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更新日:2018.11.12 / 掲載日:2015.08.24
メルセデス・ベンツ、「SL」の特別限定車「SL 350 Mille Miglia 417」
Mille Miglia(ミッレミリア)での「300 SL」優勝60周年を記念するモデル
メルセデス・ベンツ日本は8月20日、「SL」の特別限定車「SL350 Mille Miglia 417」を追加し、日本で受注を開始した。限定台数は20台。ハンドル位置は左ハンドルのみ。また、SLの一部仕様の変更も行われた。
今回の特別仕様車は、Mille Miglia(ミッレミリア)での「300 SL」優勝60周年を記念するモデルという。Mille Migliaとは、1927年~1957年にイタリアで行われていたレース。北イタリアのブレシアを出発し、ローマで折り返して再びブレシアに戻る計1000マイルで競われる。1955年のレースで、スタート時刻の「4時17分」を表すゼッケンナンバー「417」の300SLが、11時間29分21秒というタイムで生産型スポーツカークラスで優勝。「417」という数字が車名にも使われている。
SL350 Mille Miglia417
「SL」の特別限定車「SL350 Mille Miglia 417」を追加
インテリアカラーは、ブラックで、カーボンマットのインテリアトリムを採用。シートとステアリングに専用のカーボンパターンエンボス加工を施している。シートステッチ、センターコンソール、ステアリングのグリップ部などにクラシックレッドのアクセントが配置されるほか、ヘッドレストには“SL MILLE MIGLIA 417”、フロアマットには”1000 MIGLIA“の文字が刺繍されている。
シートとステアリングに専用のカーボンパターンエンボス加工を施している
クラシックレッドのアクセントが配置される
メーカー希望小売価格はボディカラーによって異なる。designoマグノナイトブラック(マット)は1360万円(税込)、マグネタイトブラック(メタリック)が1320万円(税込)
SL350
SL350の一部仕様を変更
SLの仕様変更は、SL350では、4輪それぞれのコイルスプリングの作動を瞬時に電子制御することで、ダイナミックかつ快適な乗り心地を実現するサスペンション「アクティブ・ボディ・コントロール」を標準で装備。
インテリアは、従来の本革シートに代えてナッパレザーシートを標準装備。このシートはシートヒーターに加え、内蔵ファンによってシートの温度を下げ快適性を高める「シートベンチレーター」を装備する。11スピーカーによる5.1チャンネルサラウンドを備えたLOGIC7を搭載する「harman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステム」を標準装備としている。
以上、70万円相当の装備を標準装備としながら価格は据置きになっているという。
SL550
SL550の一部仕様を変更
「SL550」では、搭載する4.7リッターV型8気筒DOHC ツインターボエンジンの高出力化を実施。従来から15kW(20ps)アップの最高出力320kW(435ps)、最大トルク700Nmを発生する。以上の変更が施されたが、価格は据え置きとなっている。
なお、今回の仕様変更に伴い「Mercedes-AMG SL 65」は販売終了となる。
SLシリーズのメーカー希望小売価格は1248万円(税込)~2077万円(税込)