中古車購入チェックポイント[2014.06.06 UP]

相場が新車価格の約半額!買い得カーを狙い撃ち

中古車はクルマを安く手に入れたいと考える人にとって格好の選択肢であることは言わずもがな。むしろ、その点にお得感を感じて選ぶユーザーがほとんどではないだろうか。そこで今回は、中古車市場において低価格で流通しているクルマにスポットをあて、それぞれのお得な理由について注目していこう。

この記事の目次

どんなクルマでも価値は下がるものなのです!
あえての型落ち狙いならお得感倍増 モデルチェンジは相場下落の大チャンス
旧型&現行でもデビューから5年以上経過は断然狙い目 相場変動必至のお得カー候補はこちら

関連情報

中古車豆知識

どんなクルマでも価値は下がるものなのです!

だから買い得なクルマが手に入る

登録されてからの年数でクルマの価値を考える
クルマの価値は、中古車になった時点で大きく下がる。ちなみに新車ディーラーが在庫を持ち切れず、新車同様の車両を中古車として流通させる「登録済み未使用車」の価格は、粗利の少ない軽自動車を除くと新車価格の80〜85%だ。この中には中古車を扱う業者の粗利も含まれ、登録直後の下取査定額は、新車時の65%前後になる。つまりクルマの価値は、登録(軽自動車は届け出)した時点で30%前後が一気に失われ、その後は少しずつ下がっていく。
新車で買って3年を経過した時点での下取査定額は、人気車であれば新車時の55%くらいだ。税込みの新車価格が200万円なら、110万円で下取りされる。そこに中古車業者の粗利や流通費用が50万円(新車価格の比率にすれば25%)ほど上乗せされ、160万円くらいで売られると考えればいいだろう。逆に不人気車は、3年後の下取査定額が新車価格の40%前後まで下がる。税込みの新車価格が200万円の車両なら80万円くらいとなる。
3年経過以降の値落ちは意外に少ない。5年後の時点で、人気車の下取査定額は新車時の45%、不人気車は30〜35%になる。新車価格が200万円の人気車は、5年後でも90万円で下取りされ、中古車業者の粗利と流通費用が45万円上乗せされて、販売価格は135万円くらいだ。
実際には、3年落ちの中古車が前述の160万円、同じ車種が5年落ちでも145万円というケースは多い。こうなる理由は、中古車価格が新車価格をベースにせず、年落ちした時点を元に算出するからだ。3年落ちの中古車が160万円、5年落ちが135万円とすれば、2年間で価値を15%下げている。このように計算するから、年数を経るごとに中古車価格の下落幅は縮小していくというわけだ。

クルマの価値は車種やそれぞれの条件によって異なる。

クルマの価値は車種やそれぞれの条件によって異なる。
それが市場価格にどう影響するかは把握しておきたい。

リーズナブルな中古車を買いたいならココに注目

値落ちのカラクリを知っておこう
どんなに最新のクルマでも、一度車検証が発行されれば、その時点から価値は下がっていく。車種によって値落ち幅の大小はあるが、概ねここに挙げたような要因によるものと考えられる。中古車をお得に買う場合でも、買ったクルマの価値を維持して長く乗るためにも、値落ち幅はどういう条件が影響して決まるのかを知っておくべきだろう。

値落ち 大

売れに売れて中古車市場で流通過多になっている
売れに売れて中古車市場で流通過多になっている

新車時に売れたクルマは、代替えするときに市場へ大量に流通する。需要に対して供給が多くなるため、中古車の価格が値崩れしやすい。購入予算を抑えたいなら狙い目といえる。

新車時価格が高額なモデルほど値落ちしやすい
新車時価格が高額なモデルほど値落ちしやすい

高級セダン、高級SUVなど、新車時の販売価格が400万円を超えるモデルは値落ちが大きい。逆に軽自動車をはじめ、もともと価格が安いクルマは値落ちの幅が小さくなる。

値落ち 小

他のクルマにはない独自の付加価値がある
他のクルマにはない独自の付加価値がある

一般的なクルマとはひと味違う特徴や性能をもっていて、それらがユーザーに何かしらのメリットをもたらす。ニーズの高さも手伝って、市場での流通価格が下がりにくいのだ。

流通台数が少なくなおかつ市場でのニーズが高い
流通台数が少なくなおかつ市場でのニーズが高い

不人気で流通台数が少ないというわけでなく、市場で確固たる需要があるにもかかわらず、供給が追いついていない場合も値落ちしづらい。とくにスポーツモデルはその傾向が強い。

お得カーその01 最先端メカニズム搭載のHVも中古車相場が新車時の半額

トヨタ プリウス(先代型)
トヨタ プリウス(先代型)

プリウスを新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成19年〜20年式
新車時価格:226.8万〜334.95万円

中古車市場データ
相場価格:36.7万〜139.9万円

プリウスがお得な理由

経済性を重視するなら格好の選択肢だ
ハイブリッドシステムという付加価値をもつが初期型は11年、最終型でも5年落ち。なおかつ現行型の流通台数が増えて相場は下がり、平成20年式以前なら新車時の半額で購入できる。

プリウスのここに注目

内外装ともに近未来的なイメージに仕上げている。低年式モデルでも古さを感じさせない。 内外装ともに近未来的なイメージに仕上げている。低年式モデルでも古さを感じさせない。

燃費性能を徹底的に追求しているが、街中はもちろん、高速道路でも不満のない走りを披露。 燃費性能を徹底的に追求しているが、街中はもちろん、高速道路でも不満のない走りを披露。

燃費数値はグレードによって異なるが、1.5Lエンジン+モーターの組み合わせにより、現行型に匹敵する能力を発揮する。 燃費数値はグレードによって異なるが、1.5Lエンジン+モーターの組み合わせにより、現行型に匹敵する能力を発揮する。

あえての型落ち狙いならお得感倍増 モデルチェンジは相場下落の大チャンス

型落ちを狙うなら新型の動向もしっかりと確認
クルマは何年かに一度モデルチェンジを行う。とくに、すべてを刷新するフルモデルチェンジは、内外装のデザインはもちろん、搭載メカニズムにも変更が加えられる。さらに、クルマの基本構造部が大きく変更されるので、国土交通省が行う型式認定の審査を受ける必要がある。新型が登場して型式が変わることで従来型は型落ちとなるわけだが、これがクルマの価値に大きな影響を及ぼす。
モデルチェンジが行われた後は、新型車を新規で購入したり、旧型車から買い換えたりするユーザーが増える。とくに旧型車を保有しているユーザーが同じ車種の新型車に買い替えると、それまで乗っていた旧型車が中古車市場に出回ることになり、この数が多くなると市場での相場価格が下がるのだ。
もちろん、価格はすぐに下がるわけではない。例えば新たに登場したクルマが、何らかの事情によって販売が振るわないときは、旧型車の相場が上がるなど、通常とは違う状況になることがある。こうした要因を考慮すると、新型車が登場してすぐに旧型車を中古で買うのではなく、新型車の売れ行きに伴って変化する相場の動向を見極めるべきだろう。
とくに旧型車の場合は、初期型や登場後1〜2年程度経過したモデルなど、もともと相場が下がっているうえに、新型車の登場でさらに下がる傾向にある。だからこそ、お得に買うならあえての型落ち狙いがオススメなのだ。

型落ち購入のチェックポイント

ひと世代前のモデルは、走行距離が伸びているケースが多く、年式が古い場合は経年による劣化も進んでいる。しかし「安いからしょうがない」と簡単に妥協するのは早計だ。内外装のヘタリ具合、さらには走行性能や機能に不具合がないかはしっかりと確認しておくべきだろう。

多走行車は相場が安くなる傾向にある。年式と走行距離のバランスが妥当であるかは要チェックポイントだ。

多走行車は相場が安くなる傾向にある。年式と走行距離のバランスが妥当であるかは要チェックポイントだ。

内外装のヘタリを気にする人は多いが、それよりも各種機能が正常に作動するかを重点的に確認しよう。

内外装のヘタリを気にする人は多いが、それよりも各種機能が正常に作動するかを重点的に確認しよう。

お得カーその02&その03 新型が登場して流通台数増加中

トヨタ ノア(先代型)&ヴォクシー(先代型)
トヨタ ノア(先代型)&ヴォクシー(先代型) 写真左:ヴォクシー 写真右:ノア

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
トヨタ ノア&ヴォクシー
平成19年〜20年式
新車時価格:199.5万〜282.45万円

中古車市場データ
相場価格
ヴォクシー:65.8万〜218万円
ノア:64.5万〜214万円

ノア&ヴォクシーがお得な理由

新型の販売が好調ないまこそ狙い目
フルモデルチェンジを行い、新型の販売が好調。代替えにより旧型が大量に市場へ流通して相場が下がっている。両車とも初期型なら、上級グレードが新車時の半額で手に入る。

ノア&ヴォクシーのここに注目

2列目を回転させて3列目と向き合って座れるシートアレンジは、現行型では設定されていない。 2列目を回転させて3列目と向き合って座れるシートアレンジは、現行型では設定されていない。

車内の至る場所に便利な収納スペースが設けられている。旧型とはいえ、実用性の高さは文句なし。 車内の至る場所に便利な収納スペースが設けられている。旧型とはいえ、実用性の高さは文句なし。

取りまわしのいい5ナンバーサイズボディでも3列目にはゆとりの空間が確保されている。 取りまわしのいい5ナンバーサイズボディでも3列目にはゆとりの空間が確保されている。

旧型&現行でもデビューから5年以上経過は断然狙い目 相場変動必至のお得カー候補はこちら

■ 高額車両はモデルチェンジでさらにお得になる

お得カーその04

トヨタ ハリアー(先代型)

ロングセラーモデルで相場価格は幅広い
プレミアムSUVの先駆けで、2003年〜2013年まで生産されていた息の長いモデルだ。人気モデルだったことから市場での流通台数が多く、平成20年式以前なら半額で狙える。

トヨタ ハリアー(先代型)

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成18年〜20年式
新車時価格:266.7万〜450万円

中古車市場データ
相場価格:89万〜249.9万円9.9万円

ハイブリッド仕様をラインアップするが、相場は高値となる。2.4Lエンジン仕様が流通台数も多く買いやすいはずだ。

ハリアーのここに注目
車内は高級セダンと思しき雰囲気が漂っている。上級グレードでは本革シート仕様を選ぶことができる。

車内は高級セダンと思しき雰囲気が漂っている。上級グレードでは本革シート仕様を選ぶことができる。

お得カーその05

日産 スカイライン(先代型)

走行性能はセダンクラストップレベル
ダンのなかでもスポーティな運転感覚がもち味。デビューから8年が経過したものの、スタイルや走りにまるで古さを感じさせないこともオススメの理由として挙げられる。

日産 スカイライン(先代型)

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成19年〜21年式
新車時価格:279.3万〜390.6万円

中古車市場データ
相場価格:48.8万〜218.8万円

平成18年式の初期型なら半額どころか100万円を切る車両が流通しているが、平成19年〜21年式あたりが相場の中心となる。

お得カーその06

レクサス IS(先代型)

高級ブランドならではの雰囲気が堪能できる
レクサスのスポーティセダンで、もともと高額車両であったため値落ち幅が大きい。現行型の売れ行きが好調なことも中古車相場に好影響を及ぼしている。

レクサス IS(先代型)

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成17年〜19年式
新車時価格:390万〜525万円

中古車市場データ
相場価格:89.9万〜249.9万円

値落ち幅が大きいとはいえ、高年式車は高値にある。平成17年から19年式なら200万円以下のモデルが狙えるはずだ。

お得カーその07

ホンダ オデッセイ(先代型)

質感の高さと走りの良さがセールスポイント
ミニバンクラスのなかでは高額車両に位置づけられる。それゆえ内外装ともにクオリティが高く、満足できる選択といっていい。走りの良さもウリだ。

ホンダ オデッセイ(先代型)

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成20年〜22年式
新車時価格:259万〜361万円

中古車市場データ
相場価格:79.1万〜275.9万円

2008年にデビューしたクルマなので、初期型は5年落ち。人気グレードのアブソルートでも相場は低めに推移している。

■ モデル末期のクルマもベストなターゲット

お得カーその08

スバル レガシィツーリングワゴン

後継モデル登場で相場は下がる傾向
優れた利便性に加え、最新安全装備であるアイサイトという付加価値をもつ。デビューから5年が経過し、後継モデルであるレヴォーグの登場が控え、相場は下がる傾向にある。

スバル レガシィツーリングワゴン

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成21年〜22年式
新車時価格:236.25万〜348.6万円

中古車市場データ
相場価格:109.8万〜296.9万円

モデル末期とはいえ現行型なので、高年式モデルは高値。平成21年式ならアイサイト付きでも新車時の半額で流通している。

レガシィツーリングワゴンのここに注目
ふたつのカメラで車両前方にある障害物を検知することで衝突を未然に防ぐ。走行中の安心感は絶大だ。

ふたつのカメラで車両前方にある障害物を検知することで衝突を未然に防ぐ。走行中の安心感は絶大だ。

お得カーその09

トヨタ エスティマ

ロングセラーを続けているスタイリッシュミニバン
デビューから8年が経過してもなお高い人気を維持している。流通台数が多く、年式やグレード、装備内容などをこだわって選べる。ハイブリッド仕様もラインナップしている。

トヨタ エスティマ

新車価格から半額でお得に狙えるのはココ!
平成18年〜19年式
新車時価格:266.7万〜388.5万円

中古車市場データ
相場価格:47万〜238万円

平成21年式以降は高値にあるので、それ以前が狙い目。とくに平成18年〜19年式は流通台数が多いので選びやすいはずだ。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net5 月調べ

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