輸入車
更新日:2021.06.18 / 掲載日:2021.06.18

車中泊をおしゃれで快適にするおすすめグッズ【自動車ジャーナリスト九島辰也が解説】

文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス、カーメイト

 暑いですね。夏はもうすぐそこ、です。ただ、その前の梅雨は厄介。このところ都市部でも天候は不安定で、さっきまで雨が降っていたと思ったらもうピーカンに晴れていたり。折り畳み傘が離せません。

 そんな折、テレビを観ていたらTVショッピングでポータブルクーラーを販売していました。どうやら今人気のようです。理由は、ステイホームで家にみんながいるから。同じ家族でも温度設定は微妙に異なるようで、クーラーが寒いだの暑いだのリビングでの戦いは多いそうです。そこで、解決策がポータブルクーラーだとか。携帯できますから自分のいる場所に移動させれば快適さは守られるということです。

 それじゃ車中泊にもいいと思いネットサーフィンしてみると、もうみなさん使っていました。エンジンを切った後のクルマの中はもちろん、キャンプ場のテントにも持ち込んだりして。確かに日中のテントは暑いですよね。日差しも強いし。でも、日中はテントに長い時間いない気がしなくもないですが。それにキャンプ場にもよりますが、夜のテントはそこそこ冷えます。
 それはともかく、今時のポータブルクーラーのいいところは電源を取る方法が色々あることでしょう。クルマの中でしたらシガーソケットが使えると便利ですよね。それと最近ではハイブリッドカーやEVなどにAC100V電源コンセントが装備されるものもあります。三菱アウトランダーPHEVやホンダeあたり。クーラー側にACアダプターを付ければ簡単です。それからモノによっては、USBポートに差し込めるのもあります。最先端な感じ。でも個人的にはモバイルバッテリーが使えるのがいいかと。ハイブリッドカーでないと12Vバッテリーを使うのになんとなく気が引けますから。古い人間なので。容量次第ですが、これだとかなり長い時間気兼ねなくオンにしていられます。

 選び方のコツは、稼働時間もそうですが重さと音が重要です。重すぎるとだんだん使わなくなります。クルマに積むことすら億劫になる。そもそもポータブルなんですから取手のついた軽量コンパクトな仕様がいいです。それと音もチェック。多くの場合デシベルで音量が記載されています。よってそれを見てください。数値が小さければ小さいほどグッド。車中泊する場合は周りが静かな場所を選ぶので、音は気になります。かなり。

  • JVCポータブル電源

    JVCのポータブル電源「Jackery」は、車中泊だけでなく災害時にも役立つ

  • ポータブル電源を使うことで、扇風機や小型冷蔵庫、スマホ充電までまかなえる

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グッズを駆使して快適な車中泊空間を完成させよう

フラットな寝室スペースを作るのが快適な車中泊のポイント

フラットな寝室スペースを作るのが快適な車中泊のポイント

 快適な車内環境が整ったら、次はマットに注目しましょう。クルマのカタログには「シートを畳めばフラットになります」と記載されますが、実際に寝転ぶと当然ですが凸凹してます。なので、それなりに厚みのあるマットが必要。とは言え、家から敷布団を持ってきてはダメ。畳んでもかさばりますし、見た目もよくありません。若い頃はサーフボードケースの上にバスタオルを敷いていましたが、それも翌朝身体が痛くなります。となるとやっぱり寝袋ですかね。あの包まれ感はたまりません。グッスリ寝られます。でも、エアコン切れたら暑いかも。

 この他には、カーテンがあると落ち着いて寝られます。目隠しにもなりますし、遮光や日除けにもなります。最近はフロントウィンドウ用もあるようです。ただ、その経験がないのでわからないですが、クルマによって合う合わないは、ありそう。どこまで汎用性に優れているか近々試してみたいですね。全部の窓をカーテンで覆ったら秘密基地みたいになります。

 カーテンついでに装着したいのは網戸です。車中泊したくなるような場所は虫が多いシチュエーションなので、網戸は相当役に立つでしょう。外の空気が気持ち良ければエアコン消して窓を開けて過ごしたくなります。これも経験がないのでよくわからないですが、汎用品はクルマの窓にかぶせて固定用テープで止めるだけらしいですね。もしその精度が高かったら、キャンパー必須アイテムになるに違いありません。でももし虫が飛び込んできたら最悪。耳元で虫の羽のブーンって音が聞こえたら、地獄です。子供の頃は自宅でもよくありましたけど。しんどかったー。

 なんて感じでますます便利グッズが増えている車中泊。三密を避けられますし、これからの季節いい時間が過ごせそうです。ステイホームの合間に気分転換にもグッドですよね。何度か行っていると、アイデア商品も開発できそうです。そんな目線で車中泊に行くのもまた楽しいかもしれません。

  • 防虫ネット

    カーメイト「LM37 防虫ネットVER.2 リアゲート用」(メーカー希望小売価格8171円)

  • LM31 目かくしカーテンLブラック

    カーメイト「LM31 目かくしカーテンLブラック」(メーカー希望小売価格3562円)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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