スズキスイフトスポーツ新車紹介

スズキスイフトスポーツ新車紹介

紹介
【追加モデル】
発表･発売／2011年11月28日
スズキ　TEL:0120-402-253

■Bセグメントの頂点をねらう硬派なＦＦコンパクトスポーツ

　スイフトのフルモデルチェンジから1年2カ月。現行型をベースとした3代目スイフトスポーツが、大方の予想どおり東京モーターショーのタイミングでリリースされた。
　開発コンセプトは「ザ・スポーティ・フラッグシップ」。スズキの本格的FFコンパクトスポーツとして支持された先代の路線を踏襲しながら、パワートレーンやシャシーにより高度なエンジニアリングを施し、戦闘力を高めている。イメージカラーはもちろん、JWRCで活躍した初代に始まるチャンピオンイエローだ。

■メカニズム／ユーティリティ

　専用の1.6Lエンジンには、新たに可変吸気システムを採用。吸気VVT制御の最適化やバルブリフト量の拡大などと相まって、動力性能が向上している。先代（125ps／6800rpm、15.1kg m／4800rpm）と比べればわかるように、高回転でパワーを絞り出すだけでなく、低中回転域のトルクもグッと厚みを増している。
　ミッションも、ＭＴは新開発の6速に進化。しかも車重は先代より10kg軽く、加速性能の大幅アップは保証付きだ。一方の2ペダル車には、1.6L用に改良した7速マニュアルモード付きCVTを搭載。副変速機のローレシオ化と相まって、4ATだった先代からの進化はこちらのほうが顕著かもしれない。燃費も10・15モード比較でＭＴが14.6から15.6km／L、2ペダルは13.6から16.0km／Lと改善している。
　サスペンションは各部剛性を高めたリヤトーションビームを専用設計し、フロントストラットにはリバウンドスプリングを内蔵。リヤの追従性が約20％向上し、機敏なハンドリングを実現したという。ロール剛性も強化。ダンパーには先代と同じくモンローを採用している。横滑りを防止するESPは全車に標準装備だ。
　満を持して登場した新型スイフトスポーツ。ねらうはもちろん、Bセグスポーツ頂点の座だ。

■インテリア／エクステリア写真[1]

インパネとドアトリムには、ヘアラインメタル調の加飾を施し、質感が向上。専用メーターはマルチインフォメーション付きの5眼だ。ステンレス製ペダルも標準装備される。
標準車用をベースとしながら、フレームにサイドサポートパイプを追加。ホールド性を高めた専用スポーツシートを装備。
6MTは2～5速が加速性重視のクロスレシオで、6速は燃費に有利なハイレシオ。軽快なシフトフィールも自慢だ。

■インテリア／エクステリア写真[2]

このクラスでは日本車で唯一の1.6L。吸排気ポートのスムーズ化、冷却性改善、マフラー最適化といった細かな見直しが行われている。
17インチのタイヤ＆ホイールは、ともに剛性を確保しながら軽量化。フロントブレーキはローター厚が約10％増している。
円筒形状をモチーフとしたコンビランプ、デュアルエキゾーストパイプとメタリック塗装のディフューザーがリヤビューの特徴。標準車とはひと味違う、精悍な後ろ姿を見せる。

スイフトスポーツ（6MT）主要諸元

全長×全幅×全高	3890×1695×1510mm
ホイールベース	2430mm
トレッド前／後	1470／1475mm
車両重量	1050kg
エンジン	直4DOHC
総排気量	1586cc
最高出力	136ps／6900rpm
最大トルク	16.3kg m／4400rpm
JC08モード燃費	14.8km／LV
サスペンション前／後	ストラット／トーションビーム
ブレーキ前／後	Vディスク／ディスク
タイヤ前後	195／45R17