メルセデス・ベンツ GLAクラスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

2013年8月、Aクラスをベースにして開発されたGLAクラスが登場します。

メルセデス・ベンツのSUVラインナップの中で最もコンパクトなモデルとして位置づけられており、初代のGLAクラスは全高が1505mmと低くスタイリッシュなデザインにまとめられました。また、最低地上高もSUVとしては低い150mmとなっています。

2014年4月、ようやく日本に導入されました。導入当初は以下のグレードを設定しています。

・1.6L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジン搭載のエントリーグレード「GLAクラス GLA180」
・2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジン搭載の上位グレード「GLAクラス GLA250 4マチック」
・最大トルク450Nmを発生する世界一パワフルなAMG 2.0L直列4気筒直噴ターボエンジン搭載の最上位グレード「GLAクラス GLA45 AMG 4マチック」

いずれのグレードも、7速デュアルクラッチトランスミッション「7G－DCT」を組み合わせることにより、高い環境性能と優れたレスポンスを実現しているのが特徴です。駆動方式に関しては、GLAクラス GLA180のみがFFで、その他のグレードはフルタイム4WDとなっています。

2017年7月、マイナーチェンジが行われます。中間グレードとして「GLAクラス GLA220 4マチック」が追加で設定されました。

2020年6月、日本でGLAクラスのフルモデルチェンジが行われ、2代目が登場します。2代目は都会派SUVとしてスタイリッシュなデザインだった初代に比べて全高が高く、全幅がワイドなボディサイズとなり正統派のSUVといったデザインになっているのが特徴です。

2代目が登場した当初に設定されたのは、2.0L 直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンを搭載した「GLAクラス GLA200d 4マチック」のみでした。

2021年4月、マイナーチェンジが行われ、初代でも設定されていたGLAクラス GLA180が追加で設定されています。この世代ではエンジンが排気量1.4Lオールアルミニウムの「M282」に変更されました。また、2代目のグレードには新開発となる8速デュアルクラッチトランスミッション「8G‐DCT」が組み合わされています。

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GLAクラス GLA180は、初代の2014年5月に設定されたグレードです。GLAクラスのグレードの中では、唯一2世代に渡って設定されており、いずれの世代でもエントリーグレードとして位置づけられています。

エントリーグレードといえども装備面は充実しており、フルオートエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリングなどは標準装備されました。また、初代ではオプション装備だった運転席パワーシートも、2代目では標準装備となっています。

GLAクラス GLA180を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2014年式：125万円～229万円
2015年式：99万円～243万円
2016年式：154万円～294万円
2017年式：228万円～342万円
2018年式：236万円～348万円
2019年式：380万円
2020年式：流通量希少のため算出不可
2021年式：流通量希少のため算出不可

エントリーグレードに位置するGLAクラス GLA180の中古車は、現時点で50台以上が流通しているので選択肢は豊富です。

初代：2014年～2020年
GLAクラス GLA180は、初代の誕生と同時に設定されました。

1.6L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンが搭載されており、最高出力136馬力を誇ります。さらに7速デュアルクラッチトランスミッション「7G－DCT」と組み合わせることにより、高い環境性能と優れたレスポンスを実現しているのが特徴です。

この世代の中古車はかなりの台数が流通しており、価格も手ごろなものが多くなっています。

エンジンは1.6L直列4気筒ターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4430mm×全幅1805mm×全高1505mmです。

2代目（現行モデル）：2021年～
この世代のGLAクラス GLA180は、2021年4月に行われたマイナーチェンジで設定されました。

新たに生まれ変わったこのグレードには、1.4Lのオールアルミニウムエンジン「M282」を搭載しています。

まだ登場から数か月しか経過していないため、この世代のGLAクラス GLA180の中古車は流通していません。そのため、この世代の中古車を手に入れるには時間がかかるでしょう。

エンジンは1.4L直列4気筒ターボ最高出力136ps。ボディサイズは全長4415mm×全幅1835mm×全高1620mmです。

GLAクラス GLA180のボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・デジタルホワイト（M）
・コスモスブラック（M）
・デニムブルー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・マウンテングレー（M）

この中では、メタリック系の黒色の「コスモスブラック（Ｍ）」が人気です。

※（S）とはソリッドペイントを意味し、（M）とはメタリックペイントを意味します。

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GLAクラス GLA200d 4マチックは、2代目の2020年6月に設定されたグレードです。

GLAクラスの中では、唯一のディーゼルエンジン搭載モデルとなっており、力強く加速させる性能を持ちながら、低振動という高い静粛性を両立させています。トランスミッションには、新開発となる8速デュアルクラッチトランスミッション「8G‐DCT」を採用しました。

装備面では、対話型インフォテインメントシステムの「MBUX」を搭載しています。

GLAクラス GLA200d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2020年式：563万円～568万円
2021年式：流通量希少のため算出不可

GLAクラス GLA200d 4マチックは2020年に登場したばかりのグレートなので、現時点の中古車市場には2台しか流通していません。価格もまだまだ高いため、まだ中古車として購入するメリットはないでしょう。

2代目（現行モデル）：2020年～
GLAクラス GLA200d 4マチックは、2代目の導入と同時に設定されました。

エンジンには、2.0L直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンが搭載され、新開発の8速デュアルクラッチトランスミッション「8G‐DCT」と組み合わせられています。

最低地上高が約200mmと通常の乗用車より高くなっているため、悪路走破だけではなく、街中でのちょっとした段差なども気にすることなく運転できるのが特徴です。

また、足をリアバンパー下部に差し入れるだけでテールゲートが開閉したり、リモコンキーやテールゲートのボタンを押すことで開閉できたりする「EASY-PACK自動開閉式テールゲート」などの便利な機能が標準装備されています。

このグレードは登場からまだ1年ほどしか経過していないので、現時点の中古車市場には2代しか流通していませんでした。この2台も新車より高い価格で取引されているので、今はまだ手を出さないほうがよいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4415mm×全幅1835mm×全高1620mmです。

GLAクラス GLA200d 4マチックのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・デジタルホワイト（M）
・コスモスブラック（M）
・デニムブルー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・マウンテングレー（M）

この中では、渋みのあるグレー色の「マウンテングレー（M）」が人気です。

GLAクラス GLA220 4マチックは、2代目の終盤である2017年7月に設定されたグレードです。初代に設定されたGLAクラスの中では、中間グレードとして位置づけられています。

このグレードには、2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンが搭載され、すでに発売されていたGLAクラス GLA180やGLAクラス GLA250 4マチックと同じく、7速デュアルクラッチトランスミッション「7G－DCT」を組み合わせているのが特徴です。

GLAクラス GLA220 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2017年式：237万円～338万円
2018年式：248万円～383万円
2019年式：289万円～418万円
2020年式：398万円

このグレードの中古車は、40台近く流通しています。

GLAクラス GLA220 4マチックはGLAクラスの中でも比較的新しいグレードなので、あまり価格は下がっていません。中古車として購入するには少し高いでしょう。

初代：2017年～2020年
GLAクラス GLA220 4マチックは、2代目の終盤に設定されました。

このグレードにはDSR（ダウンヒル・スピード・レギュレーション）やオフロードスクリーン、フットトランクオープナーなどの機能が標準装備されています。

DSRとは急勾配の下り走行の際、アクセルとブレーキを自動制御して車速を自動調整してくれる機能で、オフロードスクリーンはステアリング舵角、登坂角、車両傾斜角、方角をCOMANDディスプレイに表示し現在の車両状況が一目でわかる機能です。

フットトランクオープナーは、リアバンパーの下側に足を近づけることでセンサーが感知し、手を使わずにトランクリッド／テールゲートを開閉することができる便利な機能となっています。

GLAクラス GLA220 4マチックはおよそ5年前に設定されたグレードなので、現時点の中古車市場には40台程度の中古車が流通しているようです。初期年式であれば少しは中古車価格が安くなった車両もありますが、GLAクラスの中でも比較的新しいグレードとなるため、全体で見るとまだまだ高めとなっています。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4430mm×全幅1805mm×全高1505mmです。

GLAクラス GLA220 4マチックのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・コスモスブラック（M）
・ポーラーホワイト（S）
・オリエントブラウン（M）
・カバンサイトブルー（M）
・マウンテングレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・ジュピターレッド（S）

この中では、メタリック系の黒色の「コスモスブラック（Ｍ）」が人気です。

メルセデス・ベンツ GLAクラス GLA220 4マチックの中古車を探す

GLAクラス GLA250 4マチックは、初代が誕生した2014年5月に設定されたグレードです。GLAクラス GLA180がエントリーグレードであるのに対し、このグレードは初代の上位グレードとして位置づけられています。

エンジンには、最高出力211馬力の2.0L直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを搭載しました。さらに、7速デュアルクラッチトランスミッション「7G－DCT」を組み合わせています。

また、ECOスタートストップ機能（アイドリングストップ機能）も搭載されました。

GLAクラス GLA250 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2014年式：158万円～248万円
2015年式：144万円～218万円
2016年式：219万円～255万円
2017年式：流通量希少のため算出不可
2018年式：400万円
2019年式：418万円～448万円
2020年式：流通量希少のため算出不可

初代の上位グレードだったGLAクラス GLA250 4マチックの中古車は、40台程度の中古車が流通していました。

初期年式であれば手ごろな価格のものもありますが、高年式のものはまだまだ高めです。

初代：2014年～2020年
GLAクラス GLA250 4マチックは、初代の誕生と同時に設定されました。

このグレードは、GLAクラス GLA180と違って駆動方式がフルタイム4WDとなっているため、悪路も走行できるオフロード仕様となっています。

インテリアについては前席、後席ともにヘッドレストと背もたれが一体となったスポーツシートやチューブデザインのメーターパネルなどが採用されました。

また、安全面に関しては、CPAプラス（緊急ブレーキ機能）やアテンションアシストが標準装備され、高い安全性と快適性を実現しているのが特徴です。

誕生からしばらくはカタロググレードとして設定されていましたが、2017年に行われたマイナーチェンジ以降は受注生産のみの販売となりました。

現時点の中古車市場では、GLAクラス GLA250 4マチックの中古車は40台以上が流通しています。他のグレードに比べて車両ごとの価格の幅が広いので、装備内容と価格のバランスを考えるとGLAクラスの中古車としてはこのグレードが最もお買い得といえるかもしれません。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力211ps。ボディサイズは全長4430mm×全幅1805mm×全高1505mmです。

GLAクラス GLA250 4マチックのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・コスモスブラック（M）
・ポーラーホワイト（S）
・オリエントブラウン（M）
・カバンサイトブルー（M）
・マウンテングレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・ジュピターレッド（S）

この中では、メタリック系の黒色の「コスモスブラック（Ｍ）」が人気です。

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※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。