ドライブ
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.02.02

チャイルドシートがある場合の車の乗車定員の数え方

チャイルドシートがある場合の車の乗車定員の数え方

goo-net編集チーム

車には定員が決められています。
定員5人だけど小さい子供を乗せた場合、5人以上乗れてしまう事があります。

この場合、定員オーバーとして引っかかってしまうのでしょうか?

また6歳までの乳幼児にはチャイルドシートが義務付けられていますが、
複数の乳幼児がいた場合、全員分のチャイルドシートを乗せないといけないのか?

ちょっとあいまいになってしまう、チャイルドシートがある場合の、
車の乗車定員の数え方を見てみましょう。

法定上での乗車定員の数え方

乗車定員とは、その車に対する最大乗車人数をさします。

当然、車の大きさや車種によって変わります。
自分の車の乗車定員が何人であるかは、車検証に必ず記載されていますので、
必ずチェックしておきましょう。

この乗車定員の数え方は「道路輸送車両の保安基準第五十三条二項」で、
以下のようにカウントされます。


・小学生中学生関係なしに12歳以上の人は大人1人とカウント

・乳幼児を含む12歳未満の人は小児および幼児と扱われ大人1人=幼児1.5人分と換算される
この場合、小数点は切り捨てのため大人2人=子供3人とカウント


ちなみに大人と子供含む場合の乗車定員は、
「大人+12歳未満の子供×2/3」(端数は切り上げ)という計算式で算出します。

チャイルドシートがある場合はどうなるか?

チャイルドシートを乗せている場合

12歳以下の子供が複数乗り込む場合、6歳未満の乳幼児が含まれていると、
その分のチャイルドシートやジュニアシートが必要となります。

チャイルドシートを乗せる場合の乗車定員計算方法も、上記と特に変わりません。

しかし、実際の車のシートよりも子供の人数が多い場合は、
シートベルトもチャイルドシートも載せきれないという事態になります。

シートベルトやチャイルドシートが足りない場合

例えば7人乗り用のミニバンに大人2人、子供6人が乗った場合、
計算上の乗車定員は大丈夫ですが、シートベルトの実数が足りませんし、
チャイルドシートも載せきれません。

現在は後部座席のシートベルトが義務化されていますが、
『座席にあるシートベルト数よりも乗車人数が多いので適切に使用できない』
ということを理由に、着用しなくても罰則は免除されます。

しかし安全面での保証がありませんので、
その場合はあくまでも自己責任となることを肝に銘じて、
安全運転を心掛けてください。

定員オーバー及びチャイルドシートに乗せていなかった際の罰則

乗車定員を超えての乗車すると、
普通車の場合1点加点の6千円の「反則金」が科せられます。

座席ベルト装着義務違反、及び幼児用補助装置(チャイルドシート)使用義務違反の場合だと、
1点加点されてしまいます。

子供が沢山乗ってやむを得ない、という場合でも、
子供を含んだ乗車定員の計算式があるので、言い逃れできません。
あくまでも法令の範囲を守る事を前提に、家族や親せきを車に乗せましょう。


まれに乳児を抱っこして車に乗せている人もいますが、大変危険ですので
必ずチャイルドシートに乗せてあげてください。
子供を抱っこした場合にも適用されます。
例外として、怪我や病気等でチャイルドシートを着用できない状況の場合、
チャイルドシート着用義務は免除されます。
ただし、チャイルドシートが車内にない場合、義務が発生します。

これらはあくまで法令での話ですが、本来は子供の安全を第一に考えるべきです。
子供のためにも、車で定められた定員を守ること、チャイルドシートを着用することを意識しましょう。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ