クルマのお役立ち情報[2017.07.27 UP]

NEW SUV
これがブームの最前線だ!

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XC90

依然として高い人気を誇るSUV。その中心にいるボルボのトップ・オブ・SUVは、新型に変わることで、さまざまなクオリティを劇的に向上させた。

文●石井昌道 写真●内藤敬仁、ボルボ・カー・ジャパン

アピールしたのは新たなラグジュアリー

 SUVはクラスを問わず大人気。フラッグシップ級のラージサイズでも戦いは激しさを増す一方だが、いまもっとも引きが強い1台がXC90だ。とくに、ダッシュボードのリニアウォールナットウッド・パネルの人気が高く、生産が追いつかないほどだという。これぞスウェディッシュ・ラグジュアリーの真骨頂だ。

 プラットフォームはS90/V90にも使われるSPAで、シャシー性能が従来から大幅に進化していることも同様。従来モデルの穏やかで乗員を疲れさせない乗り心地という美点を伸ばしつつ、いざというときには俊敏で正確性の高い動きを見せるようになった。快適だが、抜群の運動性能がベースにある。オプションのエアサスペンションはドライビングモードによって車高が変化。ダイナミックでは20mmローダウンして俊敏性が増し、オフロードでは40mmアップとなって走破性を確保するなど、シャシー性能を大きく容量アップさせる効果がある。

XC90

 パワートレーンも基本的には同様だが、より重量が嵩むSUVのXC90でも直列4気筒2Lのガソリンエンジンが必要十分という以上に、高い満足度を与えてくれることは驚きだ。とくにT6 AWDはツインチャージャーで頼もしい。低回転域が得意なスーパーチャージャーのおかげで2200回転から40.8kgmものトルクを発生。もしかしたらディーゼル?と疑うほどの力感だ。それでいて高回転域はターボチャージャーが炸裂して勢いよく吹け上がっていくのがガソリンならでは。マルチシリンダーのような官能性は持ち合わせないが、機能的には満点だ。プラグインハイブリッドのT8は発進がモーターによって行われるので上質感も心地いい。

 どんな道でもどんな状況でも頼もしく、つねに快適で安全。最上級のおもてなしを享受できるのが新世代ボルボのフラッグシップSUVだ。

XC90

XC90

大幅に高級感を増したインテリア。タブレットのように操作できるセンターディスプレイに操作が集約され、機能性が高められている。スッキリとしたデザインには高級感が漂う。

XC90

見た目の質感が高く、座り心地も快適なシート。1列目、2列目はもちろんのこと、3列目でも大人が十分にくつろげるスペースが確保されているのはさすがだ。アイテムの多いレジャーや大人数での移動でも頼りになる。

XC90

3列目シートを使用した状態で314L、収納すると692L。さらに2列目を収納すると最大1868Lと3列シートモデルにふさわしい、フラットで広大なラゲッジルームが誕生する。シート展開の動作もスムーズだ。

ボルボ XC90 T6 AWD Inscription(8速AT)

全長×全幅×全高 4950×1960×1775mm
ホイールベース 2985mm
トレッド前/後 1675/1675mm
車両重量 2080kg
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1968cc
最高出力 320ps/5700rpm
最大トルク 40.8kg m/2200-5400rpm
サスペンション前/後 ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後 ディスク
タイヤサイズ前後 275/45R20
新車価格 774万円〜1299万円(全グレード)

ニューモデルも登場間近!?

NEW XC60

NEW XC60
ジュネーブで発表された新型
日本でも年内に登場か

 新世代「XC」モデルの第二弾「XC60」の新型が今年3月のジュネーブショーで世界初公開された。「XC90」にも負けない強い存在感とより一層高められた凝縮感とダイナミズムが早くも大きな注目を集めている。安全性能がさらに高められ、右折時対向車検知機能「インターセクション・サポート」と道路逸脱事故時保護システム「ランオフ・ロード・プロテクション」を搭載する。

NEW XC60

サイズ的にもSUVの最激戦区に投入される「XC60」は、ブランドにとって重要モデルだ。

売れ筋モデルはどこが魅力?

V40

新世代ボルボの象徴的な存在であるハッチバックの「V40」。ラインアップ中もっともコンパクトなモデルは、スタイリングからインテリアの快適性、そして力強く豊かな走りで、旧世代との違いを鮮明に印象付けた。

文●石井昌道 写真●内藤敬仁、澤田和久、北川 泉

ライバルと一線を画する体感できるプレミアム

 安心・安全ではあるが、武骨なスタイルで動きはやや鈍重。昔のボルボにはそんなイメージもあったが、いまのV40はまさに真逆だ。

V40

 欧州Cセグメントは激戦区で、実力派のライバルが勢揃いしているが、スタイリングの流麗さではV40が群を抜いている。クーペのようにスタイリッシュで彫刻作品のように存在感がある。そのデザインにひと目惚れして購入してしまうひとも少なくないだろう。試乗もしないで手に入れてしまっても後悔はしないはずだ。

 90シリーズを除けばもっとも新しいハードウエアのV40は、Cセグメントのなかでも飛び切りに頼もしいシャシー性能の持ち主。とくにステアリングまわりの剛性感が高く、路面の荒れたワインディングロードで攻めた走りをしてもガッシリとしていてタイヤがしっかりとアスファルトを鷲づかみしている様が伝わってくる。そのため、ドライバーは自信を持ってドライビングしていけるのだ。スポーティな特性なので乗り心地はやや硬質だが、快適性を求めるならしなやかなストローク感のクロスカントリーがオススメだ。

V40

 40kgmを超す最大トルクを発生するD4は、余裕綽々の動力性能があり、贅沢な気分にさせてくれる。とくにロングドライブでは真価を発揮し、ボルボらしく疲労を抑えてくれるはずだ。街中ではT2やT3の1.5Lガソリンターボでも十分。こちらは軽快で扱いやすいはずだ。

 スタイリッシュで俊敏という現代のボルボを象徴する特性が、コンパクトなボディに詰まっているV40。幅広いラインアップによって選択肢が多いのも魅力のひとつだろう。

V40

V40

まさにプレミアムコンパクトと呼ぶにふさわしいV40のインテリア。インパネでは、馴染みのある単眼メーターやセンタークラスターのデザインが特徴となる。操作性のよさもV40の美点といえよう。

V40

乗員の体重をバランスよく分散させることで、ロングドライブでも疲れない快適性を確保したシート。たっぷりとしたサイズで、くつろげる。後席の足もとスペースも十分なレベルで、ファミリーでも選べる。

V40

大排気量エンジンのように低回転から40kg m超のトルクを発揮するディーゼルターボは秀逸。走りにゆとりをもたらす。

V40

後席を畳まない通常時で335Lと、ライバルモデルと比べてとくに大きいわけではないが、積載性がよいのがポイント。

ボルボ V40 D4 Rデザイン ポールスター エディション(8速AT)

全長×全幅×全高 4370×1800×1440mm
ホイールベース 2645mm
トレッド前/後 1545/1535mm
車両重量 1540kg
エンジン 直4DOHCディーゼルターボ
総排気量 1968cc
最高出力 190ps/4250rpm
最大トルク 40.8kg m/1750-2500rpm
サスペンション前/後 ストラット/マルチリンク
ブレーキ前後 ディスク
タイヤサイズ前後 225/40R18
新車価格 299万円〜455万円(全グレード)

アクティブなこちらもオススメ

V40 Cross Country

V40 クロスカントリー V40 クロスカントリー
ボディサイズを超えたたおやかな乗り心地

 V40よりも車高が30mmほど高く、4WDモデルの「T5 AWD」を選べばオフロードでも心強いV40クロスカントリー。だが、魅力はそれ以外にもある。十分な快適さを担保しつつスポーティな身のこなしが注目を集めるV40と比べ、よりマイルドな足まわりで、コンパクト離れした懐の深いしなやかな乗り味が楽しめるのだ。

V40 クロスカントリー

リヤエンドにかけてアップするサイドラインが躍動感を与える。ルーフレールはデザイン上のアクセントにもなっている。アウトドアレジャーが楽しくなりそうだ。

※ナンバープレートは、はめ込み合成です。

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