中古車購入チェックポイント
更新日:2020.04.03 / 掲載日:2010.12.17

ホンダ フリード(2010年~)中古車購入チェックポイント

  • ホンダ フリード(2010年~)中古車購入チェックポイント

    ホンダ フリード

    DBA-GB3
    参考車両:Gi エアロ (2010年11月)

  • ホンダ フリード

■全体のチェックポイント

居住空間や使い勝手のよさ、リーズナブルな価格で好評を得たコンパクトミニバン。参考車両は、2010年のマイナーチェンジで燃費性能を向上し、従来よりも装備を充実している。基本は7人乗りだが、8人乗りや5人乗りがある。クルマ選びの観点では、仕様や装備内容もポイントだろう。現車のチェックでは、外装の小傷などに気を取られて大きなダメージを見逃さないように。内装の状態も慎重にチェックし、装備機器類の作動状態も確認する。内外装がきれいでも、エンジンやトランスミッション、駆動系など、走行に関わる機構や機能に問題がないか必ず確認すること。わからないことや疑問があれば、遠慮せずに販売店に聞いてみよう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    ホンダ フリード(正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     やや離れた遠目から全体から見て、車両の様子を観察しよう。外装の立て付けや塗装面の状態などをチェック。違和感や不自然に見える部分があれば、詳しく調べよう。
     前面は、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスをチェック。基本的に左右対称になっていることもポイントだ。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換)は、その側の車体部を修理している可能性。ナンバープレートの傷や変形なども、車体部の修理/交換を疑ってみる。バンパーの角や下部の損傷。ボンネットやフロントガラスの飛び石による傷などにも注意しよう。

  • 2.後面のチェック

    ホンダ フリード(後面)

  • 2.後面のチェック

     前部と同様に、バンパー/テールゲート/コンビネーションランプ(テールライト)/フェンダーなどのバランスをチェック。後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測するヒント。
     テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートのずれ、あるいは車体の歪みも疑える。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部を修理しているとみて間違いないだろう。

  • 3.整備状態を確かめる

    ホンダ フリード(整備状態を確かめる)

  • 3.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、消耗部品を中心に、エンジンと周辺機器をチェック。オイルの滲みや汚れ(漏れの兆候)などにも注意。現状の詳しい整備状態は、販売店に聞いて確認しよう。
     新しい部品が付いていれば、消耗部品を交換したのか、故障など不具合があったのか、それとも事故の影響などでダメージを負ったのか、整備記録も探ってみる。

4.車体内側の鉄板部を確認

 エンジンルームを囲っているパネルやフレーム、メンバー(補強部材)など、車体内側各部の鉄板を調べよう。ダメージを負うと走行機能に支障が生じる重要な部分を修理している車両は、修復歴があることを明示しているはずだが、念のために確認。カバーや部品類などに隠れている細部までは見えないが、歪みや修理/交換の形跡などがないかチェックしよう。

  • 5.取り付け状態を調べる

    ホンダ フリード(取り付け状態を調べる)

  • 5.取り付け状態を調べる

     フロントフェンダーは、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡などがないかチェック。同時に、固定ネジを回した形跡がないかもチェック。ブラケット(フェンダーを支えている台座金具)の状態にも注意。
     フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、修理しても修復歴にはならないが、大きな衝撃を受けて修理/交換していれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか確かめる必要がある。

  • 6.前部の必須チェックポイント

    ホンダ フリード(前部の必須チェックポイント)

  • 6.前部の必須チェックポイント

     エンジンルームの最前部にある、車体の左右に繋がっているラジエターサポートは、車体に大きな衝撃を受けると影響が及びやすい。修正/修理/交換の形跡などがないかチェック。左右フェンダー側へと伸びている部分も確認。ラジエター本体やヘッドライト、フロントグリルなど、関連部品の取り付け状態。バンパーやフェンダーなど、周辺の状態にも注意しよう。

  • 7.ボンネットのチェック

    ホンダ フリード(ボンネットのチェック)

  • 7.ボンネットのチェック

     外面をチェックしたら、裏面側に修理跡などがないかも確認。特に、外と内とのパネル接合部(シーラーやスポット溶接)の状態に注意しよう。
     外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジもチェック。ヒンジやヒンジ取り付け部の状態も確認。ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、車体部を修理/交換していないか、前部一帯を慎重に調べる必要がある。

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

    ホンダ フリード(隙間の幅と色調を比べる)

  • 8.隙間の幅と色調を比べる

     外装部品の立て付けを見る時は、例えば車体前部側面では、バンパー、ヘッドライト、フェンダー、ボンネット、ドア、ピラー(フロントウインドウ部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを受けてずれたか、修理/交換して隙間が狂ってしまった可能性がある。
     隙間を境に、隣り合うパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が微妙に違って見えることがある。

  • 9.角度を変えると見える

    ホンダ フリード(角度を変えると見える)

  • 9.角度を変えると見える

     外装などをチェックする時は、見る角度を変えてみよう。プレスラインのずれや崩れ、立て付けの微妙な狂いなども判断しやすい。表面を斜め方向から透かして見ると、見落としがちな浅くて広い凹み、あるいは波打ち(しわ)なども確認できる。
     しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。部分的に色艶が違っているとか、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    ホンダ フリード(縁と奥も覗いてチェック)

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

     フェンダーは、ホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷や凹み、板金修理跡などがないかチェック。フェンダーに歪みがないかも確認。
     縁の鉄板を内側に折り込んでいる部分に修理跡などがないかもチェック。さらに奥を覗いて、タイヤハウス内の状態もチェック。フロントフェンダーは、内側に設置しているフェンダーライナー(泥よけ)の状態にも注意。同様に、バンパー側もチェックしよう。

  • 11.周辺も調べて判断する

    ホンダ フリード(周辺も調べて判断する)

  • 11.周辺も調べて判断する

     ドアに大きな損傷を負うと、外して修理することがあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。
     ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけでドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺にダメージや修理跡などがないかも調べて判断する必要がある。

12.下側にも要チェックポイント

 エアロタイプ車は、装着しているサイドシルガーニッシュに傷や破損、修理/交換の形跡がないかをまずチェック。注意したいのは、サイドシル(車体前後方向に通っている梁)に傷や凹み、腐食、修理跡などがないか。ガーニッシュで覆われている部分は見えないうえに、仕上げが粗く、汚れていることも多いので判断は難しいかもしれないが、特に下に出っ張っている部分の状態に注意。前後ドアを開けて、ステップ部に損傷や修理/交換の形跡などがないかも調べよう。

  • ホンダ フリード(下側1)

  • ホンダ フリード(下側2)

13.リアフェンダーのチェック

 損傷や修理跡などがないかチェック。バンパー、コンビネーションランプ、スライドドア、スライドドアのレール部分、ホイールアーチ、サイドシルガーニッシュなど、関連部の状態もチェック。スライドドアを開けて、開口部に修理/交換跡などがないかも確認。
 車体左側は、フューエルリッドも開けてみる。給油口の周囲はカバーで覆われているが、マスキング跡や修理跡がないかチェックしよう。

  • ホンダ フリード(リアフェンダーのチェック1)

  • ホンダ フリード(リアフェンダーのチェック2)

14.金具類の状態も調べる

 フロントドアと同様にチェックするが、スライドドアは注意ポイントが多い。ドアを支えている金具類のほかに、レール(開口部の上下と車体後部側面にある溝金具)も慎重にチェックしよう。下部は、踏んでしまうことがある、配線カバーに損傷などがないかも注意。

  • ホンダ フリード(金具類の状態も調べる1)

  • ホンダ フリード(金具類の状態も調べる2)

  • 15.スライドドアのチェック

    ホンダ フリード(スライドドアのチェック)

  • 15.スライドドアのチェック

     損傷や修理跡などがないかチェックし、立て付けを確認。開閉とスライドの動きもチェック。スライド動作が鈍いとか、途中で引っかかりがあるなどの症状に注意。半ドア状態で自動的に閉まるイージークローザーの作動状態も確認。運転席側にあるメインスイッチの自動/手動切り替えやパワースライドドアの操作具合も調べよう。

  • 16.鉄板の接合部を調べる

    ホンダ フリード(鉄板の接合部を調べる)

  • 16.鉄板の接合部を調べる

     テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。ヒンジ部の取り付けネジおよびヒンジもチェック。開閉を補助するダンパーロッド(支えている棒)の取り付け状態もチェック。および車体側のヒンジ固定部周辺に歪みや修理跡などがないかも調べよう。
     開口部の左右にある鉄板の接合部に修理/交換の形跡がないか。シーラーや塗装の状態を慎重にチェック。開口部の下半分は鉄板が見えないが、コンビネーションランプやバンパーの取り付け状態に注意。フェンダー、ピラー、ルーフなど、関連部のダメージにも注意。

17.テールゲートのチェック

 解錠/施錠の具合をまず確認。開閉して、上げ下げの動きと、上げた状態でしっかり止まっていることも確認。開けた位置によっては自重で閉まることもあるが、支えているダンパーの機能がへたっていないかも注意。
 閉める時にカチッとうまく収まらない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。ずれているだけなら調整で直ることもあるが、車体が歪んでいる車両には要注意。

  • 18.床下を覗いて確認

    ホンダ フリード(床下を覗いて確認)

  • 18.床下を覗いて確認

     フレーム(骨格)やメンバー(補強部材)など鉄板部。マフラーやサスペンションなどの部品類、ブラケットなど金具類も、損傷や曲がり、歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。前後バンパーの裏側周辺や左右サイドシルの奥も覗いてチェックしよう。
     油脂汚れ(オイルやグリスなどの漏れの兆候)やゴム部品の劣化(割れ)などにも注意。錆が発生していれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食状態に注意しよう。

  • ホンダ フリード(タイヤとホイールのチェック)

  •  タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷、異物の刺さりや噛み込み、ひび割れなどがないかも確認。同時に、接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗が起きていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)の狂いのほか、車体が歪んでいる可能性にも注意する必要がある。
     ホイールは、リム部(タイヤと接している外周部)を傷付けることも多い。傷があれば、曲がりを伴っていないか確認。アルミホイールは、事故などの過度な衝撃で生じる変形や割れなどにも注意。

  • 20.不具合の兆候を探る

    ホンダ フリード(不具合の兆候を探る)

  • 20.不具合の兆候を探る

     エンジンをかけてみよう。スマートキーシステム装備車は、スマートキーとエンジンスイッチの機能を確認。始動時には、表示/警告灯類の点灯状態などにも注意。
     容易に始動しない。アイドリング回転が不安定。異音や大きな振動。白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスが出ているなどは、なんらかのトラブルを抱えている。
     異常を感じたり、疑問があれば、販売店に聞いてみよう。

  • 21.オートマチックのチェック

    ホンダ フリード(ギア)

  • 21.オートマチックのチェック

     エンジンをかけた状態でセレクトレバーを操作して、各ポジションにスムーズに切り替えできるかどうかチェック。できれば試走して、走行中のオートマチックの動作をチェック。アクセルの操作具合と自動変速の連動状態に注意したい。とはいっても、微妙な不具合などを判断するのは難しい。エンジンの制御機構と共に、販売店で調べてもらうようにしよう。

22.装備機器類の機能を確認

 ウインカーやヘッドライト、テール/ブレーキ/バックランプなど、保安装置類の作動状態を確認。電装機器や電動機構は、スイッチを入れるだけでなく、調整操作して機能を確認。エアコンは、冷暖房の利き具合もチェックしたい。パワーウインドウの開閉やドアロック、室内ランプの点灯なども忘れずにチェック。リモコンキーやスマートキーによる各部の作動状態なども確認すること。
 仕様グレードによって異なる標準装備。メーカーオプションや後付けの有無など、車両の装備は事前に販売店で確かめよう。

  • ホンダ フリード(装備機器類の機能を確認1)

  • ホンダ フリード(装備機器類の機能を確認2)

  • ホンダ フリード(装備機器類の機能を確認3)

23.隅まで細かくチェック

 室内は、シートや内装材などに汚れや染み、傷、穴などがないかチェック。運転席周辺だけでなく、2列目席、3列目席、ラゲッジスペースまで念入りに調べよう。フロアや天井の状態も確認。ボックスやポケット、ホルダーなどは内部も確認。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口などは、可動部の破損にも注意。シートの折り畳みや跳ね上げ機構など、シートアレンジも試してみよう。

  • ホンダ フリード(隅まで細かくチェック1)

  • ホンダ フリード(隅まで細かくチェック2)

■車両の情報をチェック

ダイハツ ミライース(車両の情報をチェック)

 備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
 現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容にも注意しよう。

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。
●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。
●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。
●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。
●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。
●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。
●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。
●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。
●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。
●プレスライン(外板パネルが折れ曲がっている角の線)や、モール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2008年5月に新発売した同年後半期には、ミニバンのカテゴリーで販売台数第1位を記録し、一躍人気ミニバンのトップに躍り出た、コンパクトサイズの3列シート7人乗りミニバン。その後、2009年5月に一部改良。2010年11月にマイナーモデルチェンジし、CVTの改良などにより、FF車の燃費を向上。ECONモードや後方視角支援ミラーを全車に標準装備。室内各部の質感を向上。グレードによって車速連動オートドアロックなども標準装備に加えている。

●エンジンは1.5L(1496cc)。CVT(無段変速機)/FF(前輪駆動)を基本に、5速AT/4WDも設定。仕様タイプは大きく分けて、3列シートの「G」と2列シートの「フレックス」がある。

「G」は、ハロゲンヘッドライト、マニュアルエアコン、車速連動オートドアロック、後方視角支援ミラーなどを装備したスタンダードタイプ。2列目キャプテンシート(8人乗りは6:4分割タンブルシート)、3列目6:4分割跳ね上げシート4WD車は、コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー、熱線入りフロントウインドウ、フロントドア撥水ガラスも標準装備。「Gジャストセレクション」は、ディスチャージヘッドライト、両側スライドドアイージークローザー、左側パワースライドドア、フルオートエアコン、ドアミラーウインカー、マイクロアンテナなどを装備。

「Gエアロ」は、エアロバンパー、サイドシルガーニッシュ、テールゲートスポイラー、クローム調ヘッドライトサブリフレクター、クロームメッキリアライセンスガーニッシュ、15インチアルミホイールを装着し、イモビライザー、照明付ドリンクホルダーなども加わる。スタンダードのGは7人乗りだけだが、ジャストセレクションとエアロには7人乗りと8人乗りがある。7人乗り4WDと8人乗りは15インチスチール/フルキャップホイール、7人乗りFFは14インチスチール/フルキャップホイールを装備。

「Giエアロ」は、Gエアロに加えて、1列目シート用i-サイドエアバッグシステム、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、両側パワースライドドア、スマートキーシステム、セキュリティアラーム、HDDインターナビシステム(リアカメラ付)、ETC車載器、コンフォートビューパッケージなども標準装備。

「フレックス」は、2列シートの5人乗りで、2列目席は6:4分割タンブルシート。フレックスのスタンダードは、Gのジャストセレクションとほぼ同じで、エアロ、iエアロの装備内容もGの各タイプに準じている。2列シート用としては、左右サイドライニングトレイを装備。iエアロにはワイパブルマットが加わる。

なお、HDDインターナビシステムを装備しているタイプ(またはメーカーオプションで追加装備)は、後方視角支援ミラーは装備していない。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定(2010.11)

3列シート

グレード型式シフト駆動定員
GDBA-GB3CVTFF7
DBA-GB45AT4WD7
G ジャストセレクションDBA-GB3CVTFF7
DBA-GB45AT4WD7
DBA-GB3CVTFF8
G エアロDBA-GB3CVTFF7
DBA-GB45AT4WD7
DBA-GB3CVTFF8
Gi エアロDBA-GB3CVTFF7

2列シート

グレード型式シフト駆動定員
フレックスDBA-GB3CVTFF5
DBA-GB45AT4WD5
フレックス エアロDBA-GB3CVTFF5
DBA-GB45AT4WD5
フレックスi エアロDBA-GB3CVTFF5

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グーネットマガジン編集部

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