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更新日:2018.11.18 / 掲載日:2014.11.19
【マセラティ】エルメネジルド ゼニアと限定コラボモデル2014
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
マセラティとエルメネジルド ゼニア、イタリアのラグジュアリーブランドがコラボレーションした限定モデル「マセラティ クアトロポルテ エルメネジルド ゼニア リミテッド・エディション」が発売された。マセラティの創業100周年を記念し、両ブランドの長期的パートナーシップから生まれたモデルで、世界100台限定で生産されるうち12台が日本で販売される。デリバリー開始は2014年12月、価格は2133万円。
ベースとなっているのは、マセラティのフラッグシップモデル「クアトロポルテGT S」。ゼニアデザインが手がけたデザインは、素材からも色彩からも仕上げからも、高い品質と高級感が感じられる。
ボディには、専用に開発された「プラチナム・シルク・ペイント」が施されている。光沢を持つブラックの下地塗装の上に、超微細粒子のアルミニウム顔料をペイントすることで、純度の高い金属のように滑らかで輝きのある塗装に仕上がっている。プラチナム・シルク・ペイントは、表面をダイヤモンド研磨で磨き上げたボディ同色の20インチの「プラチナム・シルク・ダイヤモンドカット・ホイール」にも採用。大型のアルミ製ブレーキキャリパーもハンドポリッシュによる鏡面仕上げとなっている。
インテリアにもゼニアのスピリットが随所に盛り込まれている。この限定モデルのために開発されたゼニア製のファブリックを用い、フォーマルで洗練された雰囲気を醸し出しているのが最大の特徴だ。
シート表皮は、ヘリンボーン柄の高級シルク100%のファブリックと最高級のレザー。シート中央部には、イタリア・トリヴェロにあるゼニアのウール工場で生産したベルベットのように滑らかかつ鮮やかなファブリックを採用している。シルクとレザーのコンビネーションは、ゼニアのメンズコレクションのファブリックからインスピレーションを得たもので、懐かしさとぬくもりを感じさせるモカ系の新色「テスタ ディ モーロ(ダークブラウン)」と、サッピア・レザーにライトグレーのステッチを繊細に組み合わせた「グレージュ」の2種類の色調でまとめあげている。チタニウム加工素材やウォールナット、サテンを用いてアンティーク調に仕上げられたドアトリム、斜めに配したダブルステッチが印象的なセンタードアパネル、グレージュ アルカンターラで覆われたピラー上部など、細部までゼニアのデザインポリシーが反映されている。
限定モデルを表すメタルプレートがBピラー外側とセンターコンソールに装着されているほか、サンバイザーの裏側には布製のスペシャルラベルが縫い付けられている。ゼニアのスーツの身頃の内側に縫い付けられたラベルを彷彿させる演出だ。
パワートレインはベースモデルの「クアトロポルテ GT S」と同じ。最高出力530ps/6700rpm、最大トルク72.4kg-m/2000rpmを発生させる3.8LV8DOHCエンジンに、8速ATを組み合わせている。装備は、電動サンルーフ、フロントシートベンチレーション、前後左右独立4ゾーンエアコンシステム、Bowers&Wilkins製15スピーカープレミアムサウンドシステムなどを搭載。
また、エルメネジルド ゼニアは、限定モデルの購入者に向けた「オーナーズ コレクション キット」を制作。トロリーケース、キーホルダー、ブランケット、サングラスなど18種類の限定グッズにゼニア店舗で使用可能なクーポンを加えた19アイテムがキットになっている。