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更新日:2021.07.07 / 掲載日:2021.07.07
マルチトーン・ルーフのMINI!3ドア、5ドア、クラブマンに3色のグラデーションカラー登場
MINIクラブマンとMINI5ドア
MINIは現地時間7月7日、工場の新しい塗装工程により、MINI 3ドア、MINI 5ドア、MINI クラブマンで3色のルーフ・デザインが可能になったと発表した。日本での導入には言及されていない。
MINIのスタイルにさらなるアクセント
MINIには色の多様性に関する長い伝統がある。クラシック・ミニでは、ルーフにコントラストの効いた塗装を施すことで、表情豊かな外観を実現していたが、20年前に現代のMINIが発売されてからも、さまざまな色調で魅力的なアクセントを与え続けている。そして専用のマルチトーン・ルーフ塗装により、MINIエクステリアの個性化はまったく新しい次元に到達した。英国オックスフォードにあるMINIの工場では、革新的なウェット・オン・ウェットの塗装工程を用いて、初めて車両のルーフに3色のデザインが施された。
この革新的なルーフ・デザインの先駆者は、MINI クーパー SEだ。マルチトーン・ルーフは、MINIエレクトリック・コレクションの一部として初めて提供され、MINIのスモール・カー・モデルの最新のニュー・エディションのワールド・プレミアと同時に発表された。一方、自動車の大量生産において世界的にもユニークなマルチトーン・ルーフは、プレミアム・スモール・カーのMINI 3ドアとMINI 5ドア、そしてMINI クラブマンにオプションとして用意される。
この新しいデザインの特徴は、マルチトーン・ルーフに選択された3つのカラー・トーン間の流れるようなグラデーションだ。ルーフのフロント部分のダークなサンマリノ・ブルーから、淡い色合いのパーリー・アクア、そしてリア部分のジェット・ブラックへとゆるやかに変化していくカラースキームとなっている。このグラデーションが生み出す独特の美しさは、オプションのパノラミックガラスルーフやルーフレールと組み合わせても一目瞭然。マルチトーン・ルーフの配色は、MINI 3ドア、MINI 5ドア、MINI クラブマンに用意されているほぼすべてのボディ・ペイント仕上げと調和し、引き立てあう。このルーフは、チリ・レッド・ユニ、ブリティッシュ・レーシング・グリーン・メタリック、MINI クラブマンのインディアン・サマー・レッド・メタリックを除くすべてのエクステリア・カラーと組み合わせることができる。
ルーフにコントラストの効いたペイントを施すことで、MINIのボディの特徴である3つの部分が特に強調される。ボディ、ガラス製パッセンジャー・セル、ルーフの水平構造は、MINIブランドの典型的なデザイン原則。モデル・バリエーションに応じて、ホワイト、ブラック、シルバーのコントラストの効いた塗装仕上げがオプション装備として用意されている。また、ジョン クーパー ワークスモデルにはレッド・ペイントのルーフが用意される。さらに、MINI オリジナル・アクセサリーには、ユニオン・ジャックからチェッカー・フラッグのデザインまで、さまざまなデザインのルーフ・デコレーションが用意されている。
マルチトーン・ルーフを含むコントラスト塗装仕上げの対象拡大は、オックスフォードにある英国MINI工場での新塗装技術の導入によって可能になった。この工場では、まず淡い色のパーリーアクアが車両のルーフに塗られる。さらに、サンマリノ・ブルーをルーフの前部に、ジェット・ブラックを後部に塗り、流れるようなカラー・グラデーションが生み出される。この塗装工程は、オックスフォードにあるMINI工場の生産ラインに組み込まれている。それでも、環境条件の変化によって若干の誤差が生じるため、マルチトーン・ルーフを装着したMINIは、その塗装工程を経ることですでに唯一無二の個性を持つクルマに仕上がるのだ。