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更新日:2018.10.18 / 掲載日:2004.12.03
日産 ラフェスタ 新車紹介
日産 ラフェスタ 新車紹介
紹介
発表/2004年12月2日
文:諸星陽一 写真:犬塚直樹
■メガーヌIIのプラットフォームを採用したリバティの後継ミニバン
■ドライビング/ユーティリティ
ラフェスタには、Cプラットフォームと呼ばれる新しいプラットフォームが採用される。日産車としてはこのプラットフォームを使うのははじめてだが、じつはルノーのメガーヌIIと深い関係を持つものだ。ベーシックなFFモデルのボディサイズは4495mmの全長に対し、1695mmの全幅、1600mmの全高。メガーヌIIと比べると長く、狭く、高いディメンションとなる。
サスペンションはフロントがストラット、リヤはFFがトーションビーム、4WDが独創性にあふれるマルチリンクを採用する。
搭載されるエンジンはMR20DEと呼ばれる新型2Lユニット。従来のQR系に代わるエンジンとして開発されたもので、このラフェスタが初搭載となる。基本的にはCVTとのマッチングを重視したエンジンで、ティーダ系に搭載されたHR系と同様に中低速域での実用性を重視した設計となっている。
シート配列は前から2-3-2名の7名定員で、セカンドシートは左右6対4分割でスライドも可能。サードシートはワンタッチでフラットに収納することできる設定だ。
グレード展開はベーシックな20S、中間グレードとなる20M、上級モデルのプレイフルの3種。ラフェスタ最大の特徴の1500×800mmという大開口部を持つパノラミックルーフは、全車に標準装備される(レス仕様もあり)。ガラス部分の開閉はできないが、4分割されたシェードが室内に変化に富んだ演出を与えてくれる。
■インテリア/エクステリア写真[1]
今まで見たことのない大胆なデザインのインパネ。とくにセンターコンソールは圧巻だ。ATセレクトレバーは短い設計で、電動アシストによって操作力を低減している。
L型ヘッドレストをフロントシートにも採用。助手席は前倒し可能で、長尺物の搭載に対応している。
6対4分割のダブルフォールディングも可能なリヤシート。アームレストは大型で、カップホルダーともども全車標準装備。
■インテリア/エクステリア写真[2]
フラットな形状のクッション&シートバックを持つサードシート。ラゲッジルーム側からワンタッチで収納可能。
最大トルクの90%をわずか2000回転で発生するという新型4気筒。全車がグリーン税制の適応を受けられる燃費と清浄性を実現。
Cピラー以後のリヤセクションは垂直に切り立ったパネルでスクエアなデザイン。リヤドアは左右スライド方式で、オートドアはオプション。
ラフェスタ20M(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4495×1695×1600mm |
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ホイールベース | 2700mm |
トレッド前/後 | 1480/1475mm |
車両重量 | 1420kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1997cc |
最高出力 | 137ps/5200rpm |
最大トルク | 20.4kg m/4400rpm |
10・15モード燃費 | 15.0km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 195/60R15 |
バリエーション&価格
20S | 185万8500円(211万500円) |
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20M | 1199万5000円(224万7000円) |
プレイフル | 205万8000円(231万円) |
全車にパノラミックルーフレス仕様あり。価格は7万3500円安。