新車試乗レポート
更新日:2018.11.30 / 掲載日:2014.02.21
フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント 試乗レポート(2014年02月)
フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表・発売/2013年12月25日
フォルクスワーゲン
0120-993-199(2013年12月)
■大きく、そして低くなった新型は積載性も乗り心地も良好
ゴルフシリーズのゴルフハッチバックが7代目に移行したのを受けて、ヴァリアントもフルモデルチェンジ。ライバルが少ないカテゴリーということもあって、注目の集まる1台となっている。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 竹岡 圭
先代に比べて全長+30mm、全幅+15mm、そして全高は-45mm。いちばん違いを感じるのは全高の低さで、スタイリッシュさにはもちろんのこと、空力性能にも効果アリ。ホイールベースも+60mmとなり、室内の広さとラゲッジスペースに反映されている。
パワートレインには1.2L直列4気筒ターボと、1.4L直列4気筒ターボを採用。こちらはハッチバックと異なり、気筒休止しないタイプとなる。組み合わされるのはどちらも7速DSGだ。普通の街乗りレベル+αといった使い方では、正直なところ1.2Lモデルで十分。軽快感があり、気軽にガシガシ使うのにちょうどいい。対する1.4Lモデルは、パワフルというよりしっとり感があるフィーリング。快適な長距離旅を求めるならば、こちらがオススメだ。
ハンドリングはどちらもライントレース性能がすこぶるよく、どこまでも安定して思いどおりに走っていけるフィーリングだが、いちばん感動したのは乗り心地。凸凹を乗り越したときの収束性のよさはもちろん、やや荒れた路面が続くところで感じるようなブルブルとした微振動も、ほとんど伝わってこない。これは後席でも同様で、子供を乗せても乗り物酔いしにくいクルマと言っても過言ではない。
ラゲッジも先代に比べて20%増、100Lも容量が増加。ラゲッジ側からレバーを引くと、6:4分割の背もたれを別々に倒すことができるなど利便性も高い。手抜かりのない1台なのだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ラゲッジアンダーボックスには、トノカバーやドッグネットがキッチリ収納できるスペースも設けられていて便利。
1.4Lターボモデルでは、本革シートもオプションでチョイス可能。ダウンサイジングユーザーも満足できる仕上がりだ。
取り立てて豪華さはないが、電気式パーキングブレーキの採用でスッキリ感と利便性の向上が図られた。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ラゲッジの開口部も低めなので、荷物の積み降ろしも問題ナシ。かゆいところに手がとどく、非常によくできたワゴンだ。
17インチタイヤは、乗り心地もすこぶる良好。ホイールはスポーティ感のあるシャープなものが採用されている。
気筒休止しないタイプの1.4Lターボエンジンとはいえ、JC08モードで19.5km/Lと、燃費数値的には十分なもの。
TSIハイライン(7セミAT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4575×1800×1485mm |
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ホイールベース | 2635mm |
トレッド前/後 | 1535/1510mm |
車両重量 | 1380kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1394cc |
最高出力 | 140ps/4500~6000rpm |
最大トルク | 25.5kg m/1500~3500rpm |
JC08モード燃費 | 19.5km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | 4リンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/45R17 |
バリエーション&価格
TSI コンフォートライン | 269.5万円 |
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TSI ハイライン | 322.5万円 |