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更新日:2018.11.16 / 掲載日:2015.06.25
【アルファ ロメオ】新型ジュリアがワールドプレミア公開2015
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
アルファ ロメオの最上級モデルとなる4ドアセダン「ジュリア」が、6月24日にイタリア・ミラノのアレーゼで世界初公開された。ブランドを代表するニューモデルのお披露目は、リニューアルされたばかりの「アルファ ロメオ歴史博物館」で開催されたアルファ ロメオの創業105周年を祝うイベントのなかで行われた。
モデル名の「ジュリア」は、1962年から77年にかけて生産されたコンパクトスポーツセダンから継承。ブランドを代表するモデルとして、選抜されたエンジニア、デザイナー、スタイリストが開発を行った。ブランドに脈々と受け継がれてきた伝統と新しいパラダイムを融合させたモデルで、「meccanica delle emozioni(感情を持った機械)」というアルファ ロメオの哲学を体現している。
一目でアルファ ロメオとわかるデザイン。パフォーマンスの高い革新的なエンジン。50:50の理想的な重量配分。オリジナリティのある技術的ソリューション。最高のパワーウェイトレシオ。アルファ ロメオをアルファ ロメオたらしめてきたこの5つの要素を、新型ジュリアはすべて兼ね備えている。
【デザイン】
アルファ ロメオ伝統の盾形グリルに、新しいデザインのエンブレムを配したフロントマスク。ボディのエッジに丸みを持たせ、ピラーを覆い隠したフォルムは、アルファ ロメオの歴代モデルのなかでももっとも美しい1台「ジュリエッタ スプリント」を彷彿させるティアドロップ型のプロファイルとなっている。
【エンジン】
最上位グレードの「クアドリフォリオ」には、フェラーリ出身のエンジニアがチューニングを手がけたオールアルミ製のV6ターボエンジンが搭載される。最高出力は517ps、0~100km/h加速はわずか3.9秒。アルファ ロメオ特有のエンジンサウンドもしっかりと受け継いでいる。
【重量配分】
ホイールベースを長く取ったうえ、エンジンおよび機械部分を前後の車軸の間に置くためオーバーハングを短く設計し、コンパートメントは後方寄りに配置。50:50の完璧な重量配分を実現した。
【革新的な技術】
各駆動輪へのトルク配分を個別に制御し走行安定性を高める「Torque Vectoring」、制動性能を高める「Integrated Brake System」、高速走行時にダウンフォースを生み出してコーナリング性能を高めるフロント用の「Active Aero Splitter」などのテクノロジーが、ジュリアにのみ搭載される。スイッチひとつで走行モードを切り替える「Alfa DNAシステム」にも、アルファ ロメオとしてはじめての省エネモード「Advanced Efficient」を採用し「Dynamic/Natural/Advanced Efficient」の組み合わせを採用。ハイパフォーマンスモデルには、「Racing」モードも組み込まれる。
【パワーウェイトレシオ】
高性能なエンジンに加えて徹底的に軽量化を図ることで、3kg/hp未満という驚異的なパワーウェイトレシオを実現した。ドアやエンジン、サスペンションなどにはアルミニウムが、プロペラシャフトやボンネット、ルーフ、シートの構造フレームにはカーボンファイバーが、ブレーキシステムにはアルミとカーボンセラミックが用いられている。
なお、ジュリアの駆動方式はFRと4WDの2種類が設定される。日本市場への導入も予定されているが、現在のところ時期や価格などの詳細は未定。