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更新日:2018.10.20 / 掲載日:2017.09.01
ホンダ、軽トールワゴン「N-BOX」の新型モデルを発売
軽トールワゴン「N-BOX」の新型モデル
ホンダは、軽トールワゴン「N-BOX」の新型モデルを9月1日から発売する。今回、初のモデルチェンジによって2代目となるN-BOXは、内外装のデザイン変更や先進安全運転支援システム「Honda SENSING」(ホンダ センシング)を全グレードで標準装備するなど、話題性に事欠かない。ホンダ車として初めて「後方誤発進抑制機能」を搭載。助手席が前後に570mmスライドする新開発の「助手席スーパースライドシート」を採用する。
エクステリアデザインは、先代モデルのイメージを継承しながら「N-BOXらしさ」、「洗練・上質」をキーワードにブラッシュアップされた。シンプルでクリーンな面構成で親しみやすさや品格を感じさせつつ、要所にエッジを効かせたセクション(仕切り部)を設定して軽快さや存在感をアピールしている。
運転席前方のAピラーは、「極細フロントピラー」を採用する
インテリアは、N-BOXでは「HAPPY&MODERN」がキーワード。明るめの内装色を使ったくつろぎの空間を表現しているという。N-BOX カスタムでは外観デザインと同じ「セレブリティ・スタイル」がテーマ。ブラックを内装色の基調としつつ、助手席前方やドアトリム、ステアリングなどの加飾に光の当たり方によって色味を変化させるブロンズパネルを採用する。
また、横方向に広がるメーターパネルをステアリングの上側から見るスタイルの「アウトホイールメーター」を導入。メーター左側には4.2インチ大型カラー液晶を使うマルチインフォメーション・ディスプレイを全車標準装備する。運転席の前方にあるAピラーは先代モデルから約27mm細くして視界を広げる「極細フロントピラー」を採用する。
N-BOX Custom
クリスタルブラック・パール×レッドのボディカラー
N-BOX カスタムは、「セレブリティ・スタイル」をテーマにフロントマスクを一新。アッパーグリルのメッキバーをヘッドライト内部まで連続させ、ヘッドライト外周に「3Dイルミネーションポジションランプ」を設定してワイド感を強調している。「シーケンシャルターンシグナルランプ」は、軽乗用車で初めての装備となる。
エンジンは骨格部分からの再設計を実施して、従来の「S07A」型から「S07B」型に変更。これまでと同じく自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類を用意し、自然吸気エンジンには「VTEC」、ターボエンジンには「電動ウェイストゲート」を採用する。車両重量の軽量化などが行なわれたことにより、JC08モード燃費は2WD車で25.0km/l~27.0km/l、4WD車で23.0km/l~25.4km/lを実現する。
リニューアルされた「N-BOX カスタム」のインテリア
サスペンション形式は、フロントが全車マクファーソンストラット式、リアは2WD車がH型トーションビーム式を採用。4WD車がド・ディオン式で先代モデルから変更はないが、ダンパーに路面の荒れなどによる細かな上下動を効率よく吸収し、コーナーではボディのロールを適切にコントロールする高性能ダンパーを搭載する。
ブレーキを自動制御してドライバーのステアリング操作をアシストする「アジャイルハンドリングアシスト」を全車に標準装備。ステアリング操作の初期段階でイン側のフロントタイヤに軽くブレーキを効かせて旋回力を高めるほか、ステアリングを戻して直進状態にする際にはアウト側のフロントタイヤにブレーキを効かせて収束性を向上させる。ブレーキには軽乗用車で初めて「ハイドロリック・ブレーキ・ブースト」を全車標準装備。
車両の状態とブレーキ操作をモニタリングしてドライバーが求める制動力を推定。必要に応じてVSAがブレーキ油圧を補ってドライバーの操作に忠実な制動力を発生するという。全車で標準装備することになった先進安全運転支援システム「ホンダ センシング」は、ホンダ車として初めて「後方誤発進抑制機能」を追加。また、「オートハイビーム」も採用し、「CMBS」(衝突軽減ブレーキ)、「歩行者事故低減ステアリング」、「アダプティブクルーズコントロール」など10種類の先進機能を備えている。
メーカー希望小売価格は、N-BOXが138万5,640円~188万280円(税込)、N-BOX カスタムが169万8,840円~208万80円(税込)