中古車購入チェックポイント[2014.05.16 UP]

欲しいクルマを諦めない人のための 40代向けベストバイ

現在40代、そしてこれから40代になろうという世代にとって、クルマはとても重要なアイテム。しかし40歳にもなると、クルマ以上に大切なたくさんのものを抱えることになるのも確かだ。では、40代にとってクルマ選びの最適解とはいったいどんなものになるのか?そのあたりを探っていく。

この記事の目次

プロローグ 40代、買いたいクルマが変わる時
40代男性50人に緊急アンケート 事実!これがいま40代が乗りたいクルマ!
ベストバイテーマ 01

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中古車豆知識

プロローグ 40代、買いたいクルマが変わる時

自動車ライター 清水草一

自動車ライター 清水草一
1962年生まれ。東京都出身。
31歳で脱サラしてフリーライターに。
40代の頃は、マークXのCMで佐藤浩市が演じる部長に憧れていたとか。

40代を終えてはじめてわかったこととは?

「52歳・変態的クルマ好き」である私にとって、思い返せば40代は、なかなか厳しい時期だった。
仕事面では、最も脂が乗っていた。いろいろなことに挑戦し、視野が広がりスキルも向上した。自分がどこまで伸びるか、いけるところまでいこう!と考えた時期だった。
同時に40代は、非常にお金のかかる時期だった。その多くが教育費だ。子どもが中3の時、本人が個別指導の塾に行きたいと言い出し、その夏期講習の費用を見た時は卒倒しそうになった。その年は、塾代だけで年間約200万円もかかった。我が家は学資保険や貯金を取り崩してなんとかしたが、教育ローンの必要性を痛感した。
住居費も増大する。自宅を建てる建てないにかかわらず、家族の増加による住居面積の拡大にともなって、住宅ローンや家賃負担が重くのしかかるのは、40代にとって当然の事情である。
この傾向は、自分の同期の連中を見ても概ね共通している。脂は乗るが出費も多い。それをなんとか乗り切る。40代とはそういう時期だ。そんな40代、私が自然とはまったのが中古車だった。
それまでの私は、新車と中古車の購入比率は半々くらい。新車もけっこう買っていた。子どもが小さいうちは、教育費は大してかからない。30代のうちは、まだ財布にそこそこ余裕があったのだろう。変態的クルマ好きとしては、出たばかりの新型モデルへの渇望感も高く、自然、新車購入が多くなった。
が、40代の10年間は、中古車の時代だった。購入した16台のクルマ、すべて中古車だったのである。16台もクルマを買っているから教育費の捻出が難しくなるんだろうと言われたらその通りだが、それでも16台もクルマを買えたのは、それがすべて中古車だったからだ。
また、買った台数は多かったが、比較的長く乗ったクルマも多かった。

「好みを押し殺したクルマ選びをすると、後悔することになりかねない」

変態的クルマ好きゆえに、クルマは短期で買い替えることが多いにもかかわらず、7年乗ったクルマもあった。複数台所有ゆえ、遊びクルマは次々に買い替えても、正妻的なクルマには長く乗った。乗らざるを得なかったとも言える。
私は変態的なクルマ好きであり、クルマで飯を食っている人間であるから、クルマを買うのは一種の業務。それでもそういう傾向ははっきり出た。一般の方は、もっとはっきりするだろう。40代に買ったクルマは、中古車を1台だけ。そういうことになる可能性も高いのではないだろうか?
最も脂の乗った時期に乗る、たった1台のクルマだ。ここは是非、思慮深く選びたい。
子どもがまだ小さいからと思っていると、あっという間に大きくなる。子どもや家族の要望は、時期とともに大きく変わっていく。今こうだからという事情を考慮しすぎ、自分の好みを押し殺したクルマ選びをすると、後悔することになりかねない。
個人的には、40代は、王道を往く、オールマイティなクルマ選びをすべきではないかと思う。
それは、比較的高年式の、乗る人数が減っても寂しく感じない、あらゆる用途に使えるクルマ。そしてなにより、自分が深く愛せる正妻的なクルマであるべきだ。40代は激変の時期でもある。その変化に対応できるクルマを選ぶべきなのだ。

清水草一が40代で乗った思い出のモデル

トヨタ プリウス(初代型)
トヨタ プリウス(初代型)

47歳の時に、遅ればせながらハイブリッドカーを!と思い立ち、初代プリウスを43万円で購入。やはりハイブリッドカーは、未来から来た乗り物だった!燃費の良さ、特に渋滞中で爆発的な燃費記録が出ることに衝撃を受けつつ、アクアと交代するまで3年間、家族の足として活躍した。

マセラティ 430
マセラティ 430

40代になってすぐの頃、作家の北方謙三先生に、「清水はフェラーリばかりでなく、マセラティにも乗ってみろ」と言われ、衝動的に購入。お店で一番故障しそうな走行11万kmのマセラティ430(車両本体88万円)をあえて選んだが、1年半一度も故障せず。没落貴族のデカダンスを味わうことができた。

40代男性50人に緊急アンケート 事実!これがいま40代が乗りたいクルマ!

理想はあくまで理想で買うのは別のクルマ?
まずは世間の40代男性がいまどんなクルマに乗りたいと思っているかを調査。関東在住の40代男性50人を対象に、いま欲しいと思っているクルマを2台ずつ挙げてもらった。
1位を獲得したのは、BMW3シリーズ。2位〜5位にも、すべてラグジュアリーモデルがランクインした。今回は購入額に制限を設けておらず、「現実には買えない」モデルが多く挙がり、「手が出ないけど」と、諦めムードの意見も多かった。つまり、現実に買うクルマと欲しいクルマとは別という考えなのだ。
そこで、以下のページでは、40代の理想と現実のギャップを埋めるおすすめのモデルを紹介していこう。

1位

BMW 3シリーズ 25票

3位

レクサス LS 9票

4位

メルセデス・ベンツ Eクラス 7票

5位

トヨタ クラウン 4票

6位

スバル インプレッサ 3票
日産 GT-R 3票
トヨタ ハリアー 3票
日産 スカイライン 3票
トヨタ プリウスPHEV 3票

山下孝介さん(41歳)

山下孝介さん(41歳)
「雪国出身ですし、4WDはハズせないポイント。ただ設定があるだけでなく、4WDが似合うからインプレッサが欲しいです」

高橋覚さん(49歳)

高橋覚さん(49歳)
「基本的には小さなクルマばかり乗ってますが、BMWの3シリーズは若い頃からの憧れ。人生で一度は乗ってみたいですよね」

小林雄二さん(47歳)

小林雄二さん(47歳)
「ラグジュアリーブランドながらレースでも活躍しているレクサスのファンです。その最高モデルであるLSに乗ってみたい」

ベストバイテーマ 01

デザインの好みは年とともに変化する!
中年だからこそ似合うデザインモデル

 Great Design Model

Great Design Model

年を重ね、自分の容姿や周辺環境などが変わると、逆に周囲の世界も変わって見えてきて、趣味指向にも変化が見られる。40代の自分がいいと思える、自分に似合うデザインをゲットする。

Situation 1

あの頃はダサいと思っていたクルマが今はカッコいい
ボクが若い頃の「スカイライン」といえば、スポーティな雰囲気で人気が高かった。だから、V35スカイラインが出た時はガッカリしたものです。友人たちも口々に、「あんなのスカイラインじゃない」とか「ハリボテみたい」などとバカにしていました。しかし、今見ると印象が違うんですよね。モダンな雰囲気だし、全体のバランスもキレイにまとまってる。リアのL字型ライトも飽きがこない。時間が経ったからそう思えるのか、とにかく良く見えるんです。

あの頃はダサいと思っていたクルマが今はカッコいい

いまカッコいいと思えていまの自分に似合うモデル
40を超えると、たいていの人は身体に衰えが出てくる。運動不足や新陳代謝の低下から、太ったり、皮膚がたるんだりするものだ。一方で、人生経験を積み重ねた結果、精神的には落ち着きが出てくる。すると、物事の見方や周囲への接し方も変化してきて、自然と選ぶアイテムが変わってくる。洋服はもちろん、髪型や時計、部屋のインテリア、もちろんクルマもだ。カッコいいと思う対象やセンスの変化で、かつてピンとこなかったクルマが良く見えてくることは多く、旧車がもてはやされるのもそのひとつの形態である。 一方で、自分に似合うクルマだって年とともに変わってくる。若い頃のようにヤンチャなクルマにはもう乗れないし、安っぽいクルマにも乗りたくないだろう。どの部分を重用視して選ぶかは自分次第。ともあれ、現在の自分のセンスを発揮して車種選びをする必要はある。

40代向けベストバイ

提案01 父親がクラウンに乗っていたなら

トヨタ セルシオ(最終型)
トヨタ セルシオ(最終型) 中古車相場:23万円〜250万円

90〜00年代のトヨタのフラッグシップ。「いつかはクラウン」なんて言葉が流行り、父親世代はクラウンを目指した。しかし現在の40代にとって、トヨタの最高峰はセルシオである。あのゆったりデザインが似合うようになったいま、乗ってみたい一台。

Buyer's Guide
当時の最高級サルーンも、10年弱の時間が経過して相場は下落の一途。初期型の2000年式は50万円前後がボリュームゾーンである。

提案02 子どもの頃番長になりたかった人は

三菱 ランサーエボリューション
三菱 ランサーエボリューション 中古車相場:14万円〜274万円

かつての番長への憧れは、大人になり運転するようになって、街中を我が物顔で疾走するランエボなどのハイパワーモデルへと移り変わった。当時、冷ややかな目で見ていたあのクルマも、いま見ればカッコ良さが詰まっている。落ち着いた色で乗りたい。

Buyer's Guide
VII〜IXの第三世代が狙い目。極上物件はまだ高いが、ある程度走行距離を走った物件でも問題ないだろう。そう簡単には壊れない。

提案03 テクノ音楽にハマってた時期がある

日産 スカイラインセダン(先々代型)
日産 スカイラインセダン(先々代型) 中古車相場:19万円〜121万円

デビュー時に歴代スカイラインファンたちをひっくり返らせたデザイン。デビュー当時に演出された近未来感は、現在ではモダンでポップな大人のオシャレに感じられる。音楽のジャンルでいえば、テクノがよく似合うサイバーな雰囲気のスタイリングだ。

Buyer's Guide
搭載されるV6エンジンやFRの駆動方式は、年を経ても味わい深い。ちょうど10年前となる2003年式は流通台数も豊富で狙い目となる。

提案04 高級車SUVへの憧れを現実化する

トヨタ ハリアー(先代型)
トヨタ ハリアー(先代型) 中古車相場:101万円〜280万円

世界的なブームから、現在ではスタンダードになった高級SUV。日本でその火付け役ともなったのがハリアーとムラーノだ。特に高級感を追求したデザインのハリアーは、いま見ても古さを感じさせない。新車当時は買えなかった憧れが、今なら手に入る。

Buyer's Guide
先代型は約10年に渡って販売され続けたロングセラーモデル。2006年式以前のモデルは200万円を切るお買い得な物件が多くなっている。

提案05 SF映画にのめりこんでいたなら

日産 ジューク
日産 ジューク 中古車相場:115万円〜251万円

デビュー当時「なんだこりゃ?」と思った人も多かったが、街乗りに適したライトSUVを望むユーザーにウケて、スマッシュヒットとなった。その永遠に古くならなそうな宇宙的デザインは、SF映画好きにはたまらない。若い感覚の持ち主に乗って欲しい。

Buyer's Guide
最初の車検時期を迎えた2010〜2011年式を中心に、150万円を切る物件が多く出回りはじめている。デザインも変更なく新鮮なまま。

提案06 欧州風味のデザインテイストが好き

トヨタ アべンシス(先代型)
トヨタ アべンシス(先代型) 中古車相場:34万円〜108万円

トヨタのヨーロッパ工場で開発・製造されたミドルサイズサルーン。実車を見るとわかるが、細かな抑揚のあるデザインや、作り込まれた内装などに欧州テイストが感じられる。「欧州車」と言われてもダマされてしまいそうなトヨタ車は、他にはない。

Buyer's Guide
タマ数が少なめで、探す手間はあるが、新車当時200万〜300万円したモデルが、現在では70万円前後で買えるというのは魅力的。

提案07 バブルの香りをもう一度感じたい

三菱 パジェロ(現行型)
三菱 パジェロ(現行型) 中古車相場:87万円〜363万円

バブル世代でもある40代は、若い頃にRVブームを経験している。特に人気が高かったのはパジェロで、当時は「SUV」イコール「パジェロ」でもあった。現在もその雰囲気を失っていないパジェロを、サイドにラインの入ったツートーンのモデルで乗りたい。

Buyer's Guide
大排気量の大型SUVということで、置き場所や走る場所を選ぶモデルだが、現行型でありながら200万円を切った物件も多くなってきた。

40代トーク オレたちのクルマカルチャー その1

澤田
「俺たちぐらいの歳の男のクルマ的原体験っていうと・・・」

田村
「ボクはアレだね、ポインター」

中岡
「ポインターって?」

田村
「ほら、ウルトラセブンの」

中岡
「あぁ!あのゴテゴテした(笑)」

澤田
「当時“ゴテゴテ”は必須だったよね。ていうか昔は日本も結構貧しくてさ、今とは違った意味で自家用車を持ってない家庭も多かったよ」

田村
「幼稚園ぐらいのときはたしかにそうでしたね。小学校高学年ぐらいになると、さすがに日本も豊かになってたけど」

中岡
「小学生というと、やはり・・・」

澤田田村
「スーパーカー消しゴム!」

中岡
「ボクシーのボールペンのバネを強化して、やってましたよねぇ。ボクはベーエムヴェーが好きだった」

澤田
「若い人のために補足すると、ベーエムヴェーってBMWのことね」

中岡
「当時はなぜかドイツ語読みでしたよね」

田村
「ジェミニのCMで『街の遊撃手』とかいって物凄いカースタントしてたのもその時代でしたっけ?」

澤田
「いや、あれは80年代後半だから、もっと全然後。俺らが高校とか大学の頃のCMだよ」

中岡
「スー消しで遊んだ小学生時代が終わって中学に進んだ頃は、ボクは“街道レーサー”にハマりましたね」

田村
「あぁ、フェアレディZとかサバンナとかのタイヤをハの字にして、オバフェン付けて」

中岡
「そんでもって、タイヤはなぜか必ずピレリのP7で(笑)」

澤田
「クルマが輝いてた時代だね」

左から、田村直彦さん(46)、中岡正敏さん(44)、澤田基之さん(48)。クルマは「そこそこ好き」な3人が、体験してきたクルマカルチャーを語ってくれた。

左から、田村直彦さん(46)、中岡正敏さん(44)、澤田基之さん(48)。クルマは「そこそこ好き」な3人が、体験してきたクルマカルチャーを語ってくれた。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net 4月調べ

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