新車試乗レポート
更新日:2018.11.12 / 掲載日:2013.08.16
メルセデス・ベンツ Eクラス 試乗レポート(2013.08.16)
メルセデス・ベンツ Eクラス(2013年~) 試乗レポート
試乗
マイナーチェンジ
発表・発売/2013年5月14日
メルセデス・ベンツ
0120-190-610
■2000カ所以上を変更してポテンシャルを大幅に向上
プラットフォームを変更せず、社内呼称もW212のままだから、いわゆるマイナーチェンジなのだが、その変更点はじつに2000カ所以上というから、相当に大掛かりなマイナーチェンジである。とくに一新されたエンジンとダイナミックな外観はその進化を感じさせる。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 中村孝仁
今回はEクラス初のハイブリッド車が設定された。そして2Lの直噴直4ターボは世界初の成層燃焼リーンバーンを直噴ターボエンジンで実現させた。外観ではドアパネル以外のすべてのパネルが一新されている。そして極めつけは、ステアリングアシストを追加したディストロニックプラスの存在だった。
まずはその世界初のリーンバーン直噴ターボエンジン。最大トルク350Nmをわずか1200rpm~4000rpmという広範囲で発揮するから、ピークパワーは211psと控えめだが、とても2L 4気筒とは思えない力持ちぶり。また、ドア以外はすべて新しいプレスラインで、W212のデビュー時に派手に紹介されたポントンラインと呼ばれたリヤホイールアーチからボディ後端に伸びる独特のプレスラインが姿を消した。そしてグリルはSLに相通じる巨大なスリーポインテッドスターを中央に据えたデザインに変更。ますますダイナミックに、そしてスポーティなイメージへと変身している。
上述したステアリングアシスト付きのディストロニックプラスというのは、オプションのクルーズコントロールなのだが、いわゆるオートクルーズコントロールと呼ばれる停車するまで前車を追従するクルーズコントロールに加え、なんとカメラで路面の白線と前車を認識し、前車追従とさらにカーブまで自動的にステアリングを切ってくれるシステム。まさに自動運転の端緒についた印象を与える衝撃的なシステムだった。もっとも、まだ手を離して運転できるほどの安心感はないが。
■インテリア/エクステリア写真[1]
メーターパネル以外にそれほど大きく変わった印象はないインパネのデザイン。ステアリングはAMGスポーツステアリング。
AMGスポーツパッケージのスポーツシート装着モデル。近ごろメルセデスのシートも予想外にソフトな着座感である。
スタリング右側のシフトレバー。ウィンカーレバーのようだから初めての人は戸惑う。Pへのシフトは先端を押して操作。
■インテリア/エクステリア写真[2]
旧型ではデカイ時計が陣取っていたが、今回はダッシュセンターに追いやられて、機能重視のメーターレイアウトとなった。
デザインを損なうことなく広く機能的なスペースを確保したラゲッジには、オプションながら逆向きのサードシートが復活した。
AMGスポーツパッケージ装備車のホイールは18インチのツインスポークアルミ。ディフューザー風リヤエンドは標準。
E250 ステーションワゴンアバンギャルド(7AT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4920×1855×1500mm |
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ホイールベース | 2875mm |
トレッド前/後 | 1580/1585mm |
車両重量 | 1830kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1991cc |
最高出力 | 211ps/5500rpm |
最大トルク | 35.7kg m/1200~4000rpm |
JC08モード燃費 | 15.5km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前・後 | 245/40R18・265/35R18 |
バリエーション&価格
Eクラスセダン | 595万~1780万円 |
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Eクラスステーションワゴン | 630万~1817万円 |
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