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更新日:2019.10.25 / 掲載日:2019.10.25

オープンカーの特徴とメリットとデメリットについて

オープンカーの特徴とメリットとデメリットについて

グーネット編集チーム

あなたはオープンカーにどのようなイメージを持っているでしょうか。基本的なイメージとしては、かっこいい、楽しそうといったことを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかしながら、そういったイメージが先行してオープンカーについて、詳しく知らないという方が多いのではないでしょうか。

今回はより詳しく、ソフトトップとハードトップという2つのルーフ形状ごとに、オープンカーのメリットとデメリットを含めて掘り下げて見ていきましょう。

オープンカーの特徴

オープンカーとは、ルーフを持たない、あるいはルーフを取り外したり、収納することができる車のことです。オープンカーという言葉は和製英語で、国によってその呼び名は異なります。

アメリカではコンバーチブル、イギリスではロードスター、フランスやドイツなどではカブリオレといったように、オープンカーの呼び名は国によって様々です。

このように、国によっても車種によって呼び名が変わったりするため、呼び名の厳密な定義はありません。

オープンカーのメリット

オープンカーのメリット

グーネット編集チーム

1.開放感がある

ルーフの開閉などが可能であるため、ルーフを開けて走れば普通の自動車では味わうことのできない開放感を得ることができます。

自然が豊かな場所で走れば、心地よい風や自然の匂いなどを感じることができるといえます。

2.運転が楽しい

車の運転が好きな人にとっては、普通の車では味わうことのできない爽快感があり、運転をより楽しむことができます。

3.注目をあびる

かっこいい見た目のオープンカーは人々の注目を集めることが多いです。
目立つことが好きな人にはオススメの車といえるでしょう。

4.所有する喜びが得られる

何よりもオープンカーを所有しているという喜びが生まれやすいのもオープンカーの特徴です。日常的な使い勝手よりも、非日常的な解放感を楽しめるオープンカーを持っているということこそ、人に自慢できたり自己満足できるというものです。

5.車に乗りながら日焼けができる

日焼けに抵抗がない方向けになりますが、海などに行かなくても車に乗っているだけで日焼けができます。常にルーフをオープンにして走り回っていれば、健康的な日焼けをすることもできます。特にワイルドさを演出したい男性にはおすすめできるポイントとなります。

オープンカーのデメリット

1.荷物を多く積めない

ルーフを収納するタイプのオープンカーでは、その分のスペースを確保するため、ルーフを収納するとトランクにあまり荷物を積み込むことができません。

2.埃やごみなどが入ってくる

ルーフを開けて走るのは開放感がありますが、遮るものがないため、やはり空気中の埃やごみなどが車内に入ってきてしまいます。
こまめな掃除を行うことが大切といえます。

3.価格が高い車種が多い

ルーフが開くため、オープンカーの剛性は普通の車に比べて低くなります。
それを補うために、補強材を使用することが多く、その分オープンカーの価格は高くなります。ただし、中古オープンカーを購入することなどで価格を抑えることは可能です。

4.トンネル走行は騒音や排気ガスが大変

トンネル内は排気ガスが滞留しやすく、空気が汚れている場合が多くなります。また、周囲の車の音がこもりやすく、特にエンジン音が大きな車やバイクが近くにいると、耐え難いレベルの音になります。オープンカーのメリットがそのまま弱点になるケースです。

5.クローズ状態にすると後方視界が狭い・悪い場合が多い

オープン時の解放感とは引き換えに、クローズ状態では後方視界が狭くなり、後ろが見えづらい車種もあります。特にソフトトップモデルでは、ウィンドウは小さめに設計されている場合が多く、ウィンドウの周囲も幌によって隠されるので、どうしても後方の安全確認がしにくいのです。

6.クローズ状態でも、経年劣化で雨漏りすることがある

ソフトトップの場合、幌の生地が日光などによって劣化し、縫い目や亀裂などから雨漏りすることがあります。最悪の場合は、生地が完全に破けてきます。ハードトップの場合でも、どうしても屋根部分とボディ部分の継ぎ目であるウェザーストリップ(接続ゴム部分)が劣化しやすく、そこから雨漏りが発生することがあります。

ソフトトップのオープンカーのメリット・デメリット

オープンカーの「ソフトトップ」とは?

ソフトトップとは、布やビニールの生地によって作られた屋根のことを指します。それらの生地には通常、ガラスや透明のビニールによってリアウィンドウが設けられており、金属製の骨組みなどによって、屋根の形に展開されていきます。
製作のしやすさから、古典的なオープンカーのほとんどでこのソフトトップが採用されていました。

ソフトトップのメリット

ソフトトップのメリットとして、その重量の軽さが挙げられます。ハードトップと比べて重量が軽いので、スポーツ走行をするようなユーザーにとって、車の上部の軽量化につながり、運動性能もアップします。

また、値段もハードトップよりは安いので、経年劣化で雨漏りが発生したら、幌の部分だけ張り替えることも可能です。

手動のソフトトップであれば、わずか数秒でオープンにできたり、コンパクトに折りたためるソフトトップの構造によって、荷室スペースが圧迫されないというメリットもあります。

ソフトトップのデメリット

ソフトトップの最大のデメリットは、経年劣化で雨漏りがしやすいことです。雨や日光で生地の柔軟性が失われていき、ひび割れなどで雨がしみこみやすくなるのです。雨漏りをすると、最悪の場合、ボディまで悪影響が出る場合があるので、注意が必要です。

また、薄い生地でしか外界と隔てられていないことによる、暑さや寒さも大敵です。ハードトップと比べてエアコンも効きづらく、寒い空気も入ってきやすくなります。他にも、幌は布やビニールでできており、カッターナイフなどで簡単に切れてしまうリスクもあります。

ハードトップのオープンカーのメリット・デメリット

オープンカーの「ハードトップ」とは?

オープンカーの「ハードトップ」とは、金属やFRPなどの硬い素材で作られたオープンカー用の屋根のことを指します。このハードトップにおいても、手で脱着が可能なデタッチャブルハードトップと、電動で車内に格納するリトラクタブルハードトップの2種類があります。

ハードトップのメリット

ハードトップのメリットは、ソフトトップと比べて耐候性や耐久性に優れているという点です。また、洗車の際には、他のボディと同じように、機械式洗車機も利用できます。

また、屋根にある程度の厚みがあるので、外気との遮断が可能となり、通常の車に近いレベルで冷暖房を効かせたり、周りの音を抑えることができます。例えば、日常的には通常のモデルと同じように使用して、週末には条件が良ければオープンにしてドライブを楽しむ、などにぴったりな構造といえます。

ハードトップのデメリット

ハードトップのデメリットとしては、折りたためるソフトトップと比べてルーフを収納するために必要なスペースが大きく、それによって荷室などのスペースを圧迫してしまうことがデメリットとして挙げられます。

また、電動のデタッチャブルハードトップは、機構が複雑であることによって、重量が重くなり走行性能に影響することやいったん故障すると修理費用が高額になりやすいというデメリットもあります。

また、ソフトトップと比べて風切音が発生しやすかったり、電動のハードトップでなくてもソフトトップと比べると修理費用が高額になる傾向にあるというのも、ハードトップのデメリットといえるでしょう。

まとめ

オープンカーは、実用性よりも運転を楽しむことを追求した車といえます。そのため、車の運転が好きな人にオススメの車といえるでしょう。

車の購入をお考えの方は、メリット・デメリットを考慮の上、オープンカーを選択してみてはいかがでしょうか。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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