車の歴史
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.09.25

ダイハツタントの概要と歴史をまとめてみた

ダイハツタントの概要と歴史をまとめてみた

goo-net編集チーム

タントは、ダイハツムーヴの流れをくむ、コンパクトなショートノーズと広いキャビン、高い全高を持つ、新ジャンルの軽自動車として2003年11月にデビューしました。

「しあわせ家族空間」をコンセプトに、家族が毎日使える軽自動車として開発されました。

開発当初より使い勝手やスタイルまで女性モニターの意見を多く取り入れ、「驚きの広々空間」「優れた乗降性」「便利な収納」を具現化しました。

その結果、幅広いライフスタイルにマッチする軽自動車として、ダイハツの代表的なモデルとなりました。

現在までの2度のフルモデルチェンジを行い、現行モデルには、歩行者へのブレーキ対応を追加した衝突回避支援システム、スマートアシストIIIを搭載した「SA III」を全車に標準装備するなど、先進の安全技術を搭載し、高いクオリティと実用性から、変わらぬ人気を維持しています。

初代モデルから現行モデルまで一貫して、ダイハツ工業滋賀工場で製造されています。
2014年までの累計販売台数は155万台に達し、2017年5月現在においても平均月間販売台数は約1万台以上を記録しています。

全国軽自動車協会連合会が発表した記録によると、現行モデルは販売開始の翌月には、月間軽四輪車新車販売台数のトップになる人気ぶりからも、ユーザーからの高い支持が伺えます。

車名は、イタリア語で「とても広い、たくさんの」という意味に由来し、毎日の暮らしの中で、乗る人、使う人みんなに、たくさんのしあわせをもたらすクルマでありたいという思いから命名されました。

ファミリーユースを想定し、高い居住性を持った日常からドライブまで幅広く使える、身近な軽ハイトワゴンとして相応しいネーミングと言えるでしょう。

初代 タント L350系・360系(2003年~)

初代 タント L350系・360系(2003年~)

goo-net編集チーム

従来のダイハツ車で培った技術を結集し、新たに「しあわせ家族空間」をコンセプトに、圧倒的な居住性、優れた環境性能、街乗りでの扱いやすい運動性能を併せ持つ、新しい価値を持つ新ジャンルの軽自動車として開発されました。

「アクティブキッズファミリー」をメインターゲットとし、毎日の暮らしの中で、乗る人、使う人みんなに、たくさんのしあわせをもたらすクルマでありたいという思いが込められています。

軽自動車カテゴリーの中で最長である2440mmのホイールベースと、同社のムーブよりも100mmほど高い車高により、広く明るい室内空間、優れたユーティリティスペースが実現しました。

またFFモデルは、ドライブシャフトを床下に搭載する必要がないため、カテゴリートップクラスの低重心性を実現するとともに、荷物などの上げ下ろしも容易であり、乗降性や利便性に優れるパッケージデザインです。

またルーミーな室内空間と開放感溢れるインテリア、シンプルでワイド感が強調されたツートーンインストルメントパネルや、心地良いフィット感が得られるベンチタイプのシートなど、快適な居住空間が特徴です。

新骨格を採用した高剛性の衝突安全ボディ「TAF(タフ)Total Advanced Function」をベースに、高い衝突安全性と車体の軽量化、乗り心地の向上が実現しました。

またデュアルSRSエアバッグ(運転席&助手席)、プリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルトが標準装備しており、高い実用性はもちろんのこと、優れた安全性能を備えトータルパッケージに優れたモデルです。

タント(TANTO)L(2003年11月販売モデル)

ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1725mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2000×1300×1330mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)145/80R13 75S(後)145/80R13 75S
エンジンタイプ:EF-VE型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:659cc
最高出力:58ps(43kW)/7600rpm
最大トルク:6.5kg・m(64N・m)/4000rpm
10・15モード燃費:18.0km/リットル
車両重量:870kg
価格:998,000円

軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/10014484/

・主なグレード
「L」「X」「Xリミテッド」「R」「RS」「カスタム」、「カスタムX」「カスタムL」「カスタムRS」など。

・主なオプション
14インチアルミホイールセット(ENKEI)、14インチアルミホイールセット(PIAA、シルバー)、大型フロントロアスカート、大型サイドストーンガード、大型バックドアスポイラー、インパネアッパーパネル、ATコラムシフトパネル、スーパーリアルホワイトバルブ、スーパーリアルブルーバルブ、LEDフロントグリルイルミネーション、LEDヘッドランプイルミネーション、ABS(EBD&ブレーキアシスト付)、コンパクトナビゲーションシステムII(5.8インチワイドディスプレイ、音声案内、TV対応)など。

・カラーバリエーション
ブラックマイカ、ホワイト、ライトアンバーマイカメタリック、ラベンダーメタリックオパール、ライトグリーンメタリックオパール、ライトローズメタリック、ブライトシルバーメタリック、シャンパンメタリックオパール、メーカーオプションとして、ディープパープルクリスタルメタリック、パールホワイトIなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

ダイハツ タント L300系の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-DAIHATSU/car-TANTO/model-1-10502014/

2代目 タント L370系(2007年~2013年)

2代目 タント L370系(2007年~2013年)

goo-net編集チーム

2代目タントは「“驚きの広さ”を超えた“感動の空間”」の開発コンセプトに掲げ、初代モデルの特徴は継承しつつも、タントのDNAである「広さ」と「使いやすさ」をブラッシュアップし、2007年12月に発売されました。

フルモデルチェンジを機にラインナップ体系を見直し、家族の時間を一緒に楽しみたい子育てファミリー層をターゲットとした「タント」と、若い男女をターゲットとした個性的でスタイリッシュな、「タントカスタム(CUSTOM)」の2タイプの体系が設定されました。

DNAを具現化するために3つのミラクルを訴求しました。

1.「ミラクルスペース」
軽自動車最大の室内空間を実現。

2.「ミラクルオープンドア」
センターピラーレス大開口スライドの採用による乗降性の向上。

3.「ミラクルユーティリティ」
使い勝手の良い広々としたユーティリティスペースの実現。

プラットフォームの変更により、ホイールベースの延長+エンジンルームの省スペース化によって、室内空間は拡大し居住性が高まりました。

また軽自動車カテゴリーでは初となる、センターピラーレスとスライドドアを組み合わせたミラクルオープンドアや、約90度にフルオープンするフロントドア・運転席側リヤドア、パワースライドドア(助手席イージードアクローザー機構)やキーフリーシステムの採用により、優れた乗降性や利便性を提供しています。

また、初代モデル同様に子育て女性や子供の視線に立った、使い勝手の良い助手席ロングスライドシートや助手席シートバックテーブルを始めとする、さまざまな機能が装備されているのが特徴です。

タント(TANTO)L(2007年12月販売モデル)

ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1750mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2160×1350×1355mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)145/80R13 75S(後)145/80R13 75S
エンジンタイプ:KF-VE型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:58ps(43kW)/7200rpm
最大トルク:6.6kg・m(65N・m)/4000rpm
10・15モード燃費:18.2km/リットル
車両重量:900kg
価格:1,081,500円

軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/10044861/

・主なグレード
「L」「X」「Xリミテッド」「Xリミテッドスペシャル」「カスタムL」、「カスタムX」「カスタムXリミテッド」「カスタムRS」「X 4WDスペシャル」など。

・主なオプション
14インチアルミホイールセット(ENKEI)、15インチアルミホイールセット(SCUBA)、エアロフロントバンパー(SPORZA)、エアロリヤロアスカート(SPORZA)、ウッド&レザーステアリングホイール(momo、SRSエアバッグ内蔵)、ピアノ調センタークラスターパネル、ピアノ調インナーハンドルベゼルパネル、ピアノ調パワーウィンドゥスイッチパネル、本革巻ステアリングホイール(momo、SRSエアバッグ内蔵)、ABS(EBD&ブレーキアシスト付)、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)、SRSニーエアバッグ(運転席)、ダブルプリテンショナー&フォースリミッター機構付フロント3点式ELRシートベルト、DAIHATU ワイドワンセグHDDナビゲーション、DAIHATU ワイドワンセグDVDナビゲーションなど。

・カラーバリエーション
ブラックマイカ、ホワイト、コットンアイボリー、ライトローズメタリック、ブライトシルバーメタリック、カーディナルレッドマイカメタリック、ファインブルーマイカメタリック、シャンパンメタリックオパール、メーカーオプションとして、パールホワイトIIIなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

ダイハツ タント L370系の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-DAIHATSU/car-TANTO/model-2-10502014/

3代目 タント LA600系(2013年~)

3代目 タント LA600系(2013年~)

goo-net編集チーム

3代目タントは「軽の既成概念を打ち破る新型タント」という、ユニークな開発コンセプトが掲げられ2013年10月に発売されました。

初代モデルから継承されるタントの拘りである「広さ」と「使い勝手」のブラッシュアップに加え、軽自動車の本質を見直し「低燃費」「低価格」をさらに進化させ融合させたモデルです。

大きな特徴として、「ユーティリティ」「スタイル」「インテリア」「セーフティ」「パフォーマンス」の、5つの要素を細部にわたり進化させました。

1.「ユーティリティ」ダントツの使い勝手
「ミラクルオープンドア」はさらに進化し、運転席と助手席側と両側パワースライドドアとなり、助手席のスライド幅を従来比100mm拡張、380mmのロングスライド化を実現したことにより、さらなる乗降性と使いやすさが向上。

2.「スタイル」さらに進化した2つのタント
先代モデルからのボディデザインを引き継ぎながら、「e:Sテクノロジー」によって走行中の空力抵抗の概念から見直されており、Aピラー形状変更、後方はスポイラー一体のバックドアを採用しました。
この改良により、低燃費性能の大幅な向上、操作性の向上に貢献しています。

またボディデザインが全体的に丸みを帯び、フロントバンパーを中心に張りを持たせ、ヘッドランプも大型化、全体的にワイド&ローデザインに改良されています。

3.「インテリア」広々とした開放感
ヘッダ距離、前席ヘッドクリアランスも大幅に拡大し、多彩なシートアレンジにより室内の使い勝手や居住性が大きく向上

4.「セーフティ」
ボディフロントセクションの外板部を樹脂化することで、歩行者保護性能が向上。
また、見晴らしの良い明るい室内により、視認性を高め事故の防止に寄与。

さらに低速域衝突回避支援ブレーキシステム「スマートアシスト」や、緊急ブレーキを後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」など、先進の予防安全支援システムを設定。

5.「パフォーマンス」
エンジンの圧縮比の見直し、ピストン形状の最適化によりノッキングを抑制、樹脂パーツの採用や空力性能の向上などの効果により、クラストップクラスの低燃費化を実現。

ターボエンジンも同様にVVT(可変バルブタイミング機構)や、CVTサーモコントローラーを搭載したことで低燃費化を実現しています。

その他にも徹底したコスト管理により、コストパフォーマンスの高いクルマづくりを実践しています。

タント(TANTO)L(2013年10月販売モデル)

ボディタイプ:軽-RV系
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3395×1475×1750mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2200×1350×1365mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)155/65R14 75S(後)155/65R14 75S
エンジンタイプ:KF型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:658cc
最高出力:52ps(38kW)/6800rpm
最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/5200rpm
JC08モード燃費:28.0km/リットル
車両重量:920kg
価格:1,170,000円

軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。
以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。
ご購入予定の車の新規取得の時期を販売店まで確認するようにしましょう。

参考:
https://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/TANTO/10085044/

・主なグレード
「L」「X」「G」「SA」「カスタムX」「カスタムRS」「X ターボ」、「L SAII」「X SAII」「G SAII」「カスタムX II」「カスタムRS II」など。

・主なオプション
15インチアルミホイールセット(ミニライト、シルバー/ホワイト)、14インチアルミホイールセット(ミニライト、シルバー/ホワイト/ガンメタ)、15インチアルミホイールセット(24本スポーク/マットガンメタリックポリッシュタイプ)、フロントグリル(ブラックメッキ)、フロントアンダーグリル(ブラックメッキ)、フロントアンダーガーニッシュ(メッキ調)、ドアミラーガーニッシュ(メッキ)、リヤライセンスガーニッシュ(メッキ)、ワイドバイザー(ステンレスモール付)、ワイドバイザー(チェッカー)、サイドエンブレム(チェッカー)、フード&バックドアストライプ、本革巻ステアリングホイール(momo、SRSエアバッグ内蔵)、メッキインナードアハンドル(運転席/助手席)、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)、LEDヘッドランプ(ロービーム・オートレベリング機能付)、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)、8インチ ハイエンド メモリーナビ(8型高解像度ディスプレイ、32GB/SD、車両連携、ECO機能、無償地図更新、スマートフォン連携、iPod接続、フルセグチューナー、ワンセグチューナー、DVD再生、CD録音、車種別イコライザー、ブルートゥース対応)など。

・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ホワイト、コットンアイボリー、マスカットグリーンメタリック、ライトローズマイカメタリック、ブライトシルバーメタリック、ファイアークォーツレッドメタリック、ファインブルーマイカメタリック、メーカーオプションとして、プラムブラウンクリスタルマイカ、パールホワイトIIIなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

ダイハツ タント LA600系の中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-DAIHATSU/car-TANTO/model-3-10502014/

ダイハツの次世代軽ハイトワゴンとして2003年に登場以来、広く開放感溢れる居住性とファミリーユースを意識した使い勝手の良さ、優れた燃費性能から高い人気を誇るタントです。

先進の低速域衝突回避支援ブレーキシステム「スマートアシスト」や、急ブレーキを後続車に知らせる「エマージェンシーストップシグナル」を全車に設定するなど、高い先進の安全技術も魅力的なモデルです。

今後も多くのフォロワーをうむ、時代を切り拓く軽ハイトワゴンとして、タントは進化し続けることでしょう。


ダイハツ タントの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-DAIHATSU/car-TANTO/

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ