新車試乗レポート[2010.09.03 UP]

試乗インプレッション

関連情報

ボディタイプ:ミニバン スカイアクティブ
マツダ プレマシー 試乗レポート

試乗
【フルモデルチェンジ】
発表・発売/2010年7月7日
マツダ/0120-386-919
文●石川芳雄 写真●原田淳

マツダ プレマシー
■街乗りで力を発揮する適度なサイズ感とフットワーク

ふだんは4〜5人+荷室、ときどき7人で使うとちょうどいいワゴン型ミニバンがプレマシー。日本ではウィッシュやストリームの好敵手だが、マツダとしては欧州でも売る世界戦略車。今回の新型も、初登場は今年のジュネーブショーだった。そのせいもあって、ボディは全幅1750mmとライバルより若干ワイド。基本骨格は先代を踏襲するものの、全長も4585mmと20mmほど大きくなった。シートは2+2+2が基本で、2列目中央が座席(定員は7人)や小物入れにもなる6+Oneコンセプトも健在だ。
デザインは、水や風の「NAGARE(流れ)」造形を用いて新しさを表現。エンジンは150馬力を発生する2Lガソリン直噴のDISIで、ストップ&スタートシステムのi-stopを搭載したモデルの10・15モード燃費は16.0km/Lだ。

■ドライビング/ユーティリティ

基本的な寸法とパッケージングは先代プレマシーを継承しているので、キャビンの広さに大きな違いはない。3列目を使う際は、セカンドシートのスライドを少し前に出して、レッグルームを少しずつシェアする必要がある。だから、7人フル乗車で長距離を移動する人にはビアンテやMPVがオススメ。プレマシーの魅力は街乗りでも持て余さないサイズ感と、乗用車感覚の軽快な走りにこそあるのだ。
それを強く感じさせるのがフットワーク。どのモデルも、4つのタイヤがしっかり路面をつかんでいる感覚が鮮明で、安心感が大きい。なかでも16インチタイヤを履く20Sは、出色の出来。軽快なハンドリングとしなやかな乗り心地で、クラス最良と評していいだろう。
i-stopはエンジン停止時のショックが少し大きめだが、再始動はスムーズだし素早い。ガソリン直噴の利点を最大限に生かした凝ったシステムだ。もちろんパワーフィールも軽やかで、フラットなトルク特性のため扱いやすい。

■インテリア/エクステリア写真[1]

インテリア/エクステリア写真[1] 三角形のメーターバイザーなど、インテリアのデザインも個性的。ナビ画面はセンターのやや低い位置にあり、トップにはトリップコンピュターが据えられる。

インテリア/エクステリア写真[1] シートも「流れ」デザインを取り入れた、切り返しの入ったジャガード地を採用。大柄で身体へのフィット感も上々だった。

インテリア/エクステリア写真[1] 2列目席は、左側から座面、右側からテーブルを引き出し、中央席をさまざまにアレンジ可能。両方たためば、3列目へのセンターウオークスルーも可能となる。

■インテリア/エクステリア写真[2]

インテリア/エクステリア写真[2] 国産の2Lでは今や貴重なガソリン直噴。圧縮比が高く粘り強いのが特徴だ。燃費面に極めて有用な、i-stopも搭載される。

インテリア/エクステリア写真[2] タイヤはグレードによって15か16インチが標準。20Sはオプションで17も選べる。走りと乗り心地から見たベストは16インチだ。

インテリア/エクステリア写真[2] 各部のラインに「流れ」を感じさせる独特のデザインテイスト。マツダのミニバンはどれも個性派だが、プレマシーはさじ加減がちょうどいい。

プレマシー 20S(5AT) 主要諸元

全長×全幅×全高 4585×1750×1615mm
ホイールベース 2750mm
トレッド前/後 1530/1520mm
車両重量 1500kg
エンジン 直4DOHC
総排気量 1998cc
最高出力 150ps/6200rpm
最大トルク 19.0kg m/4500rpm
JC08モード燃費 16.0km/L
サスペンション前 ストラット
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R16

全国メーカー希望小売価格

マツダ プレマシー 179万9000〜231万4000円

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