中古車購入チェックポイント[2017.08.18 UP]

いまどきの中古車購入OK?NG? ズバリ!!正解教えます

この記事の目次

ズバリ!!正解教えますどんな販売店を選んで買うべきか?
ズバリ!!正解教えます実車を見ないで買うことは可能か?

クルマが時代とともに進化しているように、中古車の買い方もすこしずつ変わってきている。インターネットは必需品になりつつあるし、クルマの性能もあがり壊れにくくなった。販売店の形態だってさまざまな形にわかれている。
では、中古車購入の“正解”とはなにか。それは、購入した後でユーザーが「このクルマを買ってよかった」と思えること。そしてその実現のためには、納得できる物件を見つけ、安心して購入できる店を選びださなくてはならない。
そこで今回は、自動車評論家などクルマのプロが、選び方や販売店での行動、コンディションの見極め方など、中古車購入の最新トレンドについて解説。ユーザーが迷わず安心して購入できるよう、ズバリ、正解を教えちゃいます!

1 購入金額はどれくらい?

中古車を買うなら、お買い得な物件を探して、できるだけ安く買いたいと誰もが思うもの。とはいえ、安過ぎると、「問題があるかも」と心配になってしまうのも事実。一台ごとに状態の異なる中古車だけに、“適正価格”は想定しづらい部分である。
では、実際のところユーザーはどれくらいの価格の中古車を買っているのか。グーネットのユーザーレポートによると、支払額の平均は118・6万円。エリアとしては「100万円以上200万円未満」で買った人が約4割と最大になっている。作年は131・3万円ということで平均金額は下がり気味。見栄を張らずに、もっと安さを追求してもいいのかも。

2 軽自動車は中古でも人気?

グーネットユーザーレポートによれば、中古車で人気のボディタイプといえば以前から軽自動車がトップ。それは現在も変わらず、今年の調査でもやはり軽自動車が一位となった。しかもその割合は、昨年の35・5%から44・7%へと大幅に向上している。比較的新しめのモデルであれば、動力性能、燃費性能、安全性能などの面で「軽でも十分」だとユーザーが判断していると考えられる。
その他のボディタイプでは、コンパクトカー以外すべてのジャンルがその割合を減らしているが、特にセダンの減少具合が顕著だ。これは新車における車種数の減少も影響しているのだろう。

3 インターネットの情報を活用してる?

インターネットの利用率は年々増加していて、総務省によれば、昨年の時点で人口の約83%が利用しているという。誌面もインターネット版としてグーネットを運営しているが、その利用実態は、パソコンだけにかぎらずスマートフォンからの閲覧数も増えている状況だ。
情報量の多さや、圧倒的なスピード感、そして手軽さなどがネットの魅力だが、気になるのは中古車購入者の利用率。グーネットデータによると、約4割の人が購入時にネットで情報収集をしている。情報収集をまったくしない人も2割いるなかで、その利用率の高さは高水準。今後もますます増えていくことが予想される。

4 ハイブリッドはそろそろ買い時?

結論からいえば、すでに中古車でもハイブリッドカーは市場の中心となっている。数年前に新車販売の首位争いがプリウスアクアフィットとすべてハイブリッドカーとなってきた結果、それらの乗り替えが進み、中古車市場もハイブリッドカーが数多く流通するようになった。ハイブリッドミニバンやPHVなどの普及はまだまだだが、前述の3モデルであれば選びたい放題の状況といっていいだろう。
グーネットユーザーの「次に欲しいクルマ」ランキングでも2年連続でプリウスがトップを獲得しており(他のハイブリッドカーも上位を獲得)、その人気や注目度の高さが伺える。

5 買い替えサイクルは新車と同様か?

かつて新車の買い替えサイクルは最初の車検を迎える3年から2回目の車検時の5年程度といわれ、フルモデルチェンジもそのタイミングに合わせてだいたい4年で行われていた。しかし近年、ユーザーの買い替えサイクルが長くなり、メーカーもその期間を長くしつつある。
一方で中古車はといえば、新車のフルモデルチェンジ時に旧型になったモデルが狙い目となるなど、その影響を受ける部分もあるが、どちらかというとユーザーごとに買い替えタイミングはばらけている様子。グーネットデータによれば、平均は6.3年。10年以上乗るというユーザーも多めで、全体の約2割となっている。

ズバリ!!正解教えますどんな販売店を選んで買うべきか?

中古車を扱う販売店をしっかりと吟味して選ぶのが、いまどきの中古車購入における鉄則だ。さまざまな販売店があるなかで、自分に合った店舗を見つけることが不安解消の近道となる。

多様化する販売店事情を考慮して適切な選択を!

一般的には、中古車がユーザーの手に渡るまでには、買取→オークション→小売という流通経路をたどる。これまでは中古車を専門に扱う販売店が市場の中核を担っていたが、近年ではメーカー系ディーラーや買取専門店が中古車販売を行うなど多様化している。業者間の競争が活発になるのはユーザーにとって喜ばしいことだが、どの販売店を選ぶのが自分にとってベターかという悩みが生じてくるのも事実だ。 そもそも中古車のメリットは、購入費用を安く抑えられることだが、新車と異なり車両の素性がわかりにくく、それがユーザーにとって拭いきれない不安となっている。それらを払拭するには、クルマを取り扱う販売店を厳選すべきだ。参考までにグーネットがまとめたデータを見ると、ディーラー系販売店を購入先として選ぶケースが多い。この結果にはクルマを安く購入するべく中古車を選んだが、安心も度外視できないといったユーザーの思惑が表れている。中古車購入に対する迷いや不安が解消するには、自分に合った販売店を選ぶことが肝要といえるだろう。

自動車ライター 高島佑利

自動車ライター 高島佑利
複数の自動車雑誌編集部を渡り歩き、クルマ購入の隅から隅まで知り尽くしたフリーライター。

ズバリ!!

中古車に対して不安を抱いてるのであればディーラー系販売店がおすすめ。下記の各タイプを参考にして目的に合った販売店を選ぼう。

ユーザーが選んだのは「高い信頼性」

ユーザー調査によると、ディーラー系販売店で購入する人が最も多く約3割という結果に。現代のユーザーが“安心”を求めていることがわかる。

ユーザー調査 グラフ

販売店タイプごとの特徴と購入者の向き・不向き

中古車販売店といっても、その成り立ちから形態までさまざま。それぞれの特徴を考えながら、各販売店がどんなユーザーに向いているか考察していこう。

ディーラー系販売店

取り扱う中古車の素性が明確なうえに、品質やコンディションについては自動車メーカーが定めた高いハードルをクリアしている。購入後の保証が手厚いことも安心度合いの高さをもたらす要因といえる。狙っているメーカーや車種が決まっているならオススメだ。

一般的販売店(大規模チェーン)

自社のネットワークを活かして豊富な在庫を持つため、同一車種でも複数の候補から選択できるというのが強み。メーカーや車種、年式などに偏りがないので、予算を鑑みながら条件に合った中古車を探しやすい。独自の規定で保証を設ける店舗も増えている。

一般的販売店(個人経営)

販売されている車種は相場よりも値ごろ感があり、安く手に入れたいと考えるなら検討の余地あり。大手よりも人件費をはじめとした運営資金が抑えられるので、それが価格に反映されている。保証などのアフターサービスは店舗によって異なるので要チェックだ。

車種タイプ専門店

欲しい車種(またはジャンル)が決まっていて、年式や走行距離だけでなく、グレードやカラー、装備内容などさまざまな条件を加味して比較したい場合にオススメ。相場動向はもちろん、車両に対する知識は細かな部分まで把握しているのが強みといえる。

整備工場系販売店

整備工場系の場合、「認証工場」あるいは「指定工場」かを確認しておきたい。いずれの場合も車検などの分解整備を伴う作業を自社で行えるので、購入後の整備や点検を任せられる。専任のメカニックが常駐し、万が一の故障にも迅速かつ丁寧に対応してくれる。

買取店系販売店

直販制度を採用した買取専門店では、一般的な中古車流通において発生する中間マージンなどの経費をカットできる。それが車両価格にダイレクトに反映されるので、相場よりも安く購入できる。車種の希望を叶えたいなら、在庫が豊富な大手を狙うのがいいだろう。

ネットオークション

旧車やマニアックな輸入車など、市場における流通台数が圧倒的に少ないという理由を除けば、あまりオススメできない。相場よりも価格は安いが、リスクは決して少なくない。個人間の売買は避け、確たる業者が販売していることが最低条件といえる。

ズバリ!!正解教えます実車を見ないで買うことは可能か?

インターネットの普及で、実車を見なくても購入対象となる物件の写真を数多くチェックできるようになった。では、いまや実車を見ずに購入することは可能になったのだろうか?

ズバリ!!

見ないで買うことは可能だが、条件はかぎられる。販売店に電話をするなど雰囲気を探ってみるのもおすすめ。

「実車を見る必要のない場合もある」

中古車に同じクルマは1台もない。よって、可能なかぎり実車を見て買うべきだ。私はこれまで30台以上の中古車を買ってきたが、見ないで買ったのは、古い付き合いのある馴染のお店から以外にはない。
ただし実際には、近年のインターネットの普及により、「見ないで買う」ケースは増えつつあるし、実際それほど見る必要のない場合もあると考える。
具体的には、年式が新しく、走行距離が少な目なケース。
現代のクルマが、そんなにすぐ劣化することは考えられない。生産から3年以内なら、走行距離が異常に多くないかぎり、「どれを買っても大差ない」といってもいいのだ。しかも新車保証が残っていたりすれば、それはもう見ないで買ってもおおむね問題はなかろう。ディーラー系販売店で保証付きのクルマを買うなどは、その典型だ。
逆に年式が古く、価格が極めて安く、「動けばそれでいい」というケース。そういうクルマは正直なところ、「とにかく安いのをくれ」ということで選ばれているし、それでなんとかなっている。本当はそういうクルマは見て選んだほうがいいが、ベーシックな国産車の場合、「動く」という最低限の機能を失うことはなかなかなく、実態として大きな不満は出ていないようだ。

自動車ライター 清水草一
グーネットでも数々の記事を執筆してきたベテラン評論家。先日44台目となる愛車を中古で購入したばかり。

自動車ライター 清水草一
実車を確認せずに購入している人が3割

グーネットユーザー調査によれば、過去、そして現在の愛車を購入する際に実車を見ずに買ったという人が全体のおよそ3割もいることが判明。可能なら見たほうがいい?

グーネットユーザー調査 グラフ ※1%未満のグラフスコアは非表示(%)

「店に1本電話を入れてみるべき」

「店に1本電話を入れてみるべき」

「可能か不可能か?」と問われれば、十分可能です。事実、筆者は過去に2台、現物を見ないまま中古車を購入しました。そしてどちらの車両も特に問題なく役目を果たしてくれました。ていうか、いま乗っている初代マツダ ロードスターはそのうちの1台です。
しかし「実車を見ないまま買うことをオススメするか?」と問われたなら、オススメはしません。やはりどう考えても実際に店頭へ行き、お店や物件の雰囲気を自分の目で見たほうが、成功確率は高まるでしょう。筆者が現物を見ないままの購入に成功したのは、自分で言うのもアレですが長年の経験ゆえです。申し訳ないですが素人の方にはオススメしません。とはいえ、なんらかの事情で「どうしても現物を見ないまま買わざるを得ない」という人もいるでしょう。
そんな場合は、グーネットの物件情報や見積り依頼フォームの内容だけでなく、そのお店のウェブサイトを入念に読み、そして最終的にはお店に1本電話を入れてみることを推奨します。サイトの作りが雑だったり妙に誇大広告っぽかったりしないか?あるいは電話の応対から「誠実さ」のようなものが感じられるか?などをチェックするのです。そこで少しでも“嫌な予感”がしたら、ひと呼吸おいて冷静になってください。

中古車研究家 伊達軍曹
商社勤務を経て自動車メディアの世界へ。主に中古車媒体で執筆する中古車のスペシャリスト。

では・・・

店頭在庫が少ない店だったらどうすべき?

「在庫が多い=いいお店」「在庫が少ない=悪いお店」という明確な線引は特になく、その販売店の経営スタイルの問題でしかありません。ただし中古車の購入に不慣れなうちは、在庫数多めのお店を何店舗か回って実際の中古車を見比べながら選ぶほうが、失敗する可能性は低いでしょう。

HPが充実していない店だったらどうすべき?

「HPが充実=商売熱心」「HPが雑=商売も雑」という傾向はあります。ただしそれはあくまでも「そういう傾向がある」であって、「絶対」ではありません。なかには熱心なオヤジさんがやってるいいお店だがITには弱い・・・というケースも多いので、HPは参考程度に考えてください。

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