カーライフ
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.30

中古車を査定する際に、個人情報登録(入力)なしでも可能なのか

中古車を査定する際に、個人情報登録(入力)無しでも可能なのか

グーネット編集チーム

車の乗り換えや、結婚などを機に車を手放す際など、車を売却したい場合には買取店で査定を受けようと考えている方も多いと思います。

車の査定額を知りたい時には、査定額を算出できるウェブサイトを活用することもあるでしょう。しかし、多くの場合、氏名・住所・電話番号などの個人情報の登録(入力)が必須になっています。

今回は、中古車を査定する際に、個人情報登録(入力)なしでも査定が可能なのかどうかについて見ていきましょう。

個人情報を登録(入力)しなくても車の買取査定は可能?

現在では、気軽にインターネットで査定額を算出できるサイトがいくつも存在します。しかし、そのほとんどが査定サービスを受ける際に、個人情報の登録(入力)が必須になっています。

「営業の電話やメールがしつこくかかってくるのではないか」
「提供した個人情報の流出が怖い」

そんな個人情報に対する拒否反応があって、査定サービスを利用したことがないというユーザーは多いようです。

しかし、結論から言うと、個人情報なしで査定をしてもらうことは不可能と言っていいでしょう。

実車を査定してもらう場合も個人情報の入力は必須

実車を査定してもらう場合も個人情報の入力は必須

グーネット編集チーム

基本的に自動車を売買する際、個人情報を開示せずに取引を行うことはできません。自動車はあくまで財産として評価されるものなので、個人の情報が紐づいたものだからです。

個人情報なしでの売買が自由に行われると、盗難車の転売など、犯罪の可能性も高まります。オークションなど個人間での自動車の譲渡・売買の際でも、取引が成立した段階ではお互いの個人情報を開示し、書面での確認が必須となります。

買取店などの査定においては、契約に繋がる可能性が高いため、個人情報の提示が必要と言えるでしょう。

個人情報登録(入力)が気になる方は個人情報保護の取り組みをチェックする

個人情報登録(入力)で心配な方は、買取店や査定サービスなどの、個人情報の取り組みや、利用規約などを確認してみましょう。

入力した個人情報の、管理の責任者はどこなのか、個人情報がどの範囲で利用されるのかを知ることで、漠然とした不安から安心に変わることもあるでしょう。

中古車の価格は、需要と供給のバランスによって、そして、さまざまな変動要因によって決まるものなので、相場が変動します。

愛車の査定額を知りたい場合は、実車の査定を依頼や査定額を知ることのできるサービスを活用するのが有効な手段だと言えるでしょう。

中古車の相場価格のみであれば個人情報の入力なしでも可能

中古車の相場価格を知るだけであれば個人情報の入力は必要ありません。その方法について解説してきます。

シミュレーションを利用する

手軽に中古車の相場価格を知る方法として、自動車メーカーや大手買取専門店が提供している下取り(買取)相場シミュレーションサイトを利用する手があります。
自動車メーカーの提供サイトでは、メーカーや車種、年式、ボディタイプ/モデル、グレード/仕様を入力するだけで、個人情報の入力なしに瞬時に下取り参考価格を表示してくれます。

しかしながら、走行距離や車の傷などの状態、修復歴やボディカラー、地域などの入力は求められていないため、実際の下取り価格とは大きく異なる場合が出てきます。あくまで参考程度の使用に留めておくとよいでしょう。

また、大手買取専門店が提供している買取相場サイトでは、メーカーと車種を選ぶと、自社で買い取った履歴情報を見ることができます。大まかな走行距離やカラー、査定時期や都道府県も表示されているため、より具体的な買取金額のイメージをつかむことが可能です。

相場よりも実際の価格が低くなってしまうケース

下取り(買取)相場シミュレーションサイトと比べ、実際の価格が低くなることがあり、それにはいくつかの要因が考えられます。まず、内外装の傷や修復歴、エンジンやトランスミッションなどの機関機構の不具合がある場合、査定金額はマイナスされます。

他にも、万人受けしないカラーだったり、車検が切れていたり、2WDのスポーツカーを雪国で売る場合など、条件次第では、査定はさらに下がっていくことも考えらます。あくまでシミュレーションはベストな条件がそろった時と考え、低めに想定しておくとよいでしょう。

一括査定の営業電話がしつこく感じた時に止める方法

先ほど言及した下取り(買取)相場シミュレーションサイトの中には、下取り・買取業者各社の相場が一度にわかる一括査定と呼ばれるサイトもあります。一括査定を行う場合は、往々にしてメールアドレスや電話番号などの入力が求められ、そこから営業電話がかかってくることもしばしばあるようです。

それでは、その一括査定のしつこい営業電話を止める方法を説明していきます。

申し込み内容を変更してキャンセルする

一括査定サイトに査定依頼のキャンセル機能が備わっている場合、まずはそこで手続きをしてみることがおすすめです。他に売却先が決まった、売却予定が変更になった、というケースは十分に考えられることであり、そのような場合の受付方法を準備している一括査定サイトも多くなっています。

実際の手続きとしては、お問い合わせフォームなどで、キャンセルをする理由を選択し、登録情報を再度入力すると、運営側にその内容が届くといったものです。

もし、電話の連絡は迷惑だが、メールでのやり取りなら構わないという場合、申し込み時の条件を変更することで、ある程度電話の数を減らすことができます。一部の一括査定サイトでは、個人情報を入力する画面に、査定申し込みをするお店を選択できます。

お店の詳細情報を確認し、メールでのやり取りが可能と書かれている場合、「連絡希望時間帯」や「備考欄」にメールでの連絡を希望すると書いておくことで、こちらの要望が伝わるといったものです。

また、前述のお問い合わせフォームなどに「メール連絡のみ希望」をするというリクエストを出すことも可能な場合があります。

それでも止まらない時は直接問い合わせを

一括査定サイトに査定依頼のキャンセル手続きをしたにも関わらず、しばらく経っても電話が鳴り続ける場合、直接一括査定サイトに電話で問い合わせをすることが必要となります。

一部の一括査定サイトでは、キャンセルは直接買取店へ連絡するように指定されている場合もあります。後々の面倒な対応を避けるためにも、一括査定サイトを利用する前に、一括でキャンセルができるかなどを調べておくようにしましょう。

まとめ

今回は、中古車の査定が個人情報登録なしでも可能かについて解説してきました。

その中で、相場シミュレーションサイトを利用する方法や一括査定の営業電話がしつこく感じた時に止める方法などについても解説をはさみました。一括査定は、一回の情報入力でたくさんの業者に見積もり依頼ができる便利なサービスですが、電話が鳴りやまなくなるといったデメリットもあります。

そのため、査定キャンセルの手続きがどうなっているか、個人情報の取り扱いがどうなっているかなどを確認したうえ、上手に利用することが重要です。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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