カー!といえばグーネットピット

無料整備工場検索&予約アプリ

グーネットピットアプリ

カーライフ
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.30

中古車を下取りする時は車検前と車検後のどちらがいいのか

中古車を下取りする時は車検前と車検後のどちらがいいのか

グーネット編集チーム

長年乗っていた愛車を下取りに出す場合には、そのタイミングに悩む方も多いと思います。車を手放すポイントの一つとして、次の車検が来る前に車を手放すという考えもあるでしょう。車検の残りの期間などによって、下取りに影響が出るのでしょうか?
車の下取りと車検についての関係性や、その影響について見ていきましょう。

そもそも中古車の下取りとは?

下取りとは、新しい車に乗り換える時に、その新しい車を買ったお店に今まで乗っていた車を引き取ってもらうことです。新しい車の購入とセットでの交渉となり、買取額の分だけ値引きされるので、今乗っている車の評価次第では、少ない金額で新しい車に乗り換えることが可能です。

一方、単純に乗っている車を買い取ってもらうことを買い取りと呼びます。新しい車に乗り換える場合でも、その車は別のお店で買うことになります。

中古車の下取りは車検前と車検後のどちらがいいの?

車検とは?

車検とは、正式名称を「自動車検査登録制度」といいます。車が安全に走行できる状態であることを確認することが主な目的であり、自家用乗用車であれば、新車購入後3年、その後2年ごとに受ける必要があります。

車検には様々な費用がかかってきますが、大まかにいうと、自動車重量税、自賠責保険料、代行手数料、部品交換費用、印紙代・検査費用から構成されます。普通車の車検には通常10万円前後の費用が発生するため、車検を通す前に車を売却するユーザーが多くなるのです。

車検がまだ残っている状態だと価格は変わる?

下取りをする店舗によって基準は違いますが、1年以上の残期間を査定のプラスポイントとしているところが多いといえます。そのため、車検が1年以上残っている場合は、下取りアップの可能性があります。

車検残期間が1年未満の場合は、車検切れギリギリまで乗って下取りしてもほとんど価格が変わらない傾向があるため、じっくり検討した方が良いでしょう。

逆に車検切れは大きなマイナスポイントとなります。あまり悠長に構えていて車検直前になって査定に出すと、車検が残っている場合と比べて、下取り価格が下がる場合もあるので気をつけましょう。

気をつけておきたいのは、車検を通してすぐに査定に出したからといって、車検費用以上の金額が査定でプラスされることは基本的にないということです。10万円程度かけて車検を通したからといって、10万円分買い取り金額が上乗せされることはありません。

車検が残っている時に下取りするメリット・デメリットとは?

車検が残っている時に下取りするメリット・デメリットとは?

グーネット編集チーム

メリットとして考えられるのは、若干でも下取り価格アップの可能性があることです。そして、複数社の見積もりを比較検討する時間がしっかり取れるところにあるでしょう。

デメリットとしてはほとんどありませんが、強いて挙げるのであれば、車検期間が結構残っていたとしても、それほど大きく価格が上がらないところが挙げられます。

車検が切れた状態で下取りするメリット・デメリットとは?

メリットとしては、まずないといっていいかもしれません。しかし、車検が切れた状態で下取りをするということは、車検期間内に十分に車を活用できたことになるので、愛車を下取りに出せる決断がしやすくなるといえるかもしれません。

逆にデメリットは多くあります。まず、下取り価格が下がることです。車検切れの自動車は公道を走行できないため、下取りをする店舗も自動車の移動に苦労しますので、経費を考えると査定ダウンは大いにあり得ます。
下取りが決定しても、その車を走らせて店舗に持ち込むことができないため、積載車の手配が必要になり、手間とお金がかかります。

中古車を下取りする時のポイント

それでは、中古車を下取りに出す時のポイントについて詳しく解説していきます。

下取り前に車の相場を調べる

まずは、下取りに出す前に自分の車の相場を調べておくことが重要です。いくつかの方法がありますが、自動車メーカーが提供しているインターネット上の下取り参考価格シミュレーションのサイトで確認する方法があります。これは、サイト上にメーカーと車種、年式やグレードを選択すると参考価格を表示してくれるものです。

また、中古車情報サイトで自分の車と同じ状態の個体が、どの程度の価格で小売りされているかを確認することもおすすめです。もちろん小売価格には販売店の利益やコストが載せられており、直接下取り価格が分かるわけではありませんが、大まかな傾向をつかむことが可能です。

複数の業者から見積もりを取る

下取りの時に最も重要なのは、複数の業者から見積もりを取ることです。自動車販売店といっても、輸入車に強いお店もあれば、低年式車をメインに取り扱っているお店もあり、それぞれに得意不得意があります。買い取った車を業者オークションに出品して現金化するお店もあれば、自社で小売りするかもしれません。

このように、中古車の査定価格というのは、様々な要因で変動します。できるだけ幅広く見積もりを取得することで、自分の車を一番高く買ってくれるお店に出会える可能性が高くなるのです。

まとめ

確かに、車検期間のある・なしで下取り価格が変わることがあります。しかし、下取り価格が決まる際には、その車の市場価値が大きく反映されます。車検の残り期間の違いで下取り価格に影響が出ることもありますが、大幅な査定アップにはならないのが正直なところです。

車検期間が切れてしまった後の下取りでは余計な費用がかかってしまうため、車検期間がまだ残っているうちに、余裕を持ってゆっくりと比較検討した方が良いといえるでしょう。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ