランプやバンパー、フェンダー、ピラーなどの状態に注意。後方から強い衝撃を受けると、ルーフやキャビン(室内)などにも波及することがあるので、周辺も含めて慎重にチェックしよう。

  • 日産 ステージア(開口部を慎重にチェック1)

  • 日産 ステージア(開口部を慎重にチェック2)

  • 17.床の中も開けて確認

    日産 ステージア(床の中も開けて確認)

  • 17.床の中も開けて確認

    スペアタイヤ収納部も車体後部の要チェックポイント。特に鉄板部に歪みや修理/交換跡がないかチェック。底や周辺に貼ってある防振シートを貼り替えていないかも注意。新しい塗装跡があれば、錆などの補修か、修理跡か、慎重に調べる。水溜まりや水溜まり跡があれば、水が浸入した原因を確かめる必要がある。

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    日産 ステージア(タイヤとホイールのチェック)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷、異物の刺さりや噛み込み、ひび割れなどがないかもチェック。
    接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているか、車体が歪んでいるのか、確かめる必要がある。異常摩耗は、不適切なエア圧などでも起こるが、車体に問題がある要注意サインでもある。
    ホイールは、損傷や破損などがないかチェック。リム部(タイヤと接している縁の部分)に傷や曲がりがないかも確認。アルミ合金ホイールは、過度な衝撃を受けると生じる変形や割れなどにも注意。

  • 19.床下を覗いてチェック

    日産 ステージア(床下を覗いてチェック)

  • 19.床下を覗いてチェック

    床のパネルやフレーム、メンバー(補強部材)など鉄板部。マフラーやサスペンションなど部品類。ブラケットなど金具類も、傷や曲がり、歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。外観をきれいに直しても、見えない床下は修理しないことがあるので、ダメージ痕を見つけることもある。前後バンパーの裏側や、左右サイドシル側からも奥まで覗いてみよう。
    油汚れ(オイルやグリスなどの漏れ)、ゴムや樹脂部品の劣化(ひび割れなど)にも注意。錆が発生していれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、腐食の進行状態に注意しよう。

  • 20.エンジンをかけてみる

    日産 ステージア(エンジンをかけてみる)

  • 20.エンジンをかけてみる

    エンジンをかけて、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。
    始動困難、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えていると考えられる。始動時には表示/警告灯類の点灯などにも注意するが、異常を判断するのは難しい部分もあるので、車両の購入を決めたら、納車時に販売店で念入りにチェックしてもらうようにしよう。

  • 21.オートマチックのチェック

    日産 ステージア(オートマチックのチェック)

  • 21.オートマチックのチェック

    セレクトレバーを各ポジションに切り替えて、緩みや引っかかりなどがないか、操作具合をチェック。できれば試乗して、走行時のオートマチック動作を確認したい。マニュアルモードも、走行中に試してみたい。とはいっても、明らかな不具合症状が出ていないと、異常を判断するのは難しい。エンジンやトランスミッション、駆動系、サスペンションなど、走行に関わる部分は販売店で調べてもらうほうがいい。購入後も考えれば、整備付きの車両が不安が少ないといえる。

22.装備機器類の機能を確認

ヘッドライト、ウインカー、テール/ブレーキ/バックランプなど、保安装置の作動状態をチェック。エアコンやオーディオなど、電装機器や電動機構は、スイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確認。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯、リモコンキーなど、基本的な部分も忘れずにチェックしよう。
「アクシス」はカスタム装備を施しているが、車両の標準装備やオプションの追加などは、販売店で現車を見て、事前に確かめておこう。

  • 日産 ステージア(装備機器類の機能を確認1)

  • 日産 ステージア(装備機器類の機能を確認2)

  • 日産 ステージア(装備機器類の機能を確認3)

23.隅まで細かくチェック

室内は、汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席やラゲッジスペースも念入りに調べよう。床や天井の状態も確認。ボックス類は内部も見る。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口など、可動部の破損にも注意。参考車両は運転席シートのサポート部にレザー特有の擦り剥げがあるが、汚損や損壊などがあれば、修復が可能かどうか販売店に聞いてみよう。

  • 日産 ステージア(隅まで細かくチェック1)

  • 日産 ステージア(隅まで細かくチェック2)

  • 日産 ステージア(隅まで細かくチェック3)

  • 日産 ステージア(隅まで細かくチェック4)

■車両の情報をチェック

日産 ステージア(車両の情報をチェック)

備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容も見ておこう。

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。
●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。
●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。
●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。
●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。
●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。
●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角の線)やモール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

2001年10月~2007年6月まで販売した2代目で生産を終了したステージア。参考車両は、2004年8月以降の最終型をベースにした「アクシス」。外装・内装をしっかりチェックし、特にカスタム装備に損傷などがないか注意したい。エンジンやトランスミッションのほか、サスペンションやブレーキなど走行機能の状態も必ず確認。参考車両は外装と内装に傷みがあるが、我慢できる範囲かどうかは車両価格とのバランスで考えどころ。見かけよりも中身が大事という考え方なら、走りに関わる部分の状態を見極めたい。販売店で車両の現状を聞き、整備や保証についても確認しよう。

●2001年10月に2代目へとフルモデルチェンジしたステージア。内外装を一新するとともに、V型6気筒の2.5Lと3.0Lエンジンを採用。4WD車は2.5Lターボエンジンを搭載し、スノーシンクロモード付4WDを採用。あわせて、クロスオーバーSUVタイプの「AR-XFOUR」を新設定した。2002年1月には、オーテックのカスタムカー「アクシス」を発売している。

●2004年8月のマイナーチェンジでは、フロントバンパー&グリル、リアバンパーなどのデザインを変更。室内は、アルミ材を採り入れるなどして上質感を向上。2.5Lエンジンは、従来のターボを廃止し、1種類に統一。3.0Lは、新しい3.5Lへと変更。タイプを「RX」と「AR-X」に絞り、グレード設定をシンプルにしている。「アクシス」も、マイナーチェンジに合わせて内外装デザインを変更し、「アクシスS」を追加設定している。仕様グレードは、2.5Lの「250RX」と3.5Lの「350RX」があり、4WD「FOUR」も設定しているが、装備は基本的にほぼ同じ。キセノンヘッドランプ、電動格納式ヒーター付ドアミラ-、プラズマクラスターフルオートエアコン、本革巻ステアリングホイール、本アルミ&本革巻シフトノブ、運転席パワーシート、リモコン可倒式6:4分割リアシート、リモコンエントリ-システムなどを全車標準装備。250RXの2WDはマニュアルモード付4速ATで、他はマニュアルモード付5速AT。350RXの2WDには、トラクションコントロールシステムTCSが組み込まれている。250RX/250RX FOURは、CD一体AM/FMラジオ・6スピーカー、16インチアルミホイールを装備。

350RX/350RX FOURは、インダッシュ6CD・MD・AM/FMラジオ・6スピーカー、17インチクロームカラーコートアルミホイールを標準装備。「AR-X FOUR」は、フロントバンパー、フェンダー、サイドシルに樹脂製プロテクターを設置し、18インチアルミホイールを装備。350RX FOUR に対して最低地上高/車高が40mm高くなっている。「アクシス」は、ベース車に、オーテックのフロントバンパー、フロントグリル、ボンネットモール、サイドシルプロテクター、オーバーフェンダー、リアアンダープロテクター、本革シート&木目加飾、サスペンション、18インチアルミホイール&コンフォートタイヤを装着。「アクシスS」は、アクシスS専用のフロントバンパー、フロントエアダム、スモークヘッドランプ/フロントグリル/ボンネットモール、シート、本革巻スポーツステアリングホイール、センターコンソールリッドなどで内外装をカスタマイズ。専用のスポーツサスペンション、スポーツマフラー、17インチアルミホイール&スポーツタイヤなどを組み込んでいる。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定(2012.08)

2.5

グレード型式シフト駆動
250RXGH-M354AT-MFR
250RX FOURGH-NM355AT-MFR

3.5

グレード型式シフト駆動
350RXCBA-PM355AT-MFR
350RX FOURCBA-PNM355AT-M4WD
AR-X FOURCBA-PNM355AT-M4WD

オーテック カスタムカー

グレード型式シフト駆動
アクシス(250RX)GH-M354AT-MFR
アクシス(250RX FOUR)GH-NM355AT-M4WD
アクシスS(250RX)GH-M355AT-MFR
アクシスS(250RX FOUR)GH-NM355AT-M4WD
アクシス(350RX)CBA-PM355AT-MFR
アクシス(350RX FOUR)CBA-PNM355AT-M4WD
アクシスS(350RX)CBA-PM355AT-MFR
アクシスS(350RX FOUR)CBA-PNM355AT-M4WD

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