新車試乗レポート
更新日:2018.11.15 / 掲載日:2015.02.13
プジョー 308 試乗レポート
プジョー 308 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表/2014年11月5日
プジョーコール
0120-840-240
文●九島辰也 写真●澤田和久
■知的なルックスに一新された新世代プジョー308が登場
プジョー308がフルモデルチェンした。フツーなら309になるところだが、どうやら308というネーミングで固定されたようだ。
なので、名前が同じでも中身はまったくの別モノ。フレームから新世代のものに取って代わった。高張力鋼板を多用し、従来比で70キロのダイエットに成功している。そしてパワートレーンも、1.2L直3ターボと6速ATという新しい組み合わせを実施。省燃費を含め新たな領域に突入した。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
ボディタイプはハッチバックとSWの名が付くステーションワゴンがラインアップされる。SWはホイールベースを伸ばしトータルで85mmハッチバックより長い。
それでも走りはどちらも大きな差はなく、フランス車らしい軽快なハンドリングと俊敏なフットワークを再現する。パワステのセッティングは絶妙で、軽すぎず重すぎずが好印象だ。1.2Lとのマッチングもまたグッド。イメージ的には小さ過ぎ?とも思えたが、走り出せばそれはすぐに払拭された。低回転から過給するターボチャージャーのお陰で、2Lクラスの自然吸気エンジン並みの走りを見せる。こいつはかなり使えそうだ。排気量が小さいこともそうだし、精緻なアイドリングストップを鑑みれば、好燃費を期待したい気も強くなる。カタログではJC08モード16.1km/Lと記載されるが、それ以上も実現できそうだ。
といった仕上がりの新型308。スタイリングもスマートだし、走りもドイツ車並のパフォーマンスとフランス車的味付けで個性を発揮する。ドイツ系に飽きてしまった人にはいいチョイスとなるだろう。それに価格設定が嬉しい。クルマ好きにとってなかなかのダークホースの登場である。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ダッシュパネルはi-Cockpit(アイ・コックピット)と称される。直感的にエアコンやオンボードコンピューター、オーディオなどをタッチスクリーンで操作できるというものだ。
ハッチバックとSW合わせグレードは5つ。そのうち4つがファブリックでシエロのみレザーとアルカンタラのコンビが設定される。シエロはパノラミックガラスルーフも装備。
■インテリア/エクステリア写真[2]
プジョーが属すPSAグループが次世代ユニットとして開発した3気筒エンジン。2000回転以下で最大トルクを発生させるのが特徴。
ハッチバックは従来比20%カーゴの容量が広くなった。ボディが小さくなったことを考えると立派。
ヘッドライトにLEDを採用し新しさを表現するエクステリアデザイン。テールライトもハッチバックとSWで2種類の形状を用意した。こちらもLEDを採用し、これまでとは違う印象を与える。
プジョー 308 シエロ(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4260×1805×1470mm |
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ホイールベース | 2620mm |
トレッド前/後 | 1555/1555mm |
車両重量 | 1320kg |
エンジン | 直3DOHCターボ |
総排気量 | 1199cc |
最高出力 | 130ps/5500rpm |
最大トルク | 23.5kg m/1750rpm |
JC08モード燃費 | 16.1km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/45R17 |
価格
308/308SW | 279万~339万円(全グレード) |
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