ジープ　「ラングラーアンリミテッド ウィリス」発表　ラングラーのルーツ受け継ぐ限定車

　FCAジャパンは8月24日、ジープの本格オフローダー「ラングラー・アンリミテッド」に、SUVの草分けである「ウィリスオーバーランドCJ-3A」にインスピレーションを受けた限定車「Wrangler Unlimited Willys（ラングラー・アンリミテッド・ウィリス）」を発表、2021年9月4日（土）より全国のジープ正規ディーラーにて300台限定で販売する。
　メーカー希望小売価格（消費税含む）は、568万円。

　ラングラーアンリミテッド ウィリスがオマージュをささげる「ウィリスオーバーランドCJ-3A」は1948年発表、現代のSUVの道を開いたパイオニア的存在として知られる。
　当時軍用車や農耕用車両として使用されていたオフロード車を民生用として広め、多くのユーザーに未舗装の地を駆け巡る自由な楽しみや冒険の喜びを提供したモデルだ。
　性能面においても、前型であるCJ-2Aに対して快適性や走行性能を強化、高いオフロード性能を維持しながら実用面でも進化を遂げるCJ シリーズの礎を固めた。

　ラングラーアンリミテッド ウィリスはそうしたCJ-3Aの精神を受け継ぎ、オフロード性能のさらなる進化と、タフネスを表現したエクステリアを特徴としている。
　機能面については、悪路で車体下部を保護するロックレールや、滑りやすい路面でタイヤの空転を抑えることで推進力を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、そしてラングラーにおけるハードコアモデルの「ルビコン」と共通のDana社製M220リアアクスルを搭載し、オフロード性能を強化した。

　エクステリアにはブラック仕上げの専用フロントグリルやグロスブラックに塗装された17インチアルミホイール、「WILLYS」ボンネットデカール、4 WHEEL DRIVEリアゲートデカールが装備されるほか、マットブラック仕上げのJeepバッジとTrailRatedバッジを装着。
　ボディカラーは、ミリタリー感を演出する限定車専用色のサージグリーンC/C（100台限定）と、通常はルビコン専用色であるスティンググレーC/C（200台限定）の2色が特別に設定される。

　その他の装備はベース車である「アンリミテッド・スポーツ」に準じており、LEDヘッドライトや車庫入れをサポートするParkSenseフロント・リアパークアシスト、Parkviewリアバックアップカメラ、前走車との車間距離を維持するSTOP機能付アダプティブクルーズコントロールなどを装備する。