新車試乗レポート
更新日:2018.11.29 / 掲載日:2015.01.16
トヨタ エスクァイア 試乗レポート
トヨタ エスクァイア 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2014年10月29日
トヨタ自動車・お客様相談センター
0800-700-7700
文●森野恭行 写真●編集部
■大人気の「高級」ミニバンでベースモデルのデキのよさを再認識
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野恭行
もったいぶらずに結論から先に述べれば、先行した兄弟2車との走り味の違いはない。パワートレーンやサスのセッティングはもちろん、タイヤ銘柄も共通なのだから、それも道理だ。操縦安定性の能力や乗り心地の快適度は、5ナンバーサイズのトール系ミニバンとしてはトップレベルのもの。ゆえに、「家族のための実用ミニバン」としてエスクァイアを捉えるなら、なんの不満もない。
でも、エスクァイアはカタログで「高級車に新たな選択肢」と豪語する存在。ひとつ上の上質さを運転感覚や快適性にも求めるひとには、軽い失望感を与えてしまうかもしれない。それは、価格帯がより上に位置するハイブリッド車でクローズアップされる。残念に思うのは、モーター走行や回生の場面で発生するインバーターの高周波ノイズが耳障りな点と、剛性不足の専用アルミホイール(ガソリン車用より1輪約1kgも軽いのが利点)が、ペースを上げていくと走りのしっかり感や一体感をスポイルしている兆候が認められること。「高級」を謳うモデルだけに、改良のメスを入れてほしかった点だ。とはいえ、そのほかのバランスは良好。とくに2Lガソリン車の出来はいい。
■インテリア/エクステリア写真[1]
高級感の演出手法は新型ハリアーと同様。合成皮革トリムをインパネとドア内張り、ピアノブラック加飾をインパネセンターにあしらって、わかりやすく上級感を表現している。
広く、使い勝手のいいキャビンの基本はノア/ヴォクシーと同じ。だが、上級のGiには合成皮革張りのシートを標準化し、バーガンディ系の内装色を設定して差別化を図った。
■インテリア/エクステリア写真[2]
トヨタ エスクァイア ハイブリッド Gi(CVT)
全長×全幅×全高 | 4695×1695×1825mm |
---|---|
ホイールベース | 2850mm |
トレッド前後 | 1480mm |
車両重量 | 1620kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1797cc |
エンジン最高出力 | 99ps/5200rpm |
エンジン最大トルク | 14.5kg m/4000rpm |
モーター最高出力 | 82ps |
モーター最大トルク | 21.1kg m |
JC08モード燃費 | 23.8km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 195/65R15 |
価格
トヨタ エスクァイア | 259万2000円~320万4000円(全グレード) |
---|