アウトドア・キャンプ・車中泊
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.17
SUVの居住性と車中泊のコツ
グーネット編集チーム
SUVは、趣味と実用性を兼ね揃えた車として、人気を集めています。そのSUVで遠出をして、そのまま車中泊するという方も増えています。SUVの中には、車中泊をウリにしている車もあるようです。SUVは悪路にも強いので、様々なところへ行けて、楽しみも広がりますね。
しかし、車中泊と言うと、どうしても気になるのが居住性ではないでしょうか?快適に車中泊したいなら、居住性はとても重要な要素です。そこで、快適に車中泊するのに必要な居住性と車中泊のコツを、ご紹介しましょう。
SUVの居住性
SUVは車高が高いので、乗り降りしにくいというデメリットがありますが、その分、室内空間は広々としています。
さらには、シートなどのインテリアにこだわった車種もあり、居住性は良いものとなっています。中には、居住性の良さをウリとしたSUV車もあるほどです。
車中泊のコツ1 ~装備を調える~
車中泊を快適にするコツは、装備をしっかり整えることがあります。
車の中で寝泊まりをするため、カーテンや布団・寝袋などが必要となります。特にカーテンは忘れがちですが、プライバシーの保護のためにも、必ず用意しておきたいものです。
車中泊のコツ2 ~フルフラットになる車を選ぶ~
居住性の良いSUVですが、しっかり体を休めるためには、シートがフルフラットになる車種を選ぶことが大切です。
寝る以外にも、フルフラットになれば、食事をしたり、子どもの遊び場にしたりすることもできます。
車中泊のコツ3 ~車中泊の場所を選ぶ~
車中泊をする際には、サービスエリアやパーキングエリア、道の駅など、安全でトイレのあるところが安心です。
特に女性がいる場合には、車中泊する場所にはこだわりたいものです。
<大型SUV>車内空間の広さにとにかくこだわる車中泊!
では、大型の高級SUVにおける車中泊での実力値をみていきましょう。
トヨタ ランドクルーザー
キングオブSUVの称号を持つトヨタのランドクルーザー200ですが、アウトドアユーザーにも絶大な支持を受けており、この車で車中泊を考えている方も多いことでしょう。ランドクルーザーの特徴は、座席を跳ね上げり折りたたむことでフラットなスペースを確保できる点です。長さや幅は広大とはいえませんが、車中泊用のマットがあれば快適な空間に仕上がります。
<スペック>
全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870mm~1,880mm
室内長2,690mm(1,945mm)×室内幅1,640mm(1,615mm)×室内高1,170mm~1,200mm
※かっこ内は5人乗りグレード
最大車中泊サイズ(長さ1,685mm×幅990mm×高さ1,100mm)
乗車人員は8人乗りと5人乗り
LEXUS(レクサス) LX
ランドクルーザー200をベースにしながらも、レクサスブランドとしての高級感をプラスしたのがLXです。スペースアップ機構付きサードシートは電動で操作できるので、シートを収納する時も力が要らないのが車中泊ユーザーにとってうれしいポイントです。
<スペック>
全長5,080mm×全幅1,980mm×全高1,910mm
室内長2,760mm(2,010mm)×室内幅1,650mm(1,620mm)×室内高1,170mm
※かっこ内は5人乗りグレード
最大車中泊サイズ(長さ1,685mm×幅990mm×高さ不明)
乗車人員は8人乗りと5人乗り
メルセデス・ベンツ Gクラス
もはや生きる伝説となりつつある「究極のオフローダー」がメルセデスのクロスカントリー4WDモデル「Gクラス」です。車中泊のスペースを確保するには2列目の分割可倒式シートを前に倒してできる大きな段差を社外品のグッズでフラットにすることが必要となります。
<スペック>
全長4,660mm×全幅1,930~1,985mm×全高1,975mm
室内長不明×室内幅不明×室内高不明
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
<中型SUV>ちょうどいいサイズの人気SUVで車中泊!
グーネット編集チーム
次に、日常でも非日常でもバランスのとれた中型SUVクラスをご紹介していきます。
トヨタ ハリアー
トヨタブランドのミドルクラスSUVの元祖といえばハリアーです。リヤシートは6:4分割可倒式で、クッション横のレバーを使えば座ったまま左右独立リクライニングが可能となります。フルフラットとはならないものの、リヤシート両側フォールドダウン状態にすることで、就寝用の空間を確保することができます。
<スペック>
全長4,725mm×全幅1,835mm×全高1,690mm
室内長1,965mm×室内幅1,480mm×室内高1,220mm
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
マツダ CX-5
クリーンディーゼルエンジンやスポーティなデザインで人気となったのがマツダ CX-5です。ラゲッジルーム側から後席左右と中央席のリモコンレバーを引けば各席のシートバックを前に倒せるので、車中泊用のシートアレンジも楽々です。
<スペック>
全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mm
室内長1,890mm×室内幅1,540mm×室内高1,215mm~1,265mm
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
ジープ チェロキー
ジープブランドのミドルクラスSUVといえばチェロキーと思い浮かべる人が多いほど、日本での知名度も高いモデルです。コマンドビューデュアルペインパノラミックサンルーフのメーカーオプション設定があるので、車中泊をしながら星空を眺めることも可能です。
<スペック>
全長4,665mm×全幅1,860mm~1,905mm×全高1,700mm~1,740mm
室内長不明×室内幅不明×室内高不明
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
<小型SUV>少人数の車中泊にはピッタリなSUV!
最後に、近年注目を集めている小型SUVクラスをご紹介していきます。
ホンダ ヴェゼル
ホンダの大人気クロスオーバーSUVがヴェゼルです。ホンダの特許技術「センタータンクレイアウト」技術によって、5人乗車でも、393Lの大容量ラゲッジスペースを誇ります。燃料タンクを前席下に位置することによって、後席を折りたたんだ時でも、フラットな空間を作り出すことが可能になります。
<スペック>
全長4,330mm~4,340mm×全幅1,770mm~1,790mm×全高1,605mm
室内長1,835mm×室内幅1,470mm×室内高1,215mm
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
日産 ジューク
日産 ジュークは、コンパクトクロスオーバーSUVの先駆け的存在として誕生し、大胆で革新的なエクステリアデザインが特徴的な1台としてグローバルに人気のあるモデルです。ラゲッジボード下にラゲッジアンダーボックスを装備しているので、車中泊の時に使わない荷物をすっきりと収納することができます。
<スペック>
全長4,135mm×全幅1,765mm~1,770mm×全高1,565mm~1,570mm
室内長1,930mm×室内幅1,485mm×室内高1,265mm
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
MINI クロスオーバー
日本でも人気の高いMINIにおいて、初めてのSUV、4WD、5ドアを採用したMINIクロスオーバーは2011年にデビューしました。オプションの電動パノラマ・ガラス・サンルーフを装備すれば、夜に星空を楽しむことも可能です。また、ミニMINIシリーズにおいても飛びぬけて大容量のトランクは、折りたたみ式ラゲッジ・フロアと40:20:40の分割可倒式バックレストが備わります。
<スペック>
全長4,315mm×全幅1,820mm×全高1,595mm
室内長不明×室内幅不明×室内高不明
最大車中泊サイズ(長さ不明×幅不明×高さ不明)
乗車人員は5人乗り
まとめ
今回は、SUVの居住性や車中泊のコツに加えて、車中泊におすすめの大型から小型までのタイプ別SUVをご紹介してきました。事前にホテルなどの予約をしなくても、旅行の計画を自由に決められるのが車中泊の醍醐味であり、最近では荷室がフラットになる車種も増えてきました。車中泊をする相棒としてSUVを選ぶ際は、ディーラーなどで徹底的に室内装備をチェックしてみたりして、実際に車中泊に使えることを自分で確認しておくことが重要です。